Thursday, January 07, 2010

セドナを遠く離れたところで聖なるものを守護するための集い

アリゾナのセドナは、ホワイト・マインドにとって80年代以降スピリチュアル・キャピタリズムの都になってしまった。セドナではあらゆる聖なるものが売り物にされている。スピリットの声を聞くものはよほどのことがないかぎりそこには近づかない。今、ネイティブ・マインドの持ち主はセドナを遠く離れたところにいる。昨年「聖なるものを守る」として行われた International Indigenous Leadership Gathering (国際先住民指導者の集会)は、南米と北米のネイティブの指導者たち(コンドルたちとイーグルたち)を集めて、カナダはブリティッシュ・コロンビアのリルエット(Lillooet)というところで開催された。急激な変化に母なる地球がのみこまれているこの時に、何かが起ころうとしているときに、キャピタリズムと手をつながないネイティブの人たちはどのようなギャザリングをしたのかをご覧いただきたい。これはその一部始終を撮影したドキュメンタリーのトレイラーだ。この中にベア・ダンスがわずかながら撮影されている。リルエットでは今年の夏の夏至の日をはさんで5月末から7月を迎えるまでの約1ヶ月間、大きなギャザリングが予定されているので、準備をはじめなくては。


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Wednesday, November 25, 2009

見えないインディアン


全米各地のネイティブ国々の旗をずっと映していく動画。タイトルは「見えないインディアン」だが、内容は「われわれが見えないのはあなたが見ようとしていないからだ」「われわれが見えない理由はただひとつ、あなたがたが見ることを拒絶しているから」「われわれは見えないインディアンではない」と歌っている。アメリカという絨毯の下に隠されている幾つもの国の旗、あなたはいくつ知っているだろうか? ところで、日の丸の絨毯の下にはいくつの見えないインディアンの国があったのだろうか?

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Friday, October 23, 2009

ニール・ヤングの「ポカホンタス」に感じるネイティブへの思いをきみとわけあうために


  ポカホンタス

             歌 ニール・ヤング
             訳 北山耕平


  オーロラが輝き
  夜の空は凍てついて
  パドルが水を切る
  あわてて飛び乗った長い飛行
  白人の世界から緑の原野に帰る
  そこはいまだ見ることのない故郷

  われわれのティピで行われた惨殺
  切り倒された愛しい女性たち
  残された子どもたちは
  地面の上で泣いていた
  銃声がして、幌馬車がきて
  太陽が沈むと共に夜が訪れた

  バファローの皆殺し
  向かいの土手から斜め撃ち
  踏みつけにされたわが大地
  見るべきものはなにもない
  階段の上の小さな箱のなかには
  敷物(ラグ)とぼくのパイプだけ

  猟師にでもなっていれば
  生皮を何枚でもあげよう
  ポカホンタスと眠れるなら
  そして確かめてみたい
  緑の原野で迎える朝の気持ち
  いまだ見ることのない故郷の朝を

  そこにはマーロン・ブランドもいて
  ぼくたちはまるく火を囲み
  地面に座ってハリウッドの話をする
  お金で借りる良いもののこととか
  アストロドームのこととか
  最初のティピの話とか
  マーロン・ブランドと
  ポカホンタスと
  ぼくの
  三人で

*ポカホンタスは、ニール・ヤングと彼のバンドだったクレイジー・ホースが1979年に発表した「ラスト・ネヴァー・スリープス(Rust Never Sleeps)」に収められている。翻訳は、極力オリジナルのイメージを伝えたくて北山が初めからやり直した。ニール・ヤングの眼を通して見えるネイティブ・ピープルの世界をお楽しみください。英語の歌詞は続きにあります。

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Tuesday, August 25, 2009

ラコタの叡智の守り人 (YouTube Interview)



Lakota Wisdom Keepers

Lakota Wisdom Keepers(ラコタの叡智の守り人)はネイサン・チェイスィング・ホース、デイビッド・スワロー、ウォーレス・ブラック・エルクとの、ほぼ4世代にわたる智者たちとのインタヴューで構成されている。いずれもラコタのなかで大きな影響力を持つ智慧者ばかりである。基本的に英語なので、興味ある人はご覧ください。

Produced and Directed by Nick Halsey, Director of Photography Dave Westin, Editing by Steve Weiss, second editor Rafaela Castellanos

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Saturday, August 22, 2009

「スピリットをきれいに洗おう」とワレラはチェロキー語と英語で歌う


Wash Your Spirit Clean

(sung in Cherokee and English by Walela)

Give away the things you don't need
Let it all go and you'll soon see
And you'll wash your spirit clean

Wash your spirit clean

Go and pray upon a mountain
Go and pray beside the ocean
And you'll wash your spirit clean

Wash Your spirit clean

Be grateful for the struggle
Be thankful for the lessons
And you'll wash your spirit clean
And you'll wash your spirit clean


WALELA

スピリットをきれいに洗おう

歌 ワレラ ( Walela )

チェロキー語と英語で歌っているもので意味は以下に

必要のないものはあげてしまおう
どんどん手放していけばばわかる
そうやって自分のスビリットをきれいにしているのだと

スピリットをきれいに洗おう

山の頂に登り祈りをあげよう
海辺にたたずんで祈りをあげよう
そうすれば自分のスピリットがきれいになるだろう

スピリットをきれいに洗おう

あらそいごとはありがたく思おう
学びのすべてに感謝をしよう
そうすれば自分のスピリットがきれいになるだろう
そうすれば自分のスピリットがきれいになるだろう


*Wash Your Spirit Clean が収められているアルバム「WALELA」。ワレラとはチェロキー語で「ハチドリ」を意味する。1997年に Rita Coolidge と姉の Priscilla Coolidge そしてブリシラの娘の Laura Satterfield の3人で結成された。

