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Sunday, October 19, 2008

巨大宇宙船が姿をあらわさなかったことで、満月の月を見ながら考えさせられたこと

オーストラリアに住む霊能者のブロッサム・グッドチャイルドさんは、2008年の10月14日、15日、16日とおそらく天を仰いだまま一睡もできなかったのかもしれない。結局、この3日間、巨大宇宙船は太陽系の第3惑星には姿を見せなかった。「見せなかった」で、いいんだよね? 「じつは見えない形で彼らはやってきていたのだ」と、あえて強弁をいう人もいないわけではないので、ぼくも言葉には気をつけているのだけれど、少なくともぼくが知るかぎり地球外生命体を乗せたアラバマという名前の宇宙船はやってはこなかった。誰ひとり地球外の人はやってこなかったし、なにひとつ巨大宇宙船らしきものも目撃されていない。自分は信じないとあらかじめいっていた懐疑派の人たちの大勝利だ。オーストラリアのアボリジニの人たちもさぞやがっかりしたことだろう。

宇宙船が姿を見せなかったことがはっきりして以来、YouTube にあげられていたブロッサム・グッドチャイルドさんの「宇宙船の到来を告げる予言を語る動画」はことごとく取り下げられている。いっときでも彼女を信じた人たちの間には絶望と失望とが渦巻き、2千通を超える抗議や怒りのメールが彼女のところには届き、中には今すぐ死ねというようなものもあったという。16日には、ブロッサムさん自らが「世界にむかって14日の件で謝りを入れる動画」が YouTube にアップロードされた。


なんと疲れ果てて憔悴しきった顔をしていることよ! 彼女が最初から自分に聞こえていた声を信じていたことに疑いの余地はない。霊媒とかチャネリングをすべて否定できる人なんかどこにもいない。すべて否定できるなら、この地球にはあらゆる宗教は存在しないはずだ。自分の内側の声を聞く能力を持つ人間を、ぼくは否定するつもりもない。瞑想や祈りだって、そうした内側の声と反応し合うことはあるだろう。彼女はホワイト・クラウドというインディアンと日ごろコンタクトを取りあっていたという。普通の人間もまたそうした声をしばしば耳にするが、それを声に出して世界にむかって発表することはまれである。彼女は内なる声を YouTube を使って世界に向けて発信した。その声明の中身の真偽はともかく、彼女は霊媒として標的にされたのだ。そして予言は外れた。しかしすくなくとも彼女は現実から逃げ出すことはなく、世界からの抗議や怒りを1人で受けとめていることは間違いない。時間や期限を区切って予言をする人たちをこれまでもたくさん見てきたが、未だかつて予言を外した預言者が世界にむかってあやまるのをぼくは見たことがない。少なくても彼女が発表した謝りのビデオは、誠実さにはあふれている。なかなかクールなサイキックおばさまではないか。

今回の宇宙船騒動が、これまでのその手の情報と本質的に違っていたのは、グッドチャイルドさんのサイキック・チャネリングの中身が、インターネットを介してほとんど瞬時にして世界中に広まり、それが「なにか」を期待し、魂の上昇を信じる人たちによっておもいきり増幅されたかたちになってしまったことがあげられるだろう。確実に言えることだが、おそらくこれは「2012年(マヤの暦の終わり)」にむかってこれから起こるかもしれないことの予行演習みたいなものなのだろう。蜃気楼のようにも見える2012年が、現実として近づくにつれて、およそ神経の弱い人には耐えられないぐらいのポジティブとネガティブの両方のストレスが地球を、わたしたちをとりまくことが目に見えているからだ。

たとえなにが起こっても驚かないために、日ごろから自分を鍛えておきたいものではありませんか。

関連過去記事:

10月14日に巨大な宇宙船が姿を見せるとオーストラリアのチャネラーが話していて、鍵を握っているのは「アラバマ」という言葉なのだが、という報せをもらってぼくが考えたこと

