さらにもうひとつの「ホピの予言」というドキュメンタリー
「わたしの生き方は簡素なものだ。持っているものも、自分の種を植えるための一本の棒とトウモロコシだけだ。もしお前たちがわたしと同じように生き、わたしの指図に、わたしがこれから与えるライフプランに従う意志があるのなら、お前たちはわしと共にここで暮らし、大地を気遣って生きるがよい。そうすれば長く幸福で実り多き人生が約束されるだろう」今の人間の祖先が前の世界から脱出してこの世界にや
ってきた際、偉大な精霊なる存在と出会って聞かされ
た言葉として、ホピの人たちに伝えられている言葉。
Hopi Prophecy
今日は東京の阿佐ケ谷というところで、ホピとは誰かについて話をすることになっている。この機会に、話を聞いたあとでもいいからここで紹介するビデオも時間があれば見てほしいと思う。これはニューメキシコにある公共テレビ放送(PBS)の放送局KNMEが90年代に放送したドキュメンタリーだ。ホピの人たちに岩絵として世代から世代へと伝えられた平和の道、自然と調和する道の予言を紹介すると同時に、ホピの人たちの辿った歴史と置かれている現実を再検証する。われわれはいつどこで偏った道に迷い込んだのか? それを教える目的で製作されたものではあるのだろうが、番組の中では、地球に落とされることになった灰のつまった3つの瓢箪の部分がきれいにはぶかれているのが不気味と言えば不気味だ。しかしそれでも、まだ今よりは若かったマーチンさんらホピ伝統派エルダーのメッセージが聞けることは貴重かもしれない。宮田雪監督が製作した映画「ホピの予言」では、このドキュメンタリーではあきらかに意図的にけされた部分があきらかにされている。(32分)
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