インディアンとカウボーイとダライ・ラマ
なかなか可愛いと思いませんか。カウボーイハットをかぶり、右手にはネイティブの小さな国から贈呈されたふわふわの手袋をつけ、左手ではもう片方の手袋と、ネイティブのエルダーから贈られたイーグルの羽根を持っています。着ているものはいつもの緋色と明るい黄色のローブ。もちろんいつもダライ・ラマはこんな格好をしているのではなく、これは先週9月30日水曜日に法王がカナダのカルガリーを訪れたときの記念撮影の写真。かぶっているカウボーイハットは、まずネイティブの人たちからの贈り物をもらった後に、チベットの伝統にしたがって白いスカーフをカルガリー市の市長にあげたあと、次に市長から西洋の伝統にならって尊敬の証として返礼されたもの。カルガリー大学が主催した会議に出席するために2年ぶりにカナダを訪れたときの写真の一枚で、カルガリー市には初めて足を踏み入れたそうです。THE CANADIAN PRESS/Jeff McIntosh
Source : Dalai Lama sports cowboy hat in Calgary By THE CANADIAN PRESS
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Comments
「聖地チベット 〜ポタラ宮と天空の至宝〜」展に行こうと思っていた矢先の掲載,
ありがとうございました。
世界中の人々の静かで平和で自由のある生活を祈る日々です。
今日も新聞で、アフリカのブッシュマン(差別語でしたらすみません)が、
政府の「動物保護政策」などにより
狩猟生活から貨幣生活への移行を求められ、
保護区を追い出されたものの、なじめず保護区に戻り
狩猟を続けたため、違法だと逮捕されているという記事を読みました。
彼らの狩猟はそれほどに動物を脅かしているのでしょうか。
記事の写真に写っていたおじいさんの切なそうな顔が忘れられません。
Posted by: 白いうさぎ | Saturday, October 03, 2009 06:03 PM
はじめてコメントいたします。
snowlionと申します。
ネィティブアメリカンもチベットのことも大好きなので、こちらのサイトでたまにチベットについて触れて頂けると個人的にとてもうれしく思います。
そして法王事務所の声明文とリンク張ってくださって、本当にありがとうございます。
略奪した当時、めちゃめちゃに壊された仏様たちは、修復の際に顔の表情などが書き直されていたり、仏像の体にマジックのようなものでナンバーが記入されていたりするそうです。本当にひどくて、考えるとなんともいえない、もどかしい気持ちになります。
日本でも、チベットの現状について認識が深まるといいのですが、、
■展覧会関連のアクションをしている団体です。
ご参考に書かせていただきます↓
http://seichi-tibet.com/
http://tibet-artforum.com/
長々と失礼いたしました。
Posted by: snowlion | Sunday, October 04, 2009 01:47 AM