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Monday, July 06, 2009

イヌイットの人たちに残されている世界で最も古い音楽の形態のひとつとされるもの


Nukariik- Inuit Throat Singing- Richmond Folk Festival 2008

ネイティブ・ジャパニーズとそう遠くないところにいるイヌイットの人たちが伝える「喉歌(のどうた)」を紹介したい。モンゴルのホーミーとも似ていて、歌とはいっても、どちらかといえば「詠唱(チャンティング)」にちかいもの。世界で最も古い音楽の形態のひとつであるそうだ。

Nukariik普通人は一度にひとつの音しか出せないと思われているけど、喉歌のシンガーたちは、一度に最低でもふたつ、時にはそれ以上の音を出すことができるという。息を吸うときとはくときの両方で喉を共鳴させる特別な技術があるらしい。唇と、舌と、顎と、口蓋と、喉頭だけの、体を微妙に使うことでユニークなハーモニーを奏でてみせる。

映像はケトラー姉妹(姉のカリンと妹のキャシー)が伝統的なイヌイットの喉歌を聞かせているもの。多くの場合赤ん坊の子守歌だったり、狩りに出た恋人の無事を祈る歌だったりする。立ったまま顔を見合わせて一緒に歌うことがあり、この時はどちらかが、または両者が笑い出したときに終わる。先に笑い出した方が負けというゲームでもある。

喉歌それ自体は、旧ロシアの周辺地域にかなり現在も残っているものが多い。一時すたれたけれども最近はイヌイットの若者たちの間ではかなり復活してきているという。最後の「あ・い・う」の歌というのが、記憶に残ります。

動画のタイトルになっている「ニュカリク(Nukariik)」はイヌイットの言葉で「姉妹」を意味する。ハイスクール時代から喉歌で頭角を現し、伝統的な歌い方を復活再生させる働きをしてきたケトラー姉妹は、現在プロとして活躍、カナダなどでステージパフォーマンスも多い。姉妹の歌は彼女たちのレコードを出しているキー・レコードの「ここ」でも聞くことができる。

arrowhead_smallKey Records

arrowhead_smallOfficial Nukariik Website

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Wednesday, May 27, 2009

あのときウーンデッドニーでなにが起こっていたのか? 1973年の71日間占拠の記録を見る

wounded-knee-73

PBSという放送局がアメリカにある。広告のない「公共放送」的なテレビ局で、さまざまな企業や財団から資金を集めて番組を製作している。このPBSが今年「われわれはとどまり続ける(WE SHALL REMAIN)」というネイティブ・アメリカンとアメリカを題材とした5部作の番組を放映した。第1部は「メイフラワー号の後で」第2部は「テクムシェのヴィジョン」第3部「涙の旅路」第4部「ジェロニモ」そして第5部「ウーンデッドニー´73」となっている。ぼくはこの5部作についてはさまざまな人から教えられて知ってはいたものの、今暮らしているところからではPBSが視聴できないのであきらめていたのだが、その第5部にあたる「ウーンデッドニー´73」の部分がPBSによってインターネットで、ノーカット80分のドキュメンタリーとして公開された。パインリッジのラコタインディアン居留地のなかのあのウーンデッドニーで、1973年に起こった占拠事件に端を発するインディアンとアメリカ合衆国政府との71日の戦いを記録したノンフィクションで、50年代、60年代のインディアン寄宿舎学校によるネイティブ文化の破壊とそれによって傷ついた人たち、そしてその傷から立ち直ろうとする若者たちの姿を映し出している。最近撮影された当事者のインタヴューもある。全米が固唾をのんで見守った事件。AIMの創設、インディアン文化の復興の背景にあったものを映画はパワフルに描いて興味が尽きない。もちろん日本語吹き替えや2カ国語放送などではなく、全部が英語のドキュメンタリーだが、今に伝わるネイティブ・アメリカンの文化が70年代にどんな状況からはじまったのかを知りたい人は必見だろう。30年近く若かった当時のデニス・バンクスらと出会うこともできる。(1時間19分25秒)

arrowhead_small Watch Full We Shall Remain : Episode 5 Wounded Knee

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Tuesday, December 09, 2008

地球の先住民たちよ、地球とともに生きる人たちよ、われわれはひとつ



We Are All One



Faces of Our People



Images of Our People

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Tuesday, December 02, 2008

自然のなかの白いヒトたち



Return of White

1994年に白いバッファローの女の赤ちゃんが誕生して「ミラクル」と名づけられた。それはラコタ一族に伝えられた予言の成就した瞬間だった。聖なる白いバッファローの帰還。まるでそのときを待っていたかのように以後立て続けに数多くの白いいのちたちがわれわれの前に姿をあらわすようになった。このヒトたちはいったい何なのだろうか? アルビノは目や鼻の先が赤いのが普通なのだから、このヒトたちはアルビノなのではない。創造主はいま、もう一度自分の庭の再創造をはじめたのか? というテーマでつくられた映像。大きな画面で見たいときは下のサイトへ。

arrowhead_small http://jp.youtube.com/watch?v=CrdDoSM9r2M

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Thursday, August 14, 2008

The Red Road - Lakotah Medicine Man Prophecy ( Part 1 - Part 4 )




The Red Road Part 1



The Red Road Part 2



The Red Road Part 3



The Red Road Part 4

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