行方がわからなくなっている放鳥のトキ、本州に飛来か
新潟県佐渡市で先月、野生化の可能性をにらんで自然に放されたトキとみられる鳥が、昨日27日、日本海を隔てておよそ100キロ離れた本州側の新潟県北部の胎内市で目撃されたらしく、環境省と新潟県が確認を急いでいると、NHKが今日の午後報じた。
トキとみられる鳥が目撃されたのは、佐渡とは日本海を隔てておよそ100キロ離れた本州側の新潟県胎内市。27日午前8時ごろ、車で通りかかった男性が、道路の水たまりから1羽の白い鳥が飛び立つのを目撃した。男性は、この鳥は羽根の色が淡いピンク色で、緑色の塗料が塗られていたと証言した。NHKニュースはこう報道した。
環境省や新潟県によりますと、目撃された鳥の特徴がトキと似ていることや、自然に放された10羽のトキのうち行方がわからない2羽に識別用に緑色の塗料が塗られていることから、トキが日本海を越えて本州側に渡った可能性もあるとみて確認を進めています。環境省は、日本で絶滅した野生のトキをよみがえらせようと、先月25日、新潟県佐渡市で10羽のトキを自然に放し、現在追跡調査を行っています。今回、本州側でトキが確認されれば、昭和45年に石川県で野生のトキが捕獲されて以来、38年ぶりになります。
Source : NHK ニュースのRSSはこちら 放鳥のトキ 本州に飛来か
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