「母なる大地を守りたい〜立ち上がるアメリカ先住民」が再放送されます
以前当ブログでも紹介し、ぜひ見てほしいと書いたことがあるドキュメンタリー邦題『母なる大地を守りたい 〜立ち上がるアメリカ先住民』(全90分)が今週火曜日と水曜日の深夜に再放送される。まだ見ていない人は、深夜のことゆえ、録画するなどしてどうかご覧になってください。なおこのフィルムはワシントンDCにあるネイティブ・アメリカン博物館で昨年特別公開されています。
ダムと戦う東部大西洋沿岸森林地帯の「ペノブスコット(Penobscot Indian Nation)」、鉱石会社の採掘井戸を止める闘いに挑む大平原の続くモンタナ州の「ノーザン・シャイアン(Northern Cheyenne)」、原油の掘削に苦悩するアラスカの「グウィッチン(GWICH'IN)」、昨年ウラニウムの地下からの採掘を禁止したナバホ国のニューメキシコ側の「イースタン・ナバホ(EASTERN NAVAJO)」の、ネイティブ・アメリカンの4つの部族の人たちの環境を守る闘いの現実を知ることができますし、バックグラウンドに使われている音楽も素晴らしい。
<シリーズ 地球は訴える 〜大地〜>
母なる大地を守りたい 〜立ち上がるアメリカ先住民〜 前・後編(再)
BS1 6月17日 火曜深夜[水曜午前] 0:10〜0:55
BS1 6月18日 水曜深夜[木曜午前] 0:10〜0:52
アメリカ先住民族の多くが国土の4%に満たない居留地で暮らしている。社会資本整備は遅れ貧困や差別にあえいでいる。居留地では、政府主導によるエネルギー資源の開発が進み、深刻な環境破壊や健康被害が起きている。番組は、自治体と話し合いを続ける4つの居留地からのレポートで構成される。「我々の土地を守ることは地球を守ること。環境破壊のツケはいずれあなた方に返る」と長老たちは語る。
またこのドキュメンタリーを製作したカターディン・プロダクションとその作品である「HOMELAND : Four Portraits of Native Action」の公式サイトが、今年になって変更されていたので、そちらへのリンクも新たに張り直したものも提供しておