Friday, September 25, 2009

白人の友だちとインディアンのだちの違い

白人の友だち: 食べ物をねだることはけしてしない。
インディアンのだち: なんで食べるものがないんだよという。

白人の友だち: きみの両親を「ミスター」と「ミセス」で呼ぶ。
インディアンのだち: きみの両親を「パパ」「ママ」と呼ぶ。

白人の友だち: 保釈金を払って留置場から出してくれた後、きみのやったことは悪いことだと説教する。
インディアンのだち: おそらくきみと一緒に同じ牢屋のなかに座っていて、こういう。「ドジッたけど、おもしろかったなぁ!」

白人の友だち: きみの泣くところを見たことがない。
インディアンのだち: 一緒に声をあげて泣いてくれる。

白人の友だち: きみの持ち物を借りたら数日後には返してくれる。
インディアンのだち: 貸したことをきみが忘れるぐらいいつまでも自分のものにしたまま。

白人の友だち: きみのことは少ししか知らない。
インディアンのだち: きみの話した言葉だけで本が1冊は作れる。

白人の友だち: 群衆のしていることにのまれてきみを置き去りに。
インディアンのだち: 群衆を蹴散らしたあげくきみは置き去りに。

白人の友だち: きみの部屋のドアをノックする。
インディアンのだち: いきなりは入ってきて「ただいま」という。

白人の友だち: つかの間のつきあい。
インディアンのだち: 一生のつきあい。

白人の友だち: きみの悪口を言う奴とくだらない話を交わす。
インディアンのだち: そんな奴は叩きのめす。

白人の友だち: いつもきみをどこかに連れて行こうとはやる気持ちを抑えきれない。
インディアンのだち:「そのままそのまま」「急がない急がない」「焦らなくても、いつかつくさ」が口癖。

白人の友だち: 祭りに参加しおすそ分けともてなしを受ける。
インディアンのだち: パーティが終わっても祭りのあいだじゅうずっと居つづける。

白人の友だち: このての書き込みを無視する。
インディアンのだち: さっそく他のすべてのインディアンの友だちに全部伝えようとする。


Native jokesインディアンは笑う』北山耕平編・構成。(おそらく)世界で初めてのネイティブ・アメリカン・ジョーク・コレクションの本。笑うことで世界をひっくり返す書。笑いの百連発! 当ブログから生まれた本。マーブルトロン発行 中央公論新社発売 ブックデザイン グルーヴィジョンズ。好評発売中

buy_at_amazon

| | Comments (2) | TrackBack (0)

Monday, September 14, 2009

アメリカン・インディアンが白人に言ってやりたいことのトップ10

数年前、これから紹介するジョークの元となるものが「初対面の白人にはとても言えない10のこと」としてあった。これは、本ブログで紹介した後、おそらく世界で初めてネイティブ・アメリカンのジョークを集大成した小生の本『インディアンは笑う』(マーブルトロン発行 中央公論新社発売 2007年)に収録されている。この本は、掛け値なくおもしろいよ。世界の見方が変わるジョークが満載されてる。で、この「とても白人には言えなかった10のこと」が「白人に言ってやりたい10のこと」としてパワーアップして、最近かえってきた。内容も少し変わっているので、最近のネイティブの人たちが白人をからかうために言いたくて仕方がない10のことを、今日は紹介しておく。時代の変化が、早い早い。

 白人に言ってやりたいこと トップ10

 1. あんたどのくらい白人の血が入ってるの?
 2. おいらにも少し白人がはいっているんだぜ、わかるだろ。
 3. あんたたちのやり方はボーイスカウトで勉強したさ。
 4. おいらの曾祖母は純血の白人のお姫さまだったよ。
 5. へんだな、あんまり白くないね?
 6. 電動カツラとショートパンツはどこにあるの?
 7. 幌馬車で暮らしてるのかい?
 8. スクエア・ダンスはなんでそう呼ばれるのかな?
 9. 川に浮かぶカジノ船をどう思う? 
    カジノはあなたたちの役に立ってる? それとも一時的な気休めかい?
10. ねえねえ、あんたの写真撮っていい?



