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Friday, May 29, 2009

ネイティブ・ピープルのものの見方と考え方・入門編という講座を行います

Last Modified Thursday, June 25, 2009

「自然の教科書」「聖なる言の葉」「月に映すあなたの一日(インディアンのことわざ366)」「インディアンは笑う」などをこれまで刊行してくれているマーブルトロンの後援を得て、東京の高円寺にある『SALON by marbletron』でネイティブ・ピープルの知恵や考え方を学ぶための講座を、6月から9月まで月一度の予定で4回連続で行います。ネイティブ・ピープルの考え方の基本となるものを、「自然の教科書」「聖なる言の葉」の2冊の教科書を読みながら、もう一度学びなおすためのきっかけとしてもらうためのものです。ただし勉強はみんな苦手だろうから、テキストを使う講座は1時間、その後1時間から2時間ほどは、質疑応答や、その時節に応じた雑談やトークを予定しています。詳細と予約申込は以下のサイトをご覧ください。会場の都合で人数の制限があります。

Update | 10:33 p.m. 2009/06/25 急な話ですが、キャンセルが出たため数名当日受付が可能になりました。参加希望の方は当日必ず電話で予約をして受けつけられたらご来場ください。予約受付電話は「03-5377-1300」です。

reddot ネイティブ・ピープルのものの見方と考え方・入門編 講座のあらましと予約受付

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Walk in balance and beauty (印象に残っているネイティブ・アメリカンの祈りの言葉)

Toki 2009.4.12

聖なるものを讃えよ。

地球を讃えよ

われわれの母なる地球を。

エルダーたちを讃えよ。

共にこの地球を分けあう

すべてのものたちを讃えよ

四本の脚を持つものたちを

二本の脚を持つものたちを

翼を持つものたちを

水のなかを泳ぐものたちを

地を這うものたちを

根を持つものたちを

岩のなかにおられる人たちを。

バランスをとりつつ

美のなかを歩け。



*写真は佐渡自然保護官事務所放鳥トキ情報より。日本列島でもう一度ネイティブになれるか実験をされているニッポニア・ニッポン(とき)

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Wednesday, May 27, 2009

あのときウーンデッドニーでなにが起こっていたのか? 1973年の71日間占拠の記録を見る

wounded-knee-73

PBSという放送局がアメリカにある。広告のない「公共放送」的なテレビ局で、さまざまな企業や財団から資金を集めて番組を製作している。このPBSが今年「われわれはとどまり続ける(WE SHALL REMAIN)」というネイティブ・アメリカンとアメリカを題材とした5部作の番組を放映した。第1部は「メイフラワー号の後で」第2部は「テクムシェのヴィジョン」第3部「涙の旅路」第4部「ジェロニモ」そして第5部「ウーンデッドニー´73」となっている。ぼくはこの5部作についてはさまざまな人から教えられて知ってはいたものの、今暮らしているところからではPBSが視聴できないのであきらめていたのだが、その第5部にあたる「ウーンデッドニー´73」の部分がPBSによってインターネットで、ノーカット80分のドキュメンタリーとして公開された。パインリッジのラコタインディアン居留地のなかのあのウーンデッドニーで、1973年に起こった占拠事件に端を発するインディアンとアメリカ合衆国政府との71日の戦いを記録したノンフィクションで、50年代、60年代のインディアン寄宿舎学校によるネイティブ文化の破壊とそれによって傷ついた人たち、そしてその傷から立ち直ろうとする若者たちの姿を映し出している。最近撮影された当事者のインタヴューもある。全米が固唾をのんで見守った事件。AIMの創設、インディアン文化の復興の背景にあったものを映画はパワフルに描いて興味が尽きない。もちろん日本語吹き替えや2カ国語放送などではなく、全部が英語のドキュメンタリーだが、今に伝わるネイティブ・アメリカンの文化が70年代にどんな状況からはじまったのかを知りたい人は必見だろう。30年近く若かった当時のデニス・バンクスらと出会うこともできる。(1時間19分25秒)

arrowhead_small Watch Full We Shall Remain : Episode 5 Wounded Knee

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焚き火を見ながら話と歌に耳を傾ける初夏の夕べの案内 琵琶湖

