ぼくが8月18日に見た1枚の写真を君と共有しようと考えた理由
新聞のなかに滑り込むかわりにインターネットに浸かるようにして世界を見るようになつてからだいぶたつ。画像や、映像や、動画もそのなかに含まれている。毎日1枚は今日のベスト写真なりを編集者時代の習慣みたいなもので選んでいるが、当然だけれどしばらくすると忘れてしまう。いつまでも覚えているわけにも行かない。たくさん見る写真のうちで当たり外れのないものが、毎日航空宇宙局(米国、NASA)が公開している「Astronomy Picture of the Day (今日の天文写真、略してAPOD)」だが、8月18日の1枚はこのブログで紹介する価値がある。上の写真がそれだけど、きっと小さすぎてなんだかわからないかもしれないが、写真をクリックするとオリジナルへ飛ぶようにしておいた。これ、ラコタの国の聖なる中心にあるバッドランド(サウスダコタ州)から上空の天の川を含む宇宙を撮影したもの。なぜここが世界の中心だとラコタの人たちが言うのかその理由がここには写しだされている。実は以前にも、このAPODで、ぼくがヴィジョンを見た場所そのままの写真が掲載されて腰を抜かすほど驚いたことがあったが、モノクロームの写真だったがゆえにそのときはぐっとこらえて紹介はしなかった。しかしバッドランドの宇宙の写真は、どうしても君にもみてもらいたいと考えた次第。
ラコタの人たちの間には、夜空の美しい星と結婚したいと考えた若い娘たちの話が残されている。彼らはこのような星の世界を毎日のように見ているがゆえに、星の世界と現実の世界を自由に往き来できるのかもしれない。
The Milky Way Over the Badlands [Astronomy Picture of the Day 2009 August 18 ]
Credit & Copyright: Wally Pacholka (AstroPics.com, TWAN)
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