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Saturday, September 27, 2008

チーフ・クレイジー・ホースが殺される4日前に残した言葉

守られなかった約束、身勝手な行い、ひとびとの離散・・・いま世界はそうしたものであふれている。世界は再び光を待ち望んでいる。わたしの目には見える。あらゆる肌の色の人々が、聖なる樹のもとに集い、全地球がいま一度ひとつの輪につながる7世代後の時代が。その日が訪れたあかつきには、人びとのあいだにラコタの者たちがいるだろう。その者たちは、すべての生きとし生けるものの間をひとつにまとめあげる理解と知識を運んでいる。若い白人たちがそうしたわが一族の者たちのところを訪れてこの知恵を求めるだろう。わたしは、全世界を写し出すあなたの瞳の内側に宿る光に、敬意をあらわそう。あなたがあなたの内側にある世界の中心にいて、わたしがわたしの内側にある同じ場所にいるなら、われわれはひとつになれるから。

チーフ・クレイジー・ホース オグララ・ラコタ 暗殺される
4日前にシッティング・ブルと最後に座して聖なるパイプを交
わしつつ煙草を吸っていたときにふと彼がもらした言葉より。

* クレイジー・ホースは1842年ごろに生まれ、1877年9月5日に殺された。1877年は日本では明治10年のことである。

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Ho! (Quote of the Day)」カテゴリの記事

Comments

北山さん、こんにちは。

“狂った新しい道”のことば、こころに染みました。胸中なみだがこみあげてきます。

うちのブログにて、この文を載せて記事にしたいと思い(Native Heartからの引用・北山さん訳、と明記して)、お許し頂けるようお願いいたします。お返事お待ちしてます。

いつも、すばらしいことばの掲載をありがとうございます。

Posted by: 大口のま | Saturday, September 27, 2008 11:01 AM

最近、「ブラック エルクは語る」を初めて読みました。

ありきたりな表現ですが、改めてネイティブ アメリカンの文化のすばらしさ、人々の優しさ、強さを知れた気がします。

でも、何かに吸い込まれるような感覚で本を読んでいた自分がいたのは確かです。

Posted by: シナール | Saturday, September 27, 2008 12:53 PM

大口のまさま

引用は了解しました。応分の敬意を払って使ってもらえるのであれば、まったく問題はありません。このコメントへの返事をもって了解と言うことにしましょう。

クレイジー・ホースが戦士であるばかりかヴィジョンの人であったことがよくわかる言葉です。

Kitayama "Smiling Cloud" Kohei

Posted by: Kitayama "Smiling Cloud" Kohei | Saturday, September 27, 2008 05:23 PM

シナールさま

ブラック・エルクを読まれたなら、ぜひ次は「レイム・ディアー」もお読みください。学ぶことがたくさんあります。

Kitayama "Smiling Cloud" Kohei

Posted by: Kitayama "Smiling Cloud" Kohei | Saturday, September 27, 2008 05:24 PM

受けとりました。繋げます

Posted by: こすもっちゃん | Saturday, September 27, 2008 09:28 PM

北山さま

引用のご了解ありがとうございます。
今記事を読んでふつふつと湧いてきた想い、気持ちを、できるだけ無理なくつむいでいきながらことばにしていきます。ラコタのひとびと、Native Heartへ向かって、正直な内容となるよう心がけます。

ミカクエ・オヤシン

Posted by: 大口のま | Saturday, September 27, 2008 09:52 PM

いつも素晴らしい智慧をありがとうございます この言葉すごく響きました よろしければ今度私のブログでも紹介させて下さい そういう世界が来る日を切に願います

Posted by: Bash | Saturday, September 27, 2008 11:00 PM

レイム ディアー! 前から気になっていたので、読んでみます!ありがとうございます。

Posted by: シナール | Sunday, September 28, 2008 11:02 AM

引用しての記事、掲載しました。ありがとうございます。
事後報告となりましたが、文末に「Native Heart」内のクレイジー・ホース関連記事へ、リンク紹介いたしました。
記事の内容について不適当と思われる箇所等ありましたらご指摘ください。

おれたちひとりひとりが
内側にある世界の中心をたしかめながら
日々を過ごしてゆけることを
ミタクエ・オヤシン

Posted by: 大口のま | Monday, September 29, 2008 11:21 AM

11日の午後7時からBS-7で『アメリカ・魂のふるさと』という番組が放映されていたのですが、
その中で、サウスダコタのパインリッジとブラックヒルズの紹介場面があり、それらを見てみたいと思っていたものですから
たまたまチャンネルを回したことが幸運だったと思いました。
番組では Wounded Knee での1890年の出来事の写真や、ブラックヒルズにある山に刻まれた4人の白人大統領の顔も
映っていて、インディアンの人々にとってなんと屈辱的なことだろうと改めて思いました。
製作中の岩山のクレージーホースの巨大彫刻も見ることができ、私も誇らしい気持ちになり、白人の将軍に、もう守る土地もないだろうと言われた際に、
「自分の骨が眠る場所が自分の土地だ。」(My land is where my dead body lies.)と言ったとされる彼に
思いを馳せました。(どこからの引用だったか思い出せず、正確ではないかもしれません。)
以前北山さんがこちらでご紹介くださった Ohiyesa (Dr.Charles Eastman) がパインリッジの専属医師だったんですよね。
当時の状況を考えると本当に優秀なインディアンの方だったんですね。
また彼の白人の妻 Elaine Goodale Eastman がそこでインディアンの子供たちに英語を教えていて、寄宿舎教育に反対していたこと、2人が婚約した直後に悲しいWounded Knee の虐殺事件が起きて、少数の生き残った人々を2人で介抱したということもそれぞれの著書から知りました。
番組中、パインリッジの壮年のインディアンの男性が仕事をしたくても見つけるまでが大変だと言っていましたが、
10年も前のことですが、Taos, New Mexico で日本に行けばいい仕事があるのかと私に聞いてきたインディアンの女性のことを思い出しました。観光地として訪れていた私につきつけられた現実でした。

Posted by: 白いうさぎ | Sunday, October 12, 2008 01:31 AM

小柄で華奢、一見するととても戦士には見えなかったといわれるクレイジー・ホース。
名前の由来、戦士でないときの風変わりな行動、伝説となっている武勇伝の数々、そして若すぎる死…。
歩んできた人生もそうですが、撮影された写真が一枚もないということが、数多いチーフの中でもこの人の神秘性を高めているような気がします。
写真の一枚でもあれば、語りかけることもできるのにと思います。

Posted by: paniorokenny | Saturday, March 07, 2009 01:42 PM

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