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Thursday, April 02, 2009

ポール・ウィリアムズという同時代を生きている彼のために

newsポール・ウィリアムスが1995年に自転車の事故で外傷性脳障害を受けて若年性認知症にかかり現在ではフルタイムのケアを必要とするところまでになってしまっていることを一昨日知った。ロック評論家の父と呼ばれ、17歳の時にクロウダディー(Crawdaddy!)というロックマガジンの編集長をつとめて、SF作家のフィリップ・K・ディックを発見し、70年代前半に、ハーベイ・ワッサーマン、レイモンド・マンゴーら何人もの友だちと日本を訪れて、ぼくたちの世界のなかを移動し、半年ほどともに生活をし、晶文社は彼の最初のロック評論集を室矢憲治の翻訳で「アウトローブルース」という本として出版している。4年前は、まだ彼の症状はここまで重くなく、ぼくも彼やその仲間たちがみな元気に生きていることを確認したまでで、それ以後はまた彼のことをあまり考えることはなかった。それが2日程前、ぼくは彼の今の症状を知ることとなり、今日はまた別のところから彼のサイトについて書かれた記事を見ることになった。これは、あの当時、70年代の初めに、反体制の東京の街で、また都下の街で、彼らとともに走りまわり、雑誌のことを語りあい、指圧を学んだり、三里塚を見に行ったり、京都に行ったりしていた、30年以上も前の時代の知りあいたちに向かってこれを書いている。ポールの状況は、生命の危機ではないが、症状はすでにフルタイムのケアを必要としており、さらなる治療などに経済的な危機状態にある。ポールのことを知らない人も、この注目すべき才能の持ち主である彼が作りあげてきた世界を一度どうか参照してほしいと思う。彼が創ったクロウダディー(Crawdaddy!)のバックナンバーも読める。ぼくは今、彼の友と家族が彼のためにどのような思いで基金のページをたちあげたかを考えている。

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HI, nice blog. Please visit my blog too my dear friend. Konichiwa......

Posted by: Drimba | Thursday, April 09, 2009 06:27 PM

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