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Friday, December 05, 2008

2700年前のマリファナがゴビ砂漠の遺跡で発見された

cannabis-stash

news中国のゴビ砂漠のなかの古代の墓の遺跡から、2700年前のマリファナ(乾燥大麻)が1キロ近くも発見された。マリファナはまだバッズの青い部分まで残っていたという。ディスカバリーニュースが12月3日に伝えた。このニュースはアメリカなどでは「世界最古の大麻が押収された」「古代人もガンジャを好んだ!」としてけっこうな話題になっているが、時代に逆行する日本では報道されそうもないのでここに詳しく紹介しておく。

Yanghai TombsJournal of Experimental Botanyという実験植物学の専門誌によれば、これはおそらく残存する世界で一番古いマリファナではないかということだ。いくつかおこなわれた成分分析の結果、この2700年前のマリファナの束には、いわゆるマリファナの効く成分がちゃんと含まれていて、古代の大麻は着物や綱を作ったりするためだけのヘンプとして栽培されていたとする理論に疑問を投げかけている。2700年前にもマリファナはハイになるためにも栽培されていたことがこれではっきりしたということらしい。

論文執筆スタッフの代表であるイーサン・ルッソ[Ethan Russo]先生は、ディスカバリーの記者に「マリファナは現代に栽培されているものとほとんど変わらない」と語った。「化学分析からも、遺伝子の解析からも、このマリファナがマリファナの主要な成分であるTHCを含むことがわかります」先生はそう述べた後で、いまこれを試しても2000年以上もかけて分解がすすんでいるのでとても効くとは思えませんが、と付け加えた。

イーサン・ルッソ先生は中国植物科学研究学会に招請されて研究をしており、彼と彼のスタッフからなる国際チームがカンナビス(大麻の学術名)の分析をおこなった。古代のマリファナは新疆ウイグル自治区のトルファンの近くの古代の墓の遺跡(Yanghai Tombs)から出土したもので、発見時には、45歳ほどの青い眼をした白色人種の遺体の頭部近くに置かれていた革製の籠のなかにあった木製容器のなかにぎっしりとではないが軽くつめられていたものだという。

tomb inside「この遺体の人物は、きわめて価値があり、他にあまり類をみない遺品と共に埋葬されていました。」と先生。先生によれば、他に見つかった遺品には、化粧道具の入った袋、馬の轡(くつわ)、鍋、弓矢、竪琴などがあり、研究者はグシ族(Gushi)のシャーマンではなかったかと見ている。紀元1000年頃に絶滅したとされる中央アジアのトカラ語を話した人たちらしい。トカラ語はケルトの言葉とよく似ているという。

研究者は当初、発掘されたこの植物は遺体の臭いを消すための薬草コリアンダーと考えていたが、詳細な植物分析と遺伝子調査によってカンナビスであることが判明した。

葉と一緒に混ざり込んでいた種の様子などからこのマリフアナは栽培されていたものから直接穫られたもので、埋葬に際してよくマリファナのことがわかっていた誰かが雄のあまり効かない部分だけを取り除いた可能性がある。しかし、ルッソ先生の研究チームにはひとつ疑問があるらしい。それはその当時マリファナがどのように摂取されていたのかという点だという。なぜなら、マリファナを吸うための何らかの道具が遺跡から発見されていないのだ。

「おそらく」とルッソ先生は推測する。「これらは経口摂取だと思います。食べたものでしょうね。あるいは北のスキタイの人たちがずっと後になってそうしていたように、燻してその煙を吸っていたかもしれません」

この地域では、ヘンプ大麻をさまざまに有効利用する文化が7000年前から広まっていたことがはっきりしている。グシ族は着物は羊毛から作っていたが、ロープなどは大麻の茎から作る繊維を活用していた。研究グルーブには、しかし、そうしたマリフアナがスピリチュアルな目的や、薬用の目的で使用されていたかどうかまではわからないというのだが、ひとつはっきりしているのは、この青い眼をした男の人が、1キロ近い大量の大麻と共に埋葬されていたことである。ルッソ先生はこう語っている。

