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Monday, July 28, 2008

もしもクマに襲われたときはどうすればよいか?

いろいろな状況下であなたのいのちを救うことになるかもしれない12の応急救命処置の仕方をリーダース・ダイジェスト(Reader's Digest)でパメラ・F・ガリン医師が図入りで解説してくれています。すっかり忘れてしまっているかもしれないし、あるいはまったくそんなことは知らされていないかもしれないので伝えておきますが、日本列島は元々どこもかしこもクマの国であったわけですから、いまもなおクマと遭遇することがないわけではないので、そのなかから「クマの攻撃に対処する方法」をとりあげて紹介しておきます。

クマに不意打ちを食らったときは、いきなり走って逃げたりしないこと。いきなり走って逃げると、かえって攻撃を招くことになります。そのかわりに、仁王立ちになって、ゆっくりと後ずさりしてください。そのときにクマの目をのぞきこんではいけません。おだやかな声で話しかけましょう。けして怒鳴ったりしないこと。もしクマがあなたに向かってくるそぶりを見せたなら、できるだけ身体を大きく見せかけるようにします。胸を突き出して、両手を高く上げ、足を左右に大きく広げます。そしてそこでいきなり熊に向かっておもいきり大声で叫び、相手を威嚇します。

BEAR ATTACK
クマに逢うと本能的に走って逃げ出したくなりますがそれは最悪の結果を招きます

もしクマが攻撃をしてきた場合には、地面にうつぶせに寝ます。両手を首の後ろで組み、死んだふりをします。クマがどこかにいなくなったと自分で確信できるまでは、絶対に立ちあがったりしないこと。そしてクマがいなくなったら、クマが戻ってくることもあるので、すみやかにその場を退散します。

もしあなたがクマの国に入り込むのなら、クマを撃退させる唐辛子の粉入りスプレーを携帯してください。スプレーを噴射する場合は、風が自分の方に向かって吹いていないかを確かめ、クマのいる場所が10メートル以上離れていることを確認の上、1秒から2秒間噴射します。

Source : Save Your Own Life By Pamela F. Gallin, MD

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Comments

いつも読ませていただいている,アイヌと先住民に関心のある者です。私の夫は鹿のハンターですが,「死んだふり」は,とても危険だといいます。北海道のNGOも,ひぐま保護のためのマニュアルを出していますが,従来言われている「死んだふり」のまちがいを指摘しています。どうか,もう一度彼らとの共存のために再調査してください。

Posted by: mayu | Thursday, July 31, 2008 at 12:32 PM

mayu さま

北海道のNGOが出したヒグマ保護のマニュアルというのをぜひ読んでみたいですねえ。「死んだふり」が危険だとすると、困りますね、残された手段は素手で雄々しく闘うことでしょうか:-)

ぼくは山に入るときにインディアンの老人から言われたアドバイスをいつも思い出します。「そこで逢うすべてのいのちあるものを聖なるものとして扱え。そうすればお前に危害を加えるものはなにもない」と。自然のなかで出会うすべてのいのちあるものを聖なるものとして扱い、それらと接することのなかに、クマや蛇や蜂やシカなどとの遭遇も含まれています。いのちの持っている神聖さから目をそらさないことが、自然のなかで生き残る最良最善の手段であることは、おそらく普遍的な教えなのかもしれません。「あらゆるいのちが聖なるものとして見れないと」想像を超えた反撃を食らうこともあるのでしょう。こちらがいのちを落とす危険ももちろんあるわけで。

クマの毛皮を着た人との幸福な、あるいは不幸な、出会い方については、人の皮を被ったクマであると勝手に自分のことを想像しているぼくにとっては、生涯学び続けるべきテーマでもあるわけで、これからも調べたり教えを探したりし続けますし、なにか新しいことがあればここで、あるいはほかで、報告します。なにであれクマの生態については興味があるので、目撃談はもちろんのこと、読者のなかで、クマに学んだお互いが生き延びる方法で役に立つ事例があれば教えてほしいですね。

追記 北海道渡島支庁 地域振興部環境生活課自然環境係というサイトで見つけたアラスカのオーデュボーン協会が出した「クマとの調和した暮らし」という上下に分かれた冊子には「クマが捕食を目的に攻撃してきたときは反撃せよ」との一文があります。この「クマとの調和した暮らし(Living in Harmony with Bears )」という冊子はよくバランスの取れたすてきな本です。すでにご存じかもしれませんが。

上 http://www.oshima.pref.hokkaido.jp/os-ksktu/kuma/LivingInHarmonyWithBears_J1%201p-16p.pdf
下 http://www.oshima.pref.hokkaido.jp/os-ksktu/kuma/LivingInHarmonyWithBears_J2%2017p-37p.pdf

斜里町知床自然センター管理事務所が作成した「ヒグマとの遭遇時の対応に関するマニュアル(平成12年改訂版)」もありました。これには積極的に闘う方法も書かれています。

http://outback.cup.com/bear_resistant_manual.html

Posted by: Kitayama "Smiling Cloud" Kohei | Thursday, July 31, 2008 at 01:02 PM

こんにちは
昨日、地元の書店で『クマにあったらどうするか/アイヌ民族最後の狩人 姉崎 等』木楽舎 という本と出合いました。
姉崎等氏と片山龍峯氏の対談によるもので、まず冒頭に、「クマは私の師匠です」と言う姉崎さんのお言葉に惹かれて手元に置いてじっくり読むことにしました。
そこには、クマにあったらどうするかの答えもあり、動物と人がどのように関わり暮らしていけばいいのかという生き方のヒントもたくさんありました。

この本との出会いのきっかけを作ってくれたこの記事に感謝します。

Posted by: 湖翠 | Tuesday, August 05, 2008 at 11:17 AM

私も北海道で山荘に泊まった時、NGOの人に死んだふりは間違った知識で、とても危険だと聞きました。
10年くらい前の話です。
ゆっくり後ずさるのは、どの猛獣の対処でも聞きますね。

Posted by: MM | Friday, January 11, 2013 at 05:50 PM

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