今日は「ネイティブ・アメリカンの日」
1492年10月12日、カリブ海のサンサルバドルに三隻の帆船が姿をあらわし、新世界と呼ばれる南北アメリカにおいて、先住民の植民地主義者にたいするレジスタンスがはじまった日。イタリア人のクリストファー・コロンブスことクリストバル・コロンは、結果的にヨーロッパ人が南北アメリカ大陸に植民する道を開いた人物だが、リアリティーはスペイン、ポルトガル、イタリアに富をもたらすために仕事をする「最初の奴隷商人」であり、さまざまな病原菌を新大陸に持ち込んだ最初の集団のボス。数百万、数千万人もの大虐殺の口火を切ったヨーロッパの「偉人」。地球が平ではないことを証明するために船出した冒険者というのは後に作られたフィクション。今日は、コロンブスが世界に与えた衝撃について思いを馳せることにしましょう。
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Comments
今日は私の友人だったネイティブアメリカン混血(メスティーソ)の誕生日でもあります。多重的な意味合いのある日ですね。
Posted by: 蝉ノ音 | Sunday, October 12, 2008 08:43 PM