Revised Friday, May 29, 2009


peacefulcamp2009biwako
北山耕平メディスントークと Bobin&Kohei のアコースティックライブの一夜


2009年6月 6日−7日

湖のほとりで、火を囲み、星空の下で・・・

主催 NPO法人 タッチインピース

6日
 3時半開場 
 4時〜北山耕平 ワークショップ “風をひらく”
 6時 夕食(おいしくて正しい食事!)
 7時 北山耕平 メディスントーク 1部
 8時—9時 Kohei+Bobinによるライブ
 9時—10時 メディスントーク 2部

7日
 7時 モーニングヨガ 自由参加・無料
 8時 朝食 (ゴパンさんの天然酵母パンとオーガニックコーヒー)

一旦解散

 9時15分—10時30分  ツリーイング 1部
 10時45分—12時     ツリーイング 2部

参加費  9000円(2食付) 雨天決行 

     宿泊費 テント持参の方は無料
     民宿(別途3000〜4000円)を手配する事も可能です。
     ご希望の方はお早めにお知らせ下さい。

     ツリーイング+ 4000円

*お子さんの参加も基本的にウエルカムですが、静かに行うワークショップもある為、事前にご相談下さい。

持ち物:テント、寝袋、マイカップ。夜は少し冷えるかもしれませんので、ブランケットなど余分にご用意いただくといいかもしれません。お箸や、タオルなど

*ゴミは各自お持ち帰り下さい。

Bobin プロフィール
ヒマラヤの国、ネパールのカトマンズに生まれ、現在、日本を中心とし、勢力的に音楽活動中。ヒマラヤの精神風土と民族楽器をロック、レゲエ、ファンク、などと混ぜたバンド、「bobin and the mantra」は、『音のマンダラ』として多方面から高い評価を得ている。
http://slowburning.seesaa.net/

上田 耕平 プロフィール
徳島生まれ、南伊豆在住の音楽家。Horse、tengusa、YoLeYoLeの一員として、Fuji Rock 07' 08'、白山虹の祭り、山水人、などのお祭りや、Cafe、居酒屋、神社、海など、いたるところで演奏。様々なアーティストと出会いセッションしながら、旅と音楽を続けている。
http://www.kotangecomusic.com

詳細 pfeil7x7 Peaceful camp 2009@琵琶湖

お問い合わせ・申し込みurara@touchinpeace.org

連絡先 080-3038-5514
(つながりにくいかもしれません!なるべく上記のメールでご連絡下さい)

場所:高島市新旭水鳥観察センター
〒520-1531滋賀県高島市新旭町饗庭1600-1
電話・ファックス   0740-25-5803
HP http://okubiwako.net/mizudori/

line of animals

*琵琶湖は母なる日本列島の子宮といわれています。6月の上旬にその琵琶湖湖畔で「風をひらく」のワークショップとメディスントークの場を持てることになりました。久しぶりに夜遅くまで話すことができます。50名ほどを対象にしていますが、すでに40人程度の申込があるそうですので、ご予約は早めに。

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Tuesday, May 26, 2009

エゾの国の地図



Imagename

国連が立ちあげ、各国の相互理解を目的として加盟各国の大きな図書館が協力する「ワールド・デジタル図書館(World Digital Library)」がネットで公開されている。これは「東アジア」の欄の一番最初で公開されている1854年に江戸の日本で刊行された「エゾ・サハリン・クリルの地図」の北海道の部分を切り抜いたもの。地図はもっと広くカムチャッカの一部まではいっている。19世紀半ばの、まだ完全には日本という国に組み込まれる以前の現在の北海道のすがたが、なんとなく想像できる。津軽と蝦夷を結ぶ船のルートの多さは、蝦夷の大地がブームタウンになりつつあることを想像させます。

追記(2009/05/30) 地図はもともとは「エゾの土地が閉じられたところの全図」というような意味らしい。日本国というより当時の江戸幕府は未開発の土地として現在の北海道、サハリン、千島列島、カムチャッカまでを見ていた。北海道は「口蝦夷」「西蝦夷」「東蝦夷」に分けられている。「口蝦夷」とは「入口」の意味だろう。蝦夷地への入口の土地だ。アイヌの人たちにとっては、習俗、風習、信仰、様式の異なるたくさんの人たちがここから流れこみはじめて、始まりも終わりもない世界からの文化的破壊と涙の旅路がはじまっていた。

