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Wednesday, September 10, 2008

真実の言葉は人のハートの奥底にとどまる

わたしはワシントンに白人の偉大な父(大統領)を訪ねたことがある。白人に混ざって食事もしてきた。あの人たちの食事の仕方はわれわれのそれとは異なる。われわれは沈黙のなかで食事をし、静かにパイプをくゆらし、そして別れる。そのようにしてわれわれは客人をもてなす。しかし白人のやり方はそうではない。食事を食べ終えると、その場にいるものは馬鹿なことを話すのを求められる。そのくだらない話で、もてなす側も満足するのだ。白人のやり方の多くがわれわれの理解を超えているが、一端われわれが白人の食卓について食事をした以上、われわれもまた白人のしきたりにならってもてなされ、もてなす側に敬意を表すことは間違ってはいまい。

ワシントンの主人は実にたくさんの書き付けを用意していた。連中がわれわれの土地を訪れた際にわれわれの父たちが話したことがそこには書いてあった。それが白人のやり方だ。連中はとにかく字を書くことを大切にする。そしてそこには必ず紙がある。ところが、ワシントンにはもっと多くの紙があり、なかにはわれわれが自分たちの土地を売り渡す承諾の書かれたものまであるのだが、その紙の場所のありかがわからなくなっていると教えられた。

きっと白人は紙に神秘的な力が宿っていると考えているに違いない。その力がこの世界で自分たちを助けてくれるはずだと。インディアンには書いたものは必要ない。真実の言葉は人のハートの最も深いところに沈んで、そこにとどまる。インディアンはけしてそれを忘れることがない。ところが白人ときたら、紙がなくなればたちまちその力を失ってしまうのだ。

フォー・ガンズ(Four Guns)の言葉。
オグララ・ラコタのチーフ 1891年
に彼と、別の2人のチーフ、パイン・ト
ゥリーとランニング・ウルフの3人が、
クラーク・ウィスラーという人類学者に
食事に招かれた際の食後の会話記録から

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