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Monday, February 09, 2009

セネカ一族の認識するライフ・サイクル

イロコイ6ヵ国連合のなかで最も西に位置する国がセネカの人たちの国である。この人たちは「石の人」と自らのことを名乗ってきた。この石の一族の人たちには独自のライフ・サイクルがある。彼らの人生観によれば、人の一生は4つの部分に分かれているとされる。

 誕生してから12歳まで
 12歳から24歳まで
 24歳から36歳まで
 36歳以上、死ぬまで

アナログの時計を考えてみるとわかりやすい。12時が頂点にあり、1時、2時、3時までが「0歳から12歳まで」にあたる。この年代は「学びの時」と認識され「自らの人生を発見するころ」と規定し、そのなかを「真実への感謝(12時)」「真実を学ぶ(1時)」「真実を讃える(2時)」「真実を受け入れる(3時)」にわけている。これが誕生してから12歳までに人がおこなうことである。

3時、4時、5時、6時までは「受容の時」と認識され「自らの考えを受け入れるころ」と規定し「真実を受け入れる(3時)」「真実を見る(4時)」「真実を聞く(5時)」「真実を話す(6時)」にわけている。これが12歳から24歳までに人がおこなうことである。

6時、7時、8時、9時までは「錬磨の時」と認識され「才能や考え方を磨くころ」と規定し「真実を話す(6時)」「真実を愛する(7時)」「真実に仕える(8時)」「真実を生きる(9時)」にわけている。これが24歳から36歳までに人がおこなうことである。

9時、10時、11時、そして一周する12時までは「知恵の時」と認識され「自らの経験や知識を用いて知恵を獲得するころ」と規定し「真実を生きる(9時)」「真実と共に働く(10時)」「真実の道を歩く(11時)」「真実への感謝(12時)」にわけている。これが36歳から命が尽きるまでに人がおこなうことである。

それぞれの段階に人がなすべきことを以下にまとめる。

  ┏━ 12 真実への感謝
  ┃
  ┃   1 真実を学ぶ
  ┃
  ┃   2 真実を讃える
  ┃
  ┣━  3 真実を受け入れる
  ┃
  ┃   4 真実を見る
  ┃
  ┃   5 真実を聞く
  ┃
  ┣━  6 真実を話す
  ┃
  ┃   7 真実を愛する
  ┃
  ┃   8 真実に仕える
  ┃
  ┣━  9 真実を生きる
  ┃
  ┃  10 真実と共に働く
  ┃
  ┃  11 真実の道を歩く
  ┃
  ┗━ 12 真実への感謝


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