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Monday, May 25, 2009

地球という惑星を救うためになにをしなくてはいけないか

Last Modified Wednesday, June 17, 2009


newsviva Evo Morales4月22日を「国際母なる地球の日」にしようと国連が認めたことを受けて、先住民として初の国家主席となったボリビアのエボ・モラレス大統領は同日ニューヨークで特別記者会見を開いた。モラレス大統領はそこで「21世紀を環境破壊と気候変動を止めるための世紀」にしようと訴えた。理由は「われわれはこの惑星を絞め殺そうとしており、それはとりもなおさずわれわれは自分自身の首を絞めていることなのだ」からと。

記者会見におけるエボ・モラレスの言葉のいくつかを以下にまとめておく。

「われわれはこの惑星を所有しているのではなく、むしろわれわれもまたこの惑星の一部なのだ」

「誰にも母なる地球を商品にすることなどできない」

「気候変動はすべての人類にとてつもなく偉大な選択を迫っている。資本主義の道をこのまま選んで死ぬか、自然と調和する道を選択してすべてのいのちを敬う方向に進むか」

「資本主義の手の中にあっては、あらゆるものが商品となってしまう。水も、土も、人間の遺伝子も、先祖伝来の文化も、正義も、倫理も、死も・・・生そのものまでもが」

「資本主義が気象変動の問題を解決できないのは、資本主義のなかにあってはほとんどすべてのありとあらゆるものが売り買いの対象にされてしまうからだ。気候変動ですらすでにビジネスにされてしまっている」

「地球という惑星を救い、いのちを救い、人類を救うためには、なんとしても資本主義に終止符をうたなくてはならない」

モラレス大統領は破壊的な資本主義のオルタナティブとして21世紀のために「共同体的社会主義」を提唱する。そこでは資本主義の「より良い生活(“living better”)」という発想ではなく、「健全な生活(“living well”)」を共同体的社会主義のゴールとしている。


Source : To save planet, end capitalism, Morales says

*ソースにした記事の全文の翻訳が「今日、考えたこと」さんのブログで読めます。

**またソースにした記事の全文が、日本語になってつぎのサイトで掲載されていると当記事のコメントで tu-taさんより教えてもらった。(6月17日水曜日)

モラレス大統領「地球を救うには、資本主義を終わらせよ」サイモン・バトラー

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Friday, May 22, 2009

アイダホ州の草原で150年ぶりに誕生した純粋のバファローの子ども

The first calf born at Broken Kettle Grasslands Preserve

北米大陸のバイソン(バファロー)はもともと部族で大陸の上を移動していた。部族は当然さまざまに混血して行くことになったが、そのほとんどがいわゆる「牛」との混血部族で、これまでフルブラッドのバファロー部族といえばたったの2集団しか知られていなかった。ひとつはサウスダコタのウインドケーブ国立公園(Write Wind Cave National Park)にいる部族と、もうひとつはアイダホ、モンタナ、ワイオミングにまたがるイエローストーン国立公園にいる部族だ。そして今回、アイオワのブロークンケトル・グラスランド保護区(Broken Kettle Grasslands Preserve)で、昨年にサウスダコタから移動させられてきた28頭の部族のなかに、今回アイダホ州の草原においては150年ぶりに牛の血の混ざっていないフルブラッドの−−遺伝子の上からも牛の遺伝子がまったくはいっていない−−バファローが誕生したことがわかった。

追記 大平原においては最も偉大で神聖な存在であるバファローの側から見るとバファロー・ネーションに新しいフルブラッドの誕生はとてもうれしいことであるだろう。HO!

Source : The Nature Conservancy in Iowa - Iowa: Bison Calf Born at Broken Kettle Preserve

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Thursday, May 21, 2009

アメリカの先住民であるイロコイの人たちに伝えられた「大人になるときに聞かされる話」を聞く会が6月1日におこなわれます

古屋和子さんとのなかかつみさんのユニットによるストーリーテリング公演

ア シ ハ ヤ

お話 古屋和子
バッファロードラム のなかかずみ

●仲間たちから笑い者にされていたアシハヤと呼ばれる少年が、行方不明になった人たちを捜して旅立ち、さまざまな困難に立ち向かいながら目的を果たし、成長して帰ってくる物語。イロコイ(ホーデノショーニ)の民話。

