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Friday, August 15, 2008

ほんとうのことがあきらかにされるとき

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よく記者会見などを見ていると、礼儀知らずなレポーターたちが唐突にそして直接に、相手にたいしてたたみかけるように真相を問いかけるシーンを目にする。ネイティブの人たちの伝統的文化においては、なんであれ直接手っ取り早く真実に迫ろうとするそうしたわれわれが日ごろ目にする真相へのアプローチの仕方よりも、むしろ物事全体をスピリチュアルに理解しようとすることの方に、はるかに重点がおかれているように思えた。

普通ネイティブの人たちがとる姿勢は、一歩引いて相手をよく見て、その話すことに耳を傾けることからはじまる。伝統的なエルダーといわれる人たちと共に時間を過ごしたことがある人なら、このことを理解されると思うが、その人たちが何らかの教えを口にしたり、自らの知恵を共有しようとするのは、共に薪割りをしばらく続けたあととか、畑で野菜の収穫作業をしばらく続けたり、薬草の採集で一息ついたあととか、焚き火の世話を長いことしたあととか、そうした日常的な作業がしばらくがあったあとのことで、いわゆる教えなるものはそうしたときと場所においてでしかもたらされることはない。そうしたものはこちらがしゃにむに求めれば求めるほど、求めたものから遠ざかる傾向にあるようだ。

エルダーをはじめとしてネイティブの人たちとのつきあいで重要なのは、ココロを落ち着けて自分と他人に正直になり、軽薄なことをべらべらしゃべったりしないで、世界を良く見て耳をすましていること以外にない。あなたが求めているものはそうすれば向こうからやってくるはずなのだ。

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