Native jokesインディアンは笑う』北山耕平編・構成。(おそらく)世界で初めてのネイティブ・アメリカン・ジョーク・コレクションの本。笑うことで世界をひっくり返す書。笑いの百連発! 当ブログから生まれた本。マーブルトロン発行 中央公論新社発売 ブックデザイン グルーヴィジョンズ。好評発売中

buy_at_amazon

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Saturday, June 13, 2009

「いいわよ、個人的な質問でもなんでも聞いてちょうだい」という詩を紹介させてください

ダイアン・バーンズ(Diane Burns)という詩人がいる。いやいたというべきか。いや、詩人は言葉のなかに生き続けるから、いるでいいだろう。彼女は「ひとつ目玉のフォードに乗って(Riding the One-eyed Ford.)」という1981年に刊行された最初の詩集がギンズバークらに認められて世に出た。正直でユーモラスな作風にファンは多かった。ニューヨークのローワーイーストサイドを拠点に活躍するネイティブアメリカンの若い女性詩人として将来を期待されていたが、2006年に娘を一人残して病でスピリットの世界に旅だってしまった。享年50歳。1957年にチエマウェヴィ一族の父と、アニシナベ一族の母の間にカンザス州で生まれた。チエマウェヴィはアメリカ・インディアンのなかでは豊かな部族で、カリフォルニアのパームスプリングスという高級リゾート地は彼らの部族の土地に含まれている。とはいえネイティブの習慣に従って彼女は自らのつながりを母方のアニシナベの方に強く感じていた。彼女は聞かれるといつも自分はアニシナベだと応えていた。以下に紹介する「いいわよ、個人的な質問でもなんでも聞いてちょうだい」は彼女が一般のアメリカ市民からさまざまな質問をされてそれに日常の言葉で応えるというスタイルをとっている。読んでいくと、質問のやりとりが手にとるように想像できる。彼女はこの詩でインディアンという概念にあるステレオタイプを破壊しようとしたのだ。彼女の詩の正直さと面白さが少しでも伝わればと思う。もし伝わらなければそれはぼくの文才のなせるわざであり、スピリットの国にいる彼女に責任はありません。

Diane Burns

いいわよ、個人的な質問でもなんでも聞いてちょうだい

ダイアン・バーンズ(1957 ー 2006)

はじめまして
いえ、わたしは中国人ではありません
いえ、スパニッシュ系でもありません
いいえ、 わたしはアメリカン・インデ・・じゃなく
ネイティブ・アメリカンです

いえ、インド出身ではありません
いえ、アパッチでもありません
いえ、ナバホでもありません
いえ、スーでもありません
いいえ、わたしたちは絶滅などしていません
そうです、インディアンです

あらそう?
だからあなたの頬骨はそんなに高いわけ?
なるほどあなたのおばあさまのおばあさまが、へえ?
インディアンのお姫様だった、へえ?
そんなに髪の毛が長かったの?
いいからわたしにあてさせて
きっとチェロキーじゃない?

あらそう、インディアンの友だちがいる?
そんなに親しいの?

あらそう、あなたの恋人がインディアンなの?
そんなにしっかり結ばれてる?

あらそう、あなたにはインディアンの召使いがいるの?
そんなにたくさん?