日時 6月1日 月曜日
   16時50分から18時20分

 入場無料

場所 法政大学(東京都千代田区富士見2−17−1)
   市ヶ谷キャンパス 573教室
   55年館 5階
   アクセス地図

問い合わせ先 090−4399−5376 (古川先生)

法政大学 古川博資先生 特別授業 
授業の一環としておこなわれるものですが、古川先生は公開授業として、すべての人たちに公開してくださいます。中学生、高校生から楽しめます。時間がある人はぜひ聴きにいってみてください。

ashihayaこの『アシハヤ』の物語は、ぼくが興味を持って探し回ったいわゆる「大人になるときに聞かされる物語」のひとつです。大人になるという感覚は、当然ですが部族や国によって微妙に違っていますが、はっきりしているのは年齢では判断できないということでしょう。大人になるためには、伝統的に学ばなくてはならないことがあるのです。それを学ばなければ、いくつになったところでほんとうは大人ではないわけ。ビイング・ネット・プレスという小さな出版社が刊行してくれた4冊の大人になるときに聞かされる物語の本(『アシハヤ』はその第1冊目)はぼくが物語を見つけて、再話をおこない、ネイティブアメリカンの文化に影響を受けたアーティスト/イラストレイターの菊地慶矩氏(ムーンクロウスタジオ)が装幀とイラストレーションを担ってくれたきれいな本です。大人とはなにかと悩んだときに手にしてください。悩んでいる人にプレゼントしてもらってもいい。でもネイティブの人たちのお話は本来耳から聞くべきものなので、直接ストーリーテリングとして楽しめるこのチャンスを逃さないようにしてください。『アシハヤ』をお話として耳で聞ける機会なんてそうあるものではありません。この機会を作っていただけたことを感謝します。


再録 アシハヤの本のまえがきの言葉から 北山耕平


誰にでも大人になる時が訪れます。生まれ育った家を離れ、両親の加護を離れて、自分がひとりの人間として生きていけることを、成長していけることを、自分の力で証明してみせる時が訪れるはずです。おそらくこれは年齢とはあまり関係がありません。十代でその時を迎える人もいるし、二十代で迎える人もいるでしょう。けっきょく大人になることをミスしたまま歳を重ねることだって、あらゆる儀式が価値を喪失した現代では珍しいことではありません。大人になれなかった大人たちがたくさんいることも事実です。世界の文化のなかには、いまでも若者が大人になるための通過儀礼を持っているところがあります。それは新しく大人になる人間に、大人になるとはどういうことなのか、大人の役割とはなんなのかを教える儀式です。私は「日本人」が「アメリカ先住民」と民俗学的に近い位置にあることを肌で確認して以来、長い間、北アメリカ大陸の先住民の間に残っていたそうした儀式に興味を持って調べてきました。代表的なものにラコタ族(スー族)に残されているヴィジョン・クエストがあります。山の頂でひとりぼっちで、飲まず食わずで4日4晩を過ごす儀式ですが、同様のシンボリックな通過儀礼が他の部族でもさまざまに姿を変えて伝承されています。そして大人の世界に足を踏み入れる儀式において、その儀式の意味を伝える教育的な働きをするものが、メディスン・ストーリーとかティーチング・ストーリーと言われる「お話」でした。お話は、なにも娯楽のためだけあるのではありません。本当に大切なことを伝えるために物語りは人間の歴史を通じて使われてきました。そこで私は、ネイティブ・アメリカンに伝えられてきた「大人になる時の教えの話」「大人になるための教えの話」を、できるだけたくさんの日本列島に生を受けた若者たちと共有したいものだ、と考えました。なぜなら、日本人はルーツを喪失した「インディアン」であって、なおかつ日本では大人になるための儀式も物語もまったく残されていないからです。文字に印された歴史がはじまって・・・・人間としての成長を疎外する便利なシステムが完成して・・・・あまりに長い年月が経ってしまったために、人びとの間に残されていたそうした教えのある物語は記憶の彼方に消されてしまったようです。私はこのシリーズを、日本人としてではなく、地球のうえに生きるひとりの人間として、自分を知りたいと思い、大人になることはどういうことかを考えはじめた君に、贈ります。


arrowhead_small グッド・メディスン・ブック シリーズ その第1巻
ビイング・ネット・プレス刊行

北山耕平再話 菊地慶矩作画
定価1155円(税込み)
ページ数 52P
判 型 四六版

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Wednesday, May 20, 2009

Hawai'i Book of Days 5/20 - 5/31

Hawai'i Book of Days
© 1991, 2002 by Debra F. Sanders
( Japanese translation by Kohei Kitayama)