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Comments

私も騒動の発端となった予言に少なからず期待し、数日間ことあるごとに空を眺めておりました。

自分の目で宇宙船を確認することはできませんでしたが、空を渡る雲や星々、それから満月の美しさを、これまでとは違った風にも味わうことができました。

また、このようなことを考えました。自分たちが暮らすこの世界をよりよい方向に変えていくには、巨大宇宙船の来訪が必要なのではなく、自己を修練することと、自分なりのやり方で世界に働きかけていくことが必要なのだと。

ですから私はこういった機会をもたらしてくれた騒動に、感謝しています。

Posted by: hijiri | Sunday, October 19, 2008 07:40 AM

私もhijiriさんと全く同意見です。 

空や月の美しかったことったら! 普段から空をみるのが好きですが、この事を聞いてまた何度となく見上げてました。 でも不思議と14日を迎える前から別に姿を現してくれなくとも、分かる人には彼らの愛を感じられるんじゃないかって思ってました。この騒動で憤りを感じた方々は、そこにそれなりの大きな学びがあったんでは無いでしょうか?ただ心配なのは
グッドチャイルドさん。世界からネガティブパワー攻撃食らって大丈夫かな〜... 

Posted by: cibayi | Sunday, October 19, 2008 10:40 PM

イランカラプテ コウヘイ イワンケノ オカイ

『10月14日』について

現在、暦の間違いではないか?と言う説が浮上。

10月14日はユリウス暦であり、グレゴリオ暦では

10月24日か10月27日(又は24~27日)なのでは?

また、ローマ暦の10月14日ではないか?と言う説もあるようだ。

しかし、『月の暦』の話題が全く出てこない。

昔も今も地球上の民は『月の満ち欠け』で暮らしていると言うのに。

我々もまた、田畑作業やボイドタイムを知るために、

『月の暦(旧暦)』を大いに活用している。

今でも月派はグレゴリオ派より断然多い訳だ。

我々月派の10月14日と言えば、グレゴリオ暦では11月11日と言う事になる。

1111の方がゴロも良いし、満月の2日前だし、

イベントには持って来いの日付ではないか???

彼らは自らの存在を表すこと、証明する事に拘っているようだが、

個人的には物質化しようがしまいが、存在することは大前提であるし、

あなたはわたしで、わたしはあなたであるのだから

いる、いない、の議論は論外でありますが…

銀河連邦の方々は何暦でイベント日程を伝えたのか?

ともかくグッドチャイルドさんの衰弱が心配だ。

あなたは何も悪くないのよ、ブロッサム。

彼女に放たれた矢を阻止し傷の手当てのために祈ります。

スイ ウヌカラ アン ロ

六甲山では2日間楽しませて頂きました、イヤイラィケレ!
11月16日『テックヮ・イカチ』第2回も
名古屋より参上しまっす!!

Posted by: 農民藝術家族∞繭 | Monday, October 20, 2008 01:18 AM

皆様初めまして!
巨大宇宙船は現れたそうです。携帯ではみずらいですが、画像を公表されているサイトがございました。
ブッシュ米大統領は9・11自作自演テロの罪に問われており、現在アメリカでは民主勢力がブッシュ・チェイニーの現役逮捕を目指して総決起されていらっしゃいます。
共和党も強制弾圧や拘束に動いており、相当ブッシュ側は慌ててます。

既に国際銀行は破綻しており、国民からお金を奪う為の公的資金注入で実際行われていない形だけのパーフォーマンスしかできない状態です!
モノライン大手も破綻状態で、アメリカ政府はニューヨーク株価をホワイトハウス株価操作チームに、実際の90%以上も増やせた数字になるように情報操作して、株価暴落がまだなっていない様に騙し続けてます。

国際銀行が破綻済みなので、公的資金注入策は実態経済に全く好転の影響はなく、知らない庶民が株を買って消滅させられる詐欺に会っているだけが現状なんです。

ブッシュも改心可能なら、彼の為にも逮捕を急ぐ必要がありますから、一刻も早い逮捕を目指して銀河連邦は最前線で活躍しています。

Posted by: 寿余(TOSHIYO) | Friday, October 24, 2008 10:08 PM

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