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Thursday, October 08, 2009

Long Time No See

shamanここのところいそがしくて落ち着いてブログの更新ができない。書きたいニュースはけっこうあるのに。たとえば、ホピの部族会議が環境グループ(シエラクラブ)にたいして自分たちの所にはもう来ないでくれと伝えたというニュースの裏側から見えるホビの今とか、ブラジルのアマゾンで生き延びてきたアクンツ一族が最長老を失って残りの部族構成人数が5人になってしまった話、今起こっている地球規模の危機の原因は資本主義といったモラレス・ボリビア大統領の最新の国連演説だとか、富士山の地下の深いところで地盤が東京ドーム8個分ほどもふくらんでいる話とか、今年のネイティブアメリカン音楽大賞が日本にも何度か来ているケビン・ロックにきまったとか、それぞれきちんと書けば面白い話なのだが、ぼくは今、今年の暮れに出す本のことと、直接多くの人たちに話をして回ることで手が一杯なのだ。本を巡る状況はあいかわらず良くない。こんな時に本を出すことに意味があるのかと思わなくもないけれど、それでも出す意味のある本はあると自分に言い続けている。たとえば『自然のレッスン』という本は、時代の荒波を越えて今もなお生き延びているように、なにがほんとうに大切なのかを伝える本は必要な人がこれからもいるのだろうと思うからだ。本というものにたいする意識そのものが大きくかわりつつあることは間違いない。今週末はひさしぶりに関西に行き、加古川の遺跡と神戸の風の家と言うところでお話をするし、月曜日には東京の早稲田大学で、煙草という神聖な薬草についての話をするので、この間書き込みは、定期ものだけで、他はほとんどできない。いずれの会場もわざわざ来てくれた人を拒絶することはないので、よければ顔を見に来て、話に耳を傾けてみてください。閑話休題。台風が通り抜けて、空で雲たちが芸をさまざまに見せてくれています。昔、浅井慎平さんという高名なカメラマンから「芸をする雲」の話を聞いたことがあって、「そうか、雲が芸をするのかぁ」と感心したことがあり、いつかこの言葉を使いたいと思っていました。ぼくは空の雲とさまざまに不思議な縁で結ばれていて、今では芸を見せる雲としてときおり「笑雲」を名のることがあります。:-)

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