サンダンス・チーフがホワイトハウスの前でレオナルド・ペルティエのためにオバマ大統領との面談を求めて断食に
ペルティエの仮釈放が認められなかったことを受けて、オクラホマのチョクトー国のサンダンス・チーフで、社会活動家でもあるベン・カーンズ(Ben Carnes)が、9月5日から12日まで、オバマ大統領との面談が実現されることを期待して一週間にわたる断食をワシントンDCのホワイトハウスの前で行うことを発表した。カーンズは「ペルティエの事件にはまだ答えられていない疑問がある。仮釈放委員会は、ペルティエが次回に委員会が開催される15年後の79歳まで生きられないと踏んで事実上の死刑を宣言したのだ。ペルティエは9月12日がつぎの誕生日で65歳を迎える。もう33年も刑務所に入れられているのだ」と話した。またカーンズは「選挙キャンペーンの間大統領は先住民の国々の人たちといくつも約束をしたはずだ。選挙の結果が出て以来、われわれはまず最初にレオナルド・ペルティエの件をやってくれと言い続けた。大統領がどれくらい本気なのかぜひ見せてもらいたい」とも語った。来たる9月11日に夜を徹しての集いが開かれ、12日間午前8時45分から断食に突入するという。
ベン・カーンズはゴーストダンスの復活を信ずるもののひとりで、かつて「祈りが強くほんものであるのなら、それがわれわれを守ってくれるだろう。そして世界に平和をもたらす道はそれしかない」とその思いを語ったことがある。
レオナルド・ペルティエ防衛援助委員会(The Leonard Peltier Defense Offense Committee)のサイトに今後の経過などが逐一報告されることになっている。
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