見ていると懐かしさもこみあげてくるファーストネーションズの人たちのドキュメンタリー
パシフィック・ノースウエストコーストのバンクーバーの沿岸にクワキウートル一族が住んでいる。現在では彼らは15の居留地に分けられている。ここに紹介するのは彼らが伝統的に行ってきたポトラッチという儀式を再生させる試みを記録したものだ。この儀式はカナダ政府によって禁止されて久しい。カヌーを扱う人たちで、1の方の後半に出てくる、鳥人間が乗ってカヌーで航海する光景を見るたびに、ぼくは日本列島に日本国が建国される以前の情景を想像する。きっとご覧になると、この人たちとわれわれの祖先はどこかでつながっていたと思うに違いない。
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Comments
ごぶさたしてます。
オラは沖縄の糸満に引っ越して1年半くらいになるのですが、朝早く起きて豆腐作りをしながら、夕方は1人乗りのアウトリガーカヌーを漕いでます。
北山さんのおっしゃるとおり、カヌーのシーンはなんかものすごいものが響いてきました。
南の海洋民族が黒潮に乗って、沖縄や日本列島にたどりついた時代を垣間見たような?この部族は、アウトリガーなしで、2列になってシングルブレードというパドルを使ってカヌーを漕いでいますが、これは、沖縄のサバニと同じスタイルです。
ポリネシアのアウトリガーカヌーは縦一列に並んで、6人乗りなら左右を3人ずつ、シングルブレードパドルで漕ぎます。このアウトリガーをハワイイ語で【アマ】と呼ぶのですが…
沖縄に最初に上陸したグループは「アマミク」で、奄美に最初に上陸したグループは「アマミ」で、日本列島に最初に上陸したグループは「アマテラス」と、【アマ】をグループの名前に持つ同族だったのでは?と、わけわからんことを考えながら、ヤハラヅカサ~久高島間や糸満の海を1人でせっせと漕いで遊んでます。
1人で沖へ出て帰ってくるのって、ものすごい勇気がいりますが、ものすごい次元上昇にもなります(笑)
海からの視点が、西宮に住んでいたころより、自分の中でしっかりとしたものになってきているような今日この頃です。
素敵な映像ありがとうございました~
PA'A Ka'iwi Solo 2008
http://jp.youtube.com/watch?v=O62K_rnAqzM&feature=related
Toshi
ONE LOVE☆
Posted by: Toshi | Monday, November 16, 2009 10:24 PM
基本的に北太平洋沿岸の人びとのカヌーはこの形ですね。この地域のオリジナルな人たちにとってカヌーは現代人にとっての車の代わりでどこに行くにもカヌーを使ったといいます。巡礼もカヌーで行きました。カヌーを漕ぐの「漕ぐ」は英語では「引っ張る」という言葉を使います。漕ぐことは「なにかを引っ張ること」なのかもしれない。そういえば
http://www.youtube.com/watch?v=pIdtIrns6po&feature=player_embedded
このYouTube の動画は、同名のドキュメンタリーのトレイラーですが、現代を生きるカナダのファーストネーションズの人たちが、同じエリアを管轄している警察官たちと力をあわせて6日間のカヌーによる巡礼を行っている記録です。こういうかたちでお互いを知り合えることは悪いことではないし、カヌーも生き生きして見えます。
Posted by: Kitayama Smiling Cloud Kohei | Tuesday, November 17, 2009 01:22 PM