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Saturday, January 10, 2009

5年目に入った「Native Heart」ブログのまえがき

Native American & Native Japanese

このブログも5年目を迎えてもう一度帰るべき場所としての原点を確認しておきたい。アメリカ・インディアン、ネイティブ・アメリカンという言葉を耳にしてなにを思い描くかは人それぞれだ。それはわかっている。インディアン・ジュエリー、レザー・クラフト、ビーズ・ワーク、シルバー・クラフト、カチーナ人形・・・そうしたネイティブ・アメリカン・ガジェットをこのブログでは直接扱うことはこれまで意識的にしてこなかったし、これからもすることはないと思う。そうしたネイティブ・アメリカンの「アート・アンド・クラフト」の世界は、彼らの文化を外側から観ているたいていの人たちのイメージとは重なっているのだろう。もちろんぼくはそれらを頭から否定するものではない。

このブログが最初から目的にしてきたのは、そうしたアート・アンド・クラフトの向こう側に広がっているとてつもなく広い世界について共に学ぶことで、お金では売り買い出来ないものについての「つい500年程前まで自然のサイクルのなか地球とつながって調和と美のうちにバランスを保って生きてきて、その後いきなり西洋強欲文明の波にのみこまれて、人工的な時間で生きることを余儀なくされる事による壮絶な経験をした人たち」の現実に目を向け、この世界にはあくまでも別の世界で生きようとしてきた、今も懸命にその世界にとどまろうとしている人たちが存在するということに意識を向けるきっかけを作り、「かつてインディアンであった頃のことを忘れて虚構の日本人をいっしょうけんめいしている同胞たち」の目を覚まさせることだった。

ネイティブの人たちのことを語るとき、しばしば今の世界からかけ離れているがためにアナクロと受けとめられがちである。お前はもう一度原始時代に返れというのかと言われたことが何度もある。ぼくが伝えようとしているのはしかしそのようなことではない。ネイティブ・ピープルの問題は過去のことなどではないからだ。それは時間が直線を描かないで、過去と現在と未来が輪を描いて同時に存在する異なる時空間認識の世界だと言うことだ。

母なる地球が打ち鳴らすドラムにはいつでも大地のビートがある。それこそが地球とつながって生きる人たちの鼓動でもある。われわれが遠い昔に忘れたか、過去のどこかに置き忘れてきたもの、ネイティブ・ピープルの価値観、ヴィジョンと夢は、それを受けとめる人の心に届いたかどうかはともかく、これまでさまざまに言語化されてきた。その人たちの超自然的な力、神秘的な力、あるいはそれを「神」とも「グレイトスピリット」とも呼んでもいいのだが、そうした人間の理解を超えたものの存在にたいする絶対的な信頼は、ネイティブ・アメリカン・ピープルをはじめとして地球に生き続ける人たちの諸部族がかろうじて守りとおしてきたさまざまな儀式や祭りや祈りのなかに、今でも認識することができる。

だが、地球と共にあることを忘れた人たちによって大地は搾取され、資源は浪費され、あらゆるいのちが軽んぜられ続けた。自然は声もなく撤退し、ぼくたちは不自然なものを自然だと思い込まされた。この状況を母なる地球はレイプされ続けていると語る人たちが多くいる。これは日本列島だけの話ではない。偉大なる癒しの時の到来が地球の各地で求められているのは、その理由によるものだろう。

このブログは、そうした目には見えず、われわれが忘れようとしてきた(けれども忘れきることができずにいる)もうひとつの地球に生きる人としての生き方と世界の見方と円を描く時間を探求するための情報を可能な限り共有することを目的としている。

*写真は自著『ネイティブ・アメリカンとネイティブ・ジャパニーズ』(太田出版刊)。このブログを読むための基本となる本の一冊。すでに1度読んでもらった記事も文章にかなり手を加えてあるし、書き下ろしも含まれていますので、ぜひ一冊と言わず何冊かご購入いただけると小生の生活が少しだけ楽になります。\(^O^)/

