リチャード・エバンス・シュルティスの美しすぎる写真群

人間と植物の関係を研究する植物学者として南北アメリカの先住民——とくにメキシコとアマゾンの先住民——の薬用植物の研究に大いなる足跡を残した故リチャード・エバンス・シュルティスRichard Evans Schultes(1915−2001)は、ハーバード大学の教授だったときに200種類の新しい植物を文明世界に紹介し、2000種類の薬用植物の目録を完成させ、アルバート・ホフマン教授と共にLSDに関する本を書き、アマゾンの熱帯雨林の破壊にたいする警鐘を鳴らして人々の関心を喚起し、薬草と伝統医学の研究家でありマリファナの薬理作用についての書籍「ナチュラル・マインド」を著したアンドリュー・ワイル博士や、アヤワスカ(ヤヘイ)を探しにコロンビアとペルーを訪れた作家のウイリアム・バロウズとコロンビアで出会って親交を深めたとされる。シュルティスは科学者であり、探検家であり、意識世界の飛行士であると同時に、運命的に一人の写真家であった。彼がフィールドで撮影した一連の写真は『The Lost Amazon(失われるアマゾン)』という美しい写真集に集められているが、今回米国スミソニアン協会の自然史博物館がそのサイトにおいて彼を顕彰し、フォト・ギャラリーに数葉の写真を掲載している。ここに掲載するのはそのなかの一枚で、「ユクナの人たちはこの精霊の仮面を宇宙に存在する悪、もしくは闇のすべてをあらわすものと信じている」という短い解説がつけられているもの。
Richard Evans Schultes photos (Smithsonian)
The Lost Amazon: The Photographic Journey of Richard Evans Schultes
(Hardcover)
by Wade Davis (Author), Andrew Weil (Foreword),
Richard Schultes (Photographer)
Hardcover: 204 pages
Publisher: Chronicle Books (October 1, 2004)
Language: English
ISBN-10: 0811845710
ISBN-13: 978-0811845717
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Comments
いつも楽しく拝見しています
この本持ってます〜
シュルティスは、本当にインディ・ジョーンズもびっくりな探検家だったそうですね。
ネイティブから薬草の智恵を奪い取るだけでなく、どうしたらフェアであれるか?を常に考えていた人でもありました。お金を使わない地域であるなら、たとえば、医師を派遣するとか、賢い若者に学校へ行ってもらうとか、方法はいくらでもある、と。
この写真集のような美しい人々と文化、これ以上失われないように大事にしなきゃですね。
Posted by: Love S. Dove | Friday, August 29, 2008 at 11:26 AM