はい、あなたがたがわたしたちにしたことは
それはそれはひどいものでした
謝ってくれるのは、それはそれでたいへん結構なことです
いいえ、あなたがどこで
ペヨーテを手に入れられるかは知りません
いいえ、あなたがどこで
ナバホの絨毯を格安で買えるかは知りません
いいえ、これはわたしが作ったものではありません
ブルーミングデールで買いました

ありがとう。わたしもあなたの髪型が好きですよ
いいえ知りません、シェールがほんとうにインディアンかどうかなんて
いいえ、今夜は雨を降らせたりはしません

はいはい、あっはーん、スピリチュアリティーね
あっはーん、ええ、スピリチュアリティー ええ、ええ
マザーアースが、ええ、ああ、ふーん、スピリチュアリティー

いいえ、わたしは弓は下手です
ええ、お酒を飲み過ぎる人はたくさんいます
なかにはじゅうぶん飲めない人もいます

別に無表情な顔をしているわけじゃありません
これがわたしの顔なんです

| | Comments (3) | TrackBack (0)

Wednesday, March 11, 2009

デイライト・セイビング・タイム

native clock「デイライト・セイビング・タイム」というのが今年もはじまった。三月の第2日曜日にはじまり、十一月の第1土曜日まで、それは続く。アメリカやヨーロッパでは、年に2回、ある日を境に一時間時間を早めたり遅くしたりする。そうやって空が明るい時間に仕事をするのが彼らの習慣になっているのだ。「デイライト・セイビング・タイム」は別名を「夏時間(サマータイム)」ともいう。

ラコタ共和国のチーフ・ファシリテイターであるラッセル・ミーンズおじさんがこんなジョークを話していた。なぜ「デイライト・セイビング・タイム」が必要なのかという説明をさんざん聞かされたあと、インディアンの爺さまがおもむろに口を開いた。

「毛布の上の部分を切り取り、その切り取った部分を同じ毛布の下に縫いつけただけで、毛布が長くなったと思い込むのは、白人ぐらいのものだな」

Ha! Ha! Ha!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Tuesday, January 20, 2009

ついにマヤの暦の謎が解明されたということでいいですかね :-)

mayan calendar

マヤ人A 「いったいなんで2012年で終ってるんだよ?」
マヤ人B 「続きを彫るスペースが石版になくなっちまったんだもの」

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Tuesday, December 23, 2008

北の平原でサンタを乗せたソリが襲撃されたという風のうわさ

santa_claus_hunt

クリスマスが中止になったというニュースをどこかで数日前に読んだ記憶がかすかにあるのだが、原因はこれかな? 下のコメントには「どうやらわしらのチーフは、赤い服を着た頭のおかしな人間を見つけて謝罪すべきと考えているらしいが、個人的な意見を言わせてもらえば、これほどたくさんのトナカイを追い詰めて一度に仕留めたことなどいまだかつてなかったことだ!」とある。どこか北の平原で、サンタの乗った九頭だてのトナカイの橇が襲われて、サンタは命からがら逃げおおせたものの、どうやら九頭のトナカイたちの毛皮が剥がれて、みんな食べられてしまったようなのだ。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Tuesday, December 02, 2008

インディアンはまぐわいの季節になると

森林地帯を3人組が歩いていた。ふたりはインディアンで、もうひとりがテネシーの田舎者だった。

あるとき突然、インディアンのひとりが、小さな山の中腹にできた洞穴を見つけ、穴の前まで一気に駈けのぼり、そこで穴に向かって大声を張りあげた。

「ウウウーッ! ウウウーッ! ウウウーッ!」

男は3回そうやって叫ぶと、暗い洞窟の穴にじっと耳を傾けた。やがて洞窟の闇の中から

「ウウウーッ! ウウウーッ! ウウウーッ!」

と声が聞こえたではないか。インディアンのその男はそれを聞くなり、着ていた服をむしり取って一目散に洞窟のなかに駆け込んでいった。

一部始終を見ていたテネシーの田舎者が、さらに歩みを続けながら、いったいなにが起こったのか理解できずに、もうひとりのインディアンにわけをたずねた。

「あのインディアンは気でもふれたのかね?」

そう聞かれてもうひとりのインディアンがこたえた。

「いいや。そうではない。まぐわいの季節には、インディアンの男は洞窟を見つけると、ああやって『ウウウーッ! ウウウーッ! ウウウーッ!』と3回洞穴の入口からなかに向かって叫ぶのがならわしなんだ。なかからあのように答が返ってくれば、穴の奥で美しい女性がわれわれ男が来るのを待っているということになる」

