泣くことをおそれてはならない
「泣くことをおそれてはならない。泣けば悲しみにあふれた頭も解き放たれるだろう」ドン・C・タライェスヴァ ホピのエルダー 百歳を超えて今なお存命。
『Sun chief, the autobiography of a Hopi Indian』の著者
人間はいつでもなにごとかを選択し続けている存在だ。選んだもので頭でっかちになることもできるし、頭のなかにあるものを追い出す選択もできる。もしなにかを頭に詰め込むことを選択すれば、その重さというか、あるいはその悲しみというか、自己憐憫というか、恐れを感じることになるかもしれない。だからわれわれは時に泣く必要を感じたりすることがある。ところがわれわれは知らず知らずのうちに「泣くことはあまりよろしいことではない」と教え込まれていたりする。だがそれは間違いである。この世界を創られたお方は、あらかじめ人間を泣くように設計されておられる。泣くことは、ホピのエルダーが言っているように、それを通して自分の心や頭が解放されることなのだ。そのように泣いて解放されることで、われわれは愚にもつかない思考を解放して役に立つかもしれない新しい考えにむかって扉を開くことが可能になる。
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Comments
言葉もありません。
泣かずにはいられないものを、抑えて生きなけれ
ばならないこの時代、涙を流す前にこの言葉を
聞いただけで解放される方が、どれだけいる
ことか。
涙は心を清めてくれると思います。
怒りと悲しみは相反するものに見えますが、
おそらく同じもの・・・ではないでしょうか?
怒りを涙に変えて流すのも、いいかもしれません。
今の時代を生きる、多くの人の中に沈んだ
怒りと悲しみの澱が、少しでも清められ
流されて、穏やかになってゆきますように。
今も御健在とのこと、どうぞお健やかに、まだ
まだこの先もお元気にお過ごし下さいますよう、
心からお祈り申し上げます。
Posted by: Rin | Saturday, September 27, 2008 11:26 PM
ホピ族の諺の中に、「怒りは自分に盛る毒」という
言葉がありました。
怒りを涙に変えて流すのも、よい清め方かも
しれません。
(コメントしている途中で送信してしまいました
ので、付け加えさせていただきます。)
Posted by: Rin | Sunday, September 28, 2008 06:37 PM