追伸 Hawai'i Book of Days の更新を忙しさにかまけて忘れてしまったことをお詫びします。来週か再来週には再スタートさせるつもりです。インディアン・タイムでお待ちください :-)

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Comments

BLOG開設5周年おめでとうございます。文化、生き方、地球との関わり方、と言われると思考回路が止まってしまう人も居るかもしれないけれど、我が母や父に「ありがとう」が言えますか?と聞かれたら答えは出ることでしょう。そこから始めることで新たな時間が始まると感じます。ここで大切なドリームタイムから伝承されているメッセージに触れ学びを重ねていきたいと思います。
これからも楽しみにしています★

Posted by: ユリッチ。 | Saturday, January 10, 2009 at 10:39 AM

いつも共有をありがとうございます。

「インディアンとは血の問題ではなく生き方の問題だ」
というローリング・サンダーの言葉が心に響きます。

『ネイティブ・アメリカンとネイティブ・ジャパニーズ』
実家に自分のぶんをプレゼントしたので、自分用に先日また購入しました。
うちの父も読んでくれたようで、この前帰郷の際にお互いが感じていることを会話にして共有しました。
自然な変化を感じています。

ありがとうございます。

Posted by: 月蜂 | Saturday, January 10, 2009 at 11:23 AM

過去も今も未来も、ひとつの輪。同じ時空間にあるということ。  大切なものはとてもシンプルなもので、いつもかわらずそこに在る。 星のようなものだと思います。 今も昔もずっとずっとこの先も、かわらない。 きっと誰しもほんとは持っているものなんだと思う。それは、人間も動物も木も花も海も山も、同じように持っているものだと思う。 そのくらいシンプルなもの。  それがあるから、命を開いて歩いていける。  ずっとずっと、これから先もずーっと。 かわらないこと、続いていくことに、 ありがとう   共有することのすばらしさ。 NativeHeartというひとつの繋り。北山さん、本当にありがとうございます。

Posted by: ヒトミ | Sunday, January 11, 2009 at 12:56 PM

書店をぶらぶらしていたら「日々是布哇」を発見、即購入しました。でもその後会った友人にあげてしまいました…

今年の中頃に「アメリカ横断・ネイティブピープルと交流の旅」ができそうな気配があり、また同時期にハワイで「かみさま」のステージを手伝うことができるかもしれず、なかなか楽しみな2009年です。

Posted by: がんちゃん | Sunday, January 18, 2009 at 12:00 AM

がんちゃん

今年が楽しみですね。若いうちに世界を広く見る見方を獲得しておくと後々いいことがあるはずです。

日々是布哇は良いことをしてくれましたが、あの本はもうめったなことで手に入らなくなりつつあります。マーケットにあるうちは貴重ですので、ぼくも見つけると自分で購入して知りあいに配るようにしています。

Posted by: Kitayama "Smiling Cloud" Kohei | Sunday, January 18, 2009 at 01:26 AM

そうなんですよね、もうなかなか見つからない。
これまで何冊も購入したんだけど、その度に人にあげてしまい手元には一冊も残らず…
でもたぶん僕自身はあの本に書かれていることを直に感じる機会が何度もあるし、そういうアンテナ張ってるので、まあなくても大丈夫かなと。
(なのでブログでの更新お願いします・笑)

ところで、僕は以前ニューヨーク州イサカというところに5年住んでいてたんですが、その頃はネイティブ・ピープルのことには一切無関心でした。それがここにきて、あの辺(フィンガー・レイクス)一帯がすごく重要な場所みたいに書かれていたりして、だから是非もう一度訪れたいと思っています。

Posted by: がんちゃん | Monday, January 19, 2009 at 12:18 AM

あざぁーーーーす!!
o(*^▽^*)o

Posted by: がんちゃん | Monday, January 19, 2009 at 03:22 PM

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