メイ/メイ
皐月(さつき)/イキイキ

五月は十月まで続くカウの季節の最初の月
にあたります。「カウ」とは「暑くて乾い
ている」を意味します。カ・フイフイと古
代ハワイ人が名づけたプレアデス星団が夜
明けの空にのぼります。プレアデスはまた
マカリ・イの——小さくまとまっている—
星たちとしても知られます。(訳者補遺 
ネイティブ・ハワイアンは一年をふたつの
シーズンに分けて認識していました。その
ひとつがこの「カウ」です。カウ・シーズ
ンは実り多い期間で、直射日光も強く、気
候は暖かくて、貿易風も安定しています)


20日

島は空を出迎えるべく海洋底から立ちあがる!

21日

風と雨はひとつになっていのちを創造する。

22日

いのちはいつでも新しい可能性を見せてくれる。

23日

土地の豊饒(ほうじょう)は心ゆくまで堪能するもの。

24日

星にしたがって道をたどれば
およそ迷うことはない。

25日

風は地球をぐるりと一巡りして
はじまりの場所に戻ってくる。

26日

海に映える満月がいにしえの魔法の夜を織(お)りなして。

27日

親切からの行為は
いかなるものであれ
報酬(ほうしゅう)を得てはなりません。

28日

以前にもこの土地を歩いたことがある。
あれは子供のころの自由な夢のなかのこと。

29日

今日の思い出が明日には大切なものに。

30日

われわれはみな人生という大海原(おおうなばら)の航海者。

31日

最小の貝殻のなかにさへ
永遠のサイクルが刻まれている。


日々是布哇著者デブラ・サンダースさんの許可を得て、『日々是布哇(ひびこれハワイ)』(太田出版刊)から一週間分ずつ本文のみを掲載しています。原則として毎週月曜日に入れ替わり、過去記事としては残らず、コメントやトラックバックもつけられません。単行本について知りたいとき、コメントなどをつけたいときは「ハワイィはどこにあるのだろう?」の記事まで。まとめてお読みになりたいとき、全部をそばに置いておきたいときには、『日々是布哇』(太田出版刊)をご購入ください。どこにでも持ち運べる単行本では長崎訓子(Kuniko Nagasaki)さんの素敵な日替わりイラストが日々楽しめます。ブログ版「日々是布哇」次回は6月1日(月曜日)に(忘れなければ)更新します。なお大切なお知らせが次の記事にあります。arrowHawai'i Book of Days を毎週楽しみにしてくれている君へ」 追記 現在『日々是布哇』(太田出版刊)は売り切れ状態ですが、ある程度まとまれば復刊が可能になりました。ご希望の方は復刊ドットコムに「日々是布哇」のリクエストの場ができましたので、ぜひ一票入れてください。

** 今週の更新を昼寝をしていたために忘れていました。2日間分抜けましたが、おゆるしください。

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Saturday, May 16, 2009

18日にプルサーマルとよばれる核燃料を積んだ船が日本に着くとニュースが伝えた

プルトニウムを一般の原子力発電所で燃やす「プルサーマル」の国内で初めての実施に向けて、フランスで製造された核燃料を積んだ輸送船が、今月18日にも日本の港に到着する。輸送船は、静岡、佐賀、愛媛の順に寄港して核燃料を配給していき、これによって今後日本で本格的なプルトニウム利用が始まることになるとNHKが伝えている。

核燃料を積んだ輸送船は、ことし3月にフランスの港を出港し、武装した2隻で互いに護衛しながら南太平洋を通るルートを日本に向けて航行していたもので、関係者によりますと、今月18日にも日本に到着することがわかりました。今回輸送された核燃料は、中部電力・浜岡原発と九州電力・玄海原発、それに四国電力・伊方原発の3つの原子力発電所で使われることになっていて、まず浜岡原発のある静岡県内の港に寄港し、その後、佐賀、愛媛の順に回るということです。
今後準備が順調に進めば九州電力の玄海原発3号機で11月からプルサーマルが始まる予定で、日本で本格的なプルトニウム利用が始まることになります。

