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Wednesday, May 27, 2009

あのときウーンデッドニーでなにが起こっていたのか? 1973年の71日間占拠の記録を見る

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PBSという放送局がアメリカにある。広告のない「公共放送」的なテレビ局で、さまざまな企業や財団から資金を集めて番組を製作している。このPBSが今年「われわれはとどまり続ける(WE SHALL REMAIN)」というネイティブ・アメリカンとアメリカを題材とした5部作の番組を放映した。第1部は「メイフラワー号の後で」第2部は「テクムシェのヴィジョン」第3部「涙の旅路」第4部「ジェロニモ」そして第5部「ウーンデッドニー´73」となっている。ぼくはこの5部作についてはさまざまな人から教えられて知ってはいたものの、今暮らしているところからではPBSが視聴できないのであきらめていたのだが、その第5部にあたる「ウーンデッドニー´73」の部分がPBSによってインターネットで、ノーカット80分のドキュメンタリーとして公開された。パインリッジのラコタインディアン居留地のなかのあのウーンデッドニーで、1973年に起こった占拠事件に端を発するインディアンとアメリカ合衆国政府との71日の戦いを記録したノンフィクションで、50年代、60年代のインディアン寄宿舎学校によるネイティブ文化の破壊とそれによって傷ついた人たち、そしてその傷から立ち直ろうとする若者たちの姿を映し出している。最近撮影された当事者のインタヴューもある。全米が固唾をのんで見守った事件。AIMの創設、インディアン文化の復興の背景にあったものを映画はパワフルに描いて興味が尽きない。もちろん日本語吹き替えや2カ国語放送などではなく、全部が英語のドキュメンタリーだが、今に伝わるネイティブ・アメリカンの文化が70年代にどんな状況からはじまったのかを知りたい人は必見だろう。30年近く若かった当時のデニス・バンクスらと出会うこともできる。(1時間19分25秒)

arrowhead_small Watch Full We Shall Remain : Episode 5 Wounded Knee

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Comments

デニス=バンクスはビジネスで成功した人物かと思っていたら、インディアンムーブメントにもかかわってきたのですね。
ビジネス関係では原宿にもレストランがあり、また、デニスバンクスナチュラルフーズという商標のメープルシロップをつい最近目にしました。

ご存知かと思いますが、一週間ほど前にアリゾナ州フェニックスで心臓発作で倒れたそうです。

Posted by: 紋田菜 | Friday, May 29, 2009 at 10:23 PM

紋田菜さま

デニスが倒れたことは複数の人から聞きました。セージを焚いて祈りをあげるぐらいしかできないのが悔しくはあるのですが。ぼくなんかは彼がインディアンムーブメントそのものの人間として長く受けとめていたので、ナチュラルフーズビジネスとは考えたものだなとここ10年ぐらいは感じ入っていました。昔、明治学院大学の戸塚校で一緒に話に参加したことがあります。元気になってほしいと思います。

Posted by: Kitayama "Smiling Cloud" Kohei | Friday, May 29, 2009 at 10:34 PM

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