その話を聞き終えるのを待っていたかのように、ふたりの前にまた別の洞穴が姿をあらわした。2番目のインディアンの男がすかさず洞穴の前に駆け寄ると、穴のなかに向かって

「ウウウーッ! ウウウーッ! ウウウーッ!」

と声をかけた。するとまるで待っていたかのように洞窟の奥深くから返事が返ってきた。

「ウウウーッ! ウウウーッ! ウウウーッ!」

それを聞くなり2番目のインディアンも大慌てできていた服をむしり取ると、穴のなかに姿を消した。

ひとりぼっちになったテネシーの田舎者は森のなかで考えた。と、そのとき彼は目の片隅で3番目の洞窟をとらえた。今度はかなり大きな洞窟だった。あまりにも大きな洞窟に彼は驚愕し、目を丸くした。そして田舎者はこう考えた。

「しめしめ、やったぜ! この大きな洞穴を見て見ろよ。インディアンたちが見つけたのと、穴の大きさからしてちがうじゃないか。大柄で、むちむちのいかした女性がなかにいるにちがいない」

男は洞窟の前で仁王立ちになり力の限りの声で叫んだ。

「ウウウーッ! ウウウーッ! ウウウーッ!」

それからインディアンたちのようにしばらく耳を傾けた。

するとなかから返事が聞こえたのだ。


「ウウウウウウーーーーッ! 

 ウウウウウウーーーーッ! 

 ウウウウウウーーーーッ!」



男の目が輝いた。思わず笑みがこぼれ落ちた。男は脱兎のごとく穴のなかに駆け込んだ。走りながら上着を脱ぎ、パンツまで破り捨てたほどだった。

それから数日後、地元の新聞に次のような記事が出た。

「身元不明の裸の白人男性がトンネルのなかで汽車に牽かれる」


Native jokesインディアンは笑う』北山耕平編・構成。(おそらく)世界で初めてのネイティブ・アメリカン・ジョーク・コレクションの本。笑うことで世界をひっくり返す書。笑いの百連発! 当ブログから生まれた本。マーブルトロン発行 中央公論新社発売 ブックデザイン グルーヴィジョンズ。好評発売中

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Tuesday, September 16, 2008

ニューエイジの子守歌(New Age Lullaby )

とあるネイティブの人たちが多く参加しているフォーラムで、「ニューエイジの子守歌(New Age Lullaby )」という作者不詳の詩の書き込みを見つけたので、子守歌を手習いとしてざっと日本語にしてみた。ネイティブの人たちがニューエイジの人たちをどのように見ているのか、その一端をうかがえて興味深いかもしれない。

ニューエイジの子守歌

おやすみ、よい子よ、泣かないで
ママがクリスタルボール(水晶球)を買ってあげましょう

もしその水晶で未来が見えなければ
ママが魔法の棒を買ってあげましょう

もしその魔法の棒で運命が変わらなければ
ママが空中浮遊の仕方を教えてあましょう

もしアストラル体があなたを病気にするのなら
ママが妙なるお香を買ってあげましょう

もしパチューリの香りがたまらなければ
感覚遮断水槽装置などいかがでしょう

もしその水槽で骨が浮かないときには
ママが今度は高価な貴石を買ってあげましょう

もしその石たちでも心が安まらないときには
ママがあなたに出生占星図を買ってあげましょう

もし自分の星の位置がおかしかったなら
ママがあなたをボディワークにいかせましょう

もしそれでも自分のオーラを鍛えたければ
ママがあなたの過去生読解にお金を出しましょう

もしそれでも自分のやるべきことが見つからなければ
ママがあなたにピラミッドを買いましょう

もしそれでもあなたのチャクラにストレスがあるなら
ママがあなたをヴィジョン・クエストに行かせましょう

そしてもしパワーアニマル(守護動物)が姿を見せなければ
ごめんね、坊や、いいことそれがあなたのカルマなの

| | Comments (6) | TrackBack (0)

