Friday, August 21, 2009

ぼくが8月18日に見た1枚の写真を君と共有しようと考えた理由

badlands_pacholka

新聞のなかに滑り込むかわりにインターネットに浸かるようにして世界を見るようになつてからだいぶたつ。画像や、映像や、動画もそのなかに含まれている。毎日1枚は今日のベスト写真なりを編集者時代の習慣みたいなもので選んでいるが、当然だけれどしばらくすると忘れてしまう。いつまでも覚えているわけにも行かない。たくさん見る写真のうちで当たり外れのないものが、毎日航空宇宙局(米国、NASA)が公開している「Astronomy Picture of the Day (今日の天文写真、略してAPOD)」だが、8月18日の1枚はこのブログで紹介する価値がある。上の写真がそれだけど、きっと小さすぎてなんだかわからないかもしれないが、写真をクリックするとオリジナルへ飛ぶようにしておいた。これ、ラコタの国の聖なる中心にあるバッドランド(サウスダコタ州)から上空の天の川を含む宇宙を撮影したもの。なぜここが世界の中心だとラコタの人たちが言うのかその理由がここには写しだされている。実は以前にも、このAPODで、ぼくがヴィジョンを見た場所そのままの写真が掲載されて腰を抜かすほど驚いたことがあったが、モノクロームの写真だったがゆえにそのときはぐっとこらえて紹介はしなかった。しかしバッドランドの宇宙の写真は、どうしても君にもみてもらいたいと考えた次第。

ラコタの人たちの間には、夜空の美しい星と結婚したいと考えた若い娘たちの話が残されている。彼らはこのような星の世界を毎日のように見ているがゆえに、星の世界と現実の世界を自由に往き来できるのかもしれない。

The Milky Way Over the Badlands [Astronomy Picture of the Day 2009 August 18 ]
Credit & Copyright: Wally Pacholka (AstroPics.com, TWAN)

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Monday, December 01, 2008

全天で最も明るい星たちの饗宴を見ましたか

2008年12月1日

ここ数日、夕方、日没直後の南西の空に、金星と木星と三日月(月齢4日)がたとえようもなく美しく輝いている光景が見れます。今日はよく晴れて夕焼けでしたからなおさらきれいでした。この3つの星たちの饗宴は、多少空の空気が汚れていたとしても、その明るさのゆえに世界中の空で見ることができます。なにしろこれら3つの星たちは、太陽をのぞけば全天で最も明るく輝く天体なのです。明日もきっと見れるはず。

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Sunday, September 23, 2007

Happy Equinox! よき秋分の日を!

The Autumn Equinox by Ellen Jackson本日、9月23日、日曜日の午後7時(19時)に、秋分が訪れる。今日はプエブロの人たちのような農耕の民にとっては、実際に1年の収穫を祝う踊りの日でもある。天空の方角で言えば「西」の時で、外に向かっていたエネルギーがこの日を境にして内側に向かいはじめる。あなたにとっても、象徴的にであれなんであれ、この半年にやってきた有形無形の努力にたいする収穫を祝い、感謝を捧げる日であってほしいと願う。天空を旅する太陽が夏の家から冬の家へと旅をする道の中間点に当たり、1年に2度しかない昼と夜の長さが等しくなる日で、バランスがとれる1日である。偉大なる曾祖父である太陽には、夜の支配する6ヶ月間の旅のはじめの最初の時であり、自然界のエネルギーのサイクルが変わることもあって、この時を自分の、家族のメディスン・ホイールへのチューニングのために過ごす人も多い。この半年育ててきたものを多くの人たちと分けあうときがはじまる。

秋分の日には、家族であるいは親しい人たちと「スリー・シスターズ(3姉妹)」と名づけられた「トウモロコシとカボチャと豆」の3つが入ったスープでも食べたい気分になります。そして自分がこの1年でなにを「収穫」したかをあらためて見つめなおすセレモニーを通して、自らの内側を検証することをはじめたいものではありませんか。自分は春になんの種を蒔いて、それをこの秋にどのように収穫できたのか。この日はそれを確かめる価値のある日。そして未来に向かってこの次はなんの種を蒔けばいいのか、考えるにふさわしい日。

願わくばこの日、あなたが豊穣の時を迎えていますように。

(図版は「秋分の日」という絵本の表紙。エレン・ジャクソン著、ジャン・デイビー・エリス画。 ぼくが知っているかぎり最も秋分の日が美しく描かれた絵本。日本語にはなっていないと思う。The Autumn Equinox: Celebrrating the Harvest by Ellen Jackson. Illustrated by Jan Davey Ellis. Millbrook Press, 2000, ISBN: 0-7613-1442-3

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Sunday, December 10, 2006

夜明け前の東の空に

sky watcher空を見る人の話では、明日から4日間、空が白みはじめた夜明け直前に、東の空近くで、水星火星木星の、太陽系のみっっの惑星が集まって会議を開くそうです。この3つの惑星たちが集まって見れるのはめったにあるものではありません。こういう日のために双眼鏡を用意しておいてほしかったな。ついでに記しておくと、同じ夜明け前の東の空には夏の星座のさそり座も頭を出しはじめている。星たちはすでにつぎの夏に向かって動きはじめているのですよ。太陽が冬の家に入り、そして夏の家に向かって旅をはじめる「冬至」まであとわずか。

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