Source : プルサーマル 核燃料到着へNHKニュース 05月16日 06時07分更新

ぜひお読みください

最大の敵と戦おう

スピリチュアルな生き方と最大の敵

ひとつの水、ひとつの空気、ひとつの地球

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Friday, May 15, 2009

むかしむかし
あるところに
ひとりの怒りん坊の
少年がいました。

少年の父親は
釘の詰まった袋を
一袋少年に与えて
こういいました。

これからはいつでも
腹が立ったと思ったら
裏の壁のところに行き
トンカチで釘を打ちなさい。

最初の日
少年は三十七本の釘を
壁に打ち込みました。

それから数週間も
しないうちに
少年は怒りの
コントロールの仕方を
まなびました。

するとそれにつれて
怒りと共に打ち込む
釘の数も
毎日少しずつ
減っていったのです。

壁に釘を打ち込むより
気を静めることの方が
ずっと簡単なことに
少年は気がつきました。

そしてとうとう
その日がきました。
怒らなくなっている自分を
少年は発見したのです。

少年が父親に
そのことを話すと
父親は少年に
怒らない日には
毎日一本ずつ壁の釘を
抜くようにしてはどうかと
すすめました。

そうやって何日もが過ぎ
若者が父親に、壁の釘が
一本もなくなったことを
伝える日がやってきました。

父親は息子の手を取り
その壁のところに行きました。
そして言いました。

「息子よ、よくやりとげた。
だがよくごらん
壁にはたくさんのの穴が開いたままだ。
この壁は元通りになることはない。
怒りにまかせてなにかを口にすれば
その言葉はこの穴のような傷を
必ず残すことになるだろう。
ナイフで人を刺すことはできるし
そのナイフを抜き取ることもできる。
しかしあとで何回あやまったとしても
傷はけして消え去ることはない。
言葉による傷は
刃物による傷とかわらないのだから」


60年近く生きてきたぼくにいえるのは友だちというのは宝石だということ。それはめったなことでは手に入らない貴重で大切な宝石なのだ。真の友だちはあなたを喜ばせ笑わせ、元気づけて、良い人生をもたらしてくれる。友だちはあなたの話に耳を傾け喜びの言葉をわけあい、いつでも心を開いてくれるもの。友だちがいるのなら、そのことは自慢してもいい。

友よ、

えーと

もしぼくがあなたの壁に穴をあけたならどうかお許しください。

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東京自由大学で16日(土曜)に「生命の輪」についての講義をします

創立されて10年になるNPO法人東京自由大学(学長:海野和三郎=東京大学名誉教授・天文学者・86歳、理事長・鎌田東二)で5月16日土曜日に講座を開かせてもらえることになりました。東京自由大学は自由な学問研究と芸術創造と霊性的自覚を三本柱に、地域教育・社会教育活動に取組んできた学びの場です。会員制ですが、会員でなくてもカリキュラムは受講することができます。ただし受講には予約が必要です。満席になると参加をおことわりすることがあります。

Circle of Life

テーマ 「いのちの輪(サークル・オブ・ライフ)」
       神話的知と7世代先の未来をつなぐもの

すべてのネイティブピープルのこころの内を知る上で基本となる「生命の輪」という世界認識の仕方についてお話しします。

時間 14:00〜17:00
   前半(90分)講義 休憩(15分位)を挟み 後半(70分)質疑応答

定員 40人〜50人

場所 〒101−0035 東京都千代田区神田紺屋町5
   T.M ビル2階
   アクセス地図

*終了後自由参加による「神田オープンカフェ」(一時間程度)

受講料:一般 2500円、会員・学生 2000円
(受講料の支払いは原則としてカリキュラム当日で結構です)

より詳しくは、そして受講の予約はNPO法人東京自由大学のウェブサイトで。

   http://homepage2.nifty.com/jiyudaigaku/

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Wednesday, May 13, 2009

ライブ&トーク 縄文Calling に北山耕平は参加します 5月23日(土)

高尾山 森の記憶@裏高尾日影沢キャンプ場

joumoncalling

さてさて、わたしたちは「近代」という世界に入ってまだたった250年。でも、もうヘトヘト…山を切り開き、削り、穴をうがち、森はわたしたちの前から消えてゆく。カムイは、長く深い眠りについてしまったのだろうか?森は、まだわたしたちを受け入れてくれるだろうか?


