Tuesday, May 06, 2008

部族、あるいは国ごとに異なる5月の月の呼び名  (Revised)

Revised Tuesday, May 06, 2008


moonspirit「夜の太陽」と認識されている月——祖母である月(グランドマザー・ムーン)——の満ち欠け(ムーン・カウント)と、冬の到来のサイクル(ウインター・カウント)で、一年の長さを計ってきた亀の島(北米大陸)のネイティブ・ピープルの各部族やそれぞれの国が、今月の月(Moon)、北半球に春が訪れる月のことをなんと呼んでいるか、調べてみました。ネイティブの暦は月がほぼ28日のサイクルにしたがっていることから、それがひと月となり、これがために多くの部族では1年が13月あります。この場合、冬至の日から新年になる場合が多いのですが、これもきまっているわけではなく、部族によっては一年のはじまりがこの春だったり、夏の終わりだったりすることもあるし、二回の満月でひとつの月とする部族もあります。また戸外で活動のできない冬の月には名前がなくて、夏の間しか月の名前を持たない人たちもいます。天空の星たちを見つめることが生活の基本にあった人たちは、チェロキーのように、その日を知るために、金星の動きによる暦、太陽の動きによる暦、月の動きによる暦の3つのカレンダーを複雑にあわせて使ったりもしました。今月の月をそれぞれの部族や国は、自分たちの慣行や生活地域の地理的な特色にあわせて、以下のように名づけています。(現代生活を送っている人たちは1年が12月の暦を使っているのが普通で、13の月では混乱してしまうかもしれませんが、暦ではなくて毎日夜空を見あげて月を見ていると、時々ひとつきに2回満月が訪れることに気がつくはずです)

Tribe         Moon names


アパッチ       木々の葉が緑に変わる季節の月
アベナキ       畑をつくる人の月
アルゴンキン     女たちがトウモロコシ畑の草を摘む月
           花の月、ミルク月
アニシナベ(チペワ) 花が満開になる月
アシニボイン     のんびり過ごす月
アラパホ(北部)   ポニーのむく毛がはえかわる月
イヌイット      Tigmiyikvik
イリノイ       なにもしない月
ウィシラム      9番目の月(9月新年)
ウィネバゴ      トウモロコシ畑の草取りの月
ヌナミウット(極北) 川から氷の去る月 
オセージ       小さな花々がしおれる月
オト         耕して植えるための準備整う月
オマハ        小さな蛙の月(4月と同じ)
カイオワ       じきに暑くなる月、雁が北へわたる月
カラプヤ       カマス(草)の花開く月
クテナイ       深い水の月(4月と同じ)
クラマス       小指の月(8月新年。指で数える)、
           サッカー魚の乾しあがる月
クリー        蛙の月
クリー(13月)   蛙月、葉が芽を出す月
クリーク       桑の実の月(8月新年)
クリンギット     はらみ前の月
ケレサン       Shawiitsishe daawaatra
コマンチ(東部)   花の月
サン・ファン     葉が柔らかくなる月
シャイアン      馬たちが肥える月
ショウニー      カラスの月
ショショーニ(中部) 蕾月
ショショーニ(西部) 5番目月
ズニ         Yachun kwa'shi'amme
タオス        トウモロコシを植える月
チェロキー      植えつけの月
チェロキー(東部)  植えつけ月、それを穴のなかに置く月(1年13月)
ディネ(ナバホ)   大きな成長の月、大きな葉・イーグルの大きな羽の月
デラウエア      樹から樹液がしたたる月
テワ(プエブロ)   木々の葉が伸びはじめる月(2回の満月でひと月)
ナチェス       小さなトウモロコシの月
ニセナン       細かな種のはじける季節の月
ネスパース      コースのパンの月(コースは根を食べる植物)
北大平原諸部族    葉が顔を出す月、最後の雪嵐の月、
           大地の割れる月
ハワイィ       イキイキ(熱く乾いた季節のはじまりを告げる月)
ハイダ        サーモンベリー・バードの月(植物の名前)
ハイディ(アラスカ) 食料集め月
パッサマクォディ   ニシン月
ピマ         12月までは名前がない
フラットヘッド    苦い根を掘る月
ポタワトミ      イチゴの月(2回の満月でひと月)
ホピ         植えつけを待つ月(ハキトムヤ)
ポモ         種のはじける月
ポンカ        沼の水がよどむ月(2回の満月でひと月)
マイドゥ(平地)   種と魚と雁の月
マイドゥ(山間地)  仔鹿の月
モホーク       大きな葉の月
モスコーギー     桑の実月
ユーロク       コーツァウェツ(意味不明 12月新年)
ユマ         野いちごをつむ月、水量の多い月、食べものの少ない月
ユーチ        桑の実のはじける月
ラグナ        粘土混じりの土に植える月
ラコタ        ポニーの毛が落ちる月
           緑の葉の月

アイヌ        モウキタ・チュプ /静かな収穫の月

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Friday, March 21, 2008

部族、あるいは国ごとに異なる3月の月の呼び名  (Revised)

Revised Friday, March 21, 2008


moonspirit今夜は満月。「8,000 Drums」の日が訪れました。天気も回復に向かっています。満月は夕方にのぼってきて、明日の明け方に沈みます。

その明るさのゆえに「夜の太陽」と認識されている月——祖母である月(グランドマザー・ムーン)——の満ち欠け(ムーン・カウント)と、冬の到来のサイクル(ウインター・カウント)で、一年の長さを計ってきた亀の島(北米大陸)のネイティブ・ピープルの各部族やそれぞれの国が、今月の月(Moon)、冬と夏の境目の日の来る月の月のことをなんと呼んでいるか、調べてみました。

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Friday, April 01, 2005

ホピの国では4月になると

hopiraincloud4月のことをホピのひとは「キウィヤムヤ」と呼びます。ときおり沙漠を強い風が吹く月のことです。キウィヤムヤになるとホピの国でも本格的に農作業がはじまり、トウモロコシを主に、スイカ、豆、スカッシュなど植える畑を耕し、祝福と共に種を蒔きます。農作業はホピの人たちにとっては「大地との交わり」です。広場には「競走者」と呼ばれるカチーナが姿をあらわして、村の男性や子供たちに駆け比べを挑みます。強くて健康な身体を祝福するためです。アメリカ南西部の乾燥地帯には、時折降る雨で浸食されたものの、普段は枯れ川になっている小規模の険しい峡谷があちこちにあり、これを「アロヨ」と呼びますが、ホピの人たちは「男たちが駆け比べをするようになるとアロヨに水が流れてくる」といいます。競走者を先導するカチーナは「泥頭(マッドヘッド)」で、彼は毛布に褒美を包んだものを持っています。キウィヤムヤの駆け比べの間、豊かな実りをあらわす女性のカチーナムもふたり登場して、人体と地球は同じ構造になっているという生命観に基づいて、みんなのまえで「いのちの誕生」を象徴する「まぐわい」のいやらしい仕草をして、男たちや少年たちを駆け比べになんとか参加させようとします。ホピの「走る人」については過去記事の「偉大な走る人たち」(Monday, March 14, 2005)を参照のこと。

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