Friday, August 01, 2008

これがインディアンの母さん

ネイティブ・アメリカンの青年が興奮した様子で母親に電話をして、「愛している女性がいる。理想的なネイティブの女の子で、結婚をするつもりだ」と伝えた。

「あら、素晴らしいじゃないの。善は急げよ、その娘さんをできるだけ早くうちに連れてきなさいな」

母親はいかにも典型的な母親らしい性急さでたたみかけた。

「あわてないでよ、母さん」息子が笑いながら言った。「母さんが自分の息子のことをどれくらいわかっているかテストもかねて、彼女以外にもう二人別のおんなともだちを連れてくるから、どの人が本命の彼女かあててみてよ」

翌日、息子が三人の美しいネイティブの女性を母親の家に連れてきた。女性たちは並んで居間のカウチに腰をおろして、楽しく話をした。フライブレッドのこと、パウワウのこと、ビーズワークのこと、キルトワークのこと。とんとんと話は弾んで数時間が過ぎた。

あるときいきなり息子が口を開いた。

「それでは母さん、ぼくが結婚したい彼女はどの人か、あててください」

「いちばん右端に座っている娘さんね」

母親はたちどころに応えた。

「いやー、すごいな! どんぴしゃだよ、なんでわかっちゃったの、母さん?」

息子がたずねると母親がぴしゃりと、

「だってわたしの好みじゃないもの」


Native jokesインディアンは笑う』北山耕平編・構成。(おそらく)世界で初めてのネイティブ・アメリカン・ジョーク・コレクションの本。笑うことで世界をひっくり返す書。笑いの百連発! 当ブログから生まれた本。マーブルトロン発行 中央公論新社発売 ブックデザイン グルーヴィジョンズ。好評発売中

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Monday, July 21, 2008

ミタクェ・オヤシン

Turtle soup

ラコタの人たちはスウェットロッジなどさまざまな儀式が終わるときに、伝統的に「わたしにつながるものたちよ」という言葉を口々にとなえる。英語では「オール・マイ・リレーションズ」といい、ラコタ語では「ミタクェ・オヤシン」という。

1年前のクリスマスの時、あるラコタの年寄りが息子や娘や孫たちから電子レンジを一台贈られた。しかしその冬のあいだじゅう、爺さまはけしてそのレンジを使おうとはしなかった。年が明けて、少し寒さが緩んでくると、爺さまは亀のスープが飲みたくてたまらなくなったのだが、しかし捕まえた亀を殺してきれいにさばいたりするのを考えるだけで食欲も萎えた。

あるよく晴れた朝、表に散歩に出た爺さまは一匹の亀を見つけ、その亀を家に持ち帰った。

「うーん、亀のスープか、たまらんなぁ」と爺さまは独りごちた。「しかし、殺してさばくとなると、こりゃあ大ごとだ、どうしたものか・・」

そのとき爺さまの目があの電子レンジをとらえた。「そうだ!」爺さまの頭にひらめいたことがあった。爺さまは捕まえてきた亀を持ちあげるとそのまま電子レンジのなかにほうりこみ、タイマーを1時間にセットしてスイッチを押した。

25分に一度、爺さまはレンジの扉を少し開けてなかの亀の焼け具合を確認した。かっきり1時間たって、チンと音がしてレンジがとまった。「どれ、できたかな」と爺さまがレンジに近づいて、その扉を開きかけたとき、なかから亀がのっそりと現れ出て、こうつぶやいた。

「ミタクェ・オヤシン」「ミタクェ・オヤシン!」


Native jokesインディアンは笑う』北山耕平編・構成。(おそらく)世界で初めてのネイティブ・アメリカン・ジョーク・コレクションの本。笑うことで世界をひっくり返す書。笑いの百連発! 当ブログから生まれた本。マーブルトロン発行 中央公論新社発売 ブックデザイン グルーヴィジョンズ。好評発売中

| | Comments (1) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