「他の遺品などの埋葬のされ方から判断すると、旅立ちに際して死後の世界で必要とされたために、伝統的にそれは墓のなかのその場所に置くべきものだったのでしょう」

「押収された」古代のマリファナは、現在、中国のトルファン博物館で管理されている。その遺跡にはまだ2000近くもの墓が未発掘のまま残されているので、ルッソ先生はさらなる発掘調査に期待しているという。

Source : Oldest Marijuana Stash Found(Discovery News)

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Comments

こんばんは。
興味深いニュースですね。

オスが無いとのことなので、やはり嗜む為でしょうか?それとも神聖な儀式や瞑想?

北海道では野生で育っているそうですが、これを獲りにくる輩がいることから地元警察と地元の農家のおじいさん、おばあさんが刈り取り、燃やすそうです。

おまわりさんと、おじいさん、おばあさんは燃やしながら踊っているらしい・・・という話を聞いたことがあります。

カンナビスは丈夫なので殺虫剤も必要なく、通常雑草と呼ばれている植物よりも成長が早いためCO2削減に貢献する植物として色々な業界で注目されています。

ヨーロッパの一部では合法。

アメリカでも簡単に免許が取得でき自分で楽しむのであればOKという州もあるようです。

実際に医療なんかでも使われていますしね。
日本のメディアは麻薬と一緒にしていますが。

ジャマイカなどではガンジャ(神の草の意)と呼ばれていますしね。

植物なのに・・・

アメリカという名前になる前から、亀の国に住んでいた人々もやはり嗜んでいたのでしょうか?

Posted by: EQUALIZE | Friday, December 05, 2008 at 08:54 PM

EQUALIZEさま

アメリカの大麻は建国の祖父たちが旧大陸から持ち込んだものではないかと思います。大麻は旧大陸に伝統的なメディスンでした。新大陸には別のものがあったはずですが、少なくてもネイティブの人たちにとってはそうした人間の意識に働きかけるものは「神聖な薬草」と認識されていたはずです。ペヨーテもそのように認識されていて、聖なるものは聖なるものとしての扱い方があり、その扱い方を誤たないように儀式によって厳格に守られていました。アルコールも当初は意識の変容をもたらすものとして使われたらしいのですが、結局意識を濁らせる危険なものという認識をメディスンマンは持つにいたりました。彼らは酒を必死に禁止しようと試みましたが、麻薬としてのアルコールの力で自分たちが誰なのかを忘れさせられてしまった人たちがたくさん出るようになりました。

日本国はなんとしてもアルコールを麻薬という風に認識させない力が働いているのが、結局この国が一切の聖なるものを喪失してしまっている秘密なのかもしれないですね。

Posted by: Kitayama "Smiling Cloud" Kohei | Friday, December 05, 2008 at 10:46 PM

北山耕平さま

ご返答ありがとうございます。
やはり旧大陸から持ち込まれたものですか。

もともと神聖な薬草、ハーブとして用いられた物が間違った認識の元で使用されるようになり、またそれで金儲けをもくろむ輩が出た背景があるので規制せざるを得ないんでしょうが、神聖な物として捉えている人々には迷惑な話ですね。

白い友人の中でも真面目に捉え合法な方向へ持っていこうとする人々がいる反面、上記のような上っ面の捉え方、スタイルのみで広げようとする人々によって、間違った使用、認識が広がり、メディアを通じて悪の物として植えつけられえてしまった現代には疑問を感じます。

メディアは持ち上げては突き落とす。
全てを明らかにしない。
これはいただけません。
何らかの力が働いているのでしょうが・・・

Posted by: EQUALIZE | Saturday, December 06, 2008 at 10:19 AM

すごい。
2700年前に思いをはせる事が出来ますね。

Posted by: り | Friday, December 11, 2009 at 01:23 AM

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