音を奏で、踊り、祈りをささげて森に聞いてみよう。霊山でありながら高速道路のために穴をうがたれようとしている高尾の森で。わたしたちが、「知恵=恵みを知る」者であるならば、森の奥から、静かな答えが響いてくるはず。


「縄文 calling」呼びかけより

【日時】5月23日(土)11:00~20:00 雨天決行

【場所】裏高尾 日影沢キャンプ場

【参加費】2000円(収益は高尾山の保全に使われます)

【日影沢キャンプ場へのアクセス】

JR中央線・京王線高尾駅北口より「小仏」行バスに乗って約15分、「日影」バス停下車。バス進行方向に徒歩2分、日影沢林道入り口を左折。未舗装林道を徒歩10分で到着です。

詳細

【ライブ&トーク 縄文Calling —高尾山 森の記憶@裏高尾日影沢キャンプ場—5月23日(土)】

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Monday, May 11, 2009

北山耕平5月の出没予定

pawpaw next 23日、高尾山の 縄文Calling に参加します

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奇跡が起きるために必要なふたつのもの

なにごとにも正しい時と場所があると、エルダーたちが口をそろえて言っていた。少なくともメディスンを扱う世界においてはそのふたつがそろって訪れる機会はめったなことではない。だから正しい時に逃さずそれを得なくてはならないと。つまり奇跡のようなものが起こるためにはふたつのものが必ず必要になるのだ。ひとつは正しい時であり、ふたつめは正しい場所である。ネイティブの人たちが伝えられている儀式の手順をことさらに大切にする理由もそこにある。世界のどこであれ、儀式というのはあらかじめ決められて確かめられた手順にしたがっておこなわれていく。そのことで時と場所のふたつを調整してふたつが同時に顕現するようにする仕組みが儀式なのである。このあらかじめ決められた手順が、正しい時と正しい場所への扉を開けるひきがねとなる。そして扉は開くにさいしてはスビリチュアルな世界に向かって開く。つまりスピリチュアルな世界というのは、正しい時と正しい場所においてわれわれに入口の扉が開くものなのである。

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Monday, May 04, 2009

百済王族の日本人子孫が1400年ぶりに韓国へ墓参

韓国日報が4月、ある日本人夫妻が韓国の益山市にある「武王陵」を訪れ、参拝したと紹介した。千葉県在住の大内公夫さん夫妻は百済の聖王(ソンワン)の三男の琳聖(イムソン)太子の 45代目の子孫にあたり「1400年ぶりに先祖の墓参りが叶ってとても嬉しい」と喜びを伝えた。

Source : 【韓国ブログ】百済王族の日本人子孫、1400年ぶりの墓参

このニュースを見て昔のことを考えさせられた。朝鮮半島にあった国がひとつ消されて、かつての百済の人たちはかなりの部分が命からがら日本に逃げてきて日本人化しているのだ。逃げてきたのは1400年前のことだけど。というよりこの人たちが日本国の主要な部分を作っているのだな。1400年前には日本なんという国家はまだなかったのだから。

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Friday, May 01, 2009

ぼくが今日見た最高のヴィデオはきっと君を喜ばせる

zunieagledrum.

そういうタイトルの記事をたまたま読んだ。そしてビデオを見てなかなか良くて、今日は1日楽しくやれそうな気がしたので引越祝いのおすそわけ。ビデオは「変化のための演奏・スタンド・バイミーを世界で歌う」という。

出演しているのは世界のストリートミュージシャン。すべて世界の街のどこかの道の上で録音されている。はじまりはカリフォルニアのサンタモニカの路上から、そしてルイジアナからはじまるが、ベース、パーカッション、洗濯板、ドラムス、ネイティブアメリカンのズニのツインイーグルドラム・グループなどいろんなパートが次々にこれに加わっていく。舞台は北米、ヨーロッパ、アフリカ、南米とありさまざまな楽器が多元的に重なっていって、最後にはひとつの曲が楽しく構成されている。この作業のすべてが小さなマイクロフォーンとラップトップコンピュータで作られたというから、世界は確かに変わっていると実感できるだろう。すごいや。

このヴィデオは以下にある。

Best Video I’ve Seen Today Will Make You Smile

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