「メディスン・パワーがほしくはないかね?」
聞くたびに新しい発見がある物語「ジャンピング・マウス」公演のお知らせ
「ジャンピング・マウス」とはどんなお話か?
ジャンピング・マウスは、ネイティブ・アメリカンに残されていた伝統的なお話のひとつで、お話には幾つものバージョンがあります。この30年ほどの間に、さまざまな形でいくつかのバージョンがかたちになり、あるものは絵本として、またあるものはネイティブ・アメリカンの小説のなかに挿入されているストーリーとして、あるいはラジオドラマとして、世の中に出てきました。アメリカでは人形劇にもなっています。日本語訳としては、かつて70年代におおえまさのりさんが、これをラコタの神話として紹介されています。
この30年間に公開されたいくつかのバージョンを仔細に読み比べ比較した結果、それらを統合して最もお話としての体裁が整った長尺のものを日本語にして、それをみなさんに聞いてもらうお話の基本にすることにしました。ヘメヨースツ・ストームという作家の書いた『セブン・アローズ』というネイティブ・アメリカンのシャイアン一族を題材にした小説のなかに出てくるジャンピング・マウスのお話が、おそらく最も広く世界的に引用されているものですが、ここで紹介するものはそのストームの話よりもはるかに長いものです。
多くのネイティブ・アメリカンの物語がそうであるように、ジャンピング・マウスの物語もまた「人間は自然の鏡であり、自然もまた鏡としてそれぞれの人間を写し出している」という深い信仰に満ちています。人間はこの地球に生まれると、誰もが自分のメディスン・ホイールの上の一点に場所を与えられて、その輪を巡る旅をはじめることになります。このお話の目的は、ネイティブ・アメリカンの人たちの「メディスン・ホイール」という「世界の見方」を理解していただき、自分が人生という大きな輪を描く旅のどの過程にいるかを、そのときどきに確認してもらうことを目的に構成されています。どうか日曜日の午後のひとときをジャンピング・マウスと過ごしに来てください。(文 北山耕平)
日時 11月9日 日曜日 午後
会場 スペース・オルタ(新横浜駅から徒歩10分)
古屋和子・口演+のなかかつみ・演奏(インディアンフルート、太鼓)
光絵 製作・倉重あき+片岡あすか
解説トーク 北山耕平
主催:アース○サークル 会場:スペース・オルタ
(神奈川県横浜市港北区新横浜2-8-4 オルタナティブ生活館B1)
開場 2:00pm 開演 2:30pm 終了 5:00pm
入場料:当日¥2800 予約¥2500
詳細は ジャンピング・マウス公演公式ウェブサイトまで
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Comments
今日はありがとうございました。心地いい音楽の中うつらうつらといい時間を過ごしましたまた機会があれば聞きに行きたいと思います。
Posted by: ユリッチ。 | Sunday, November 09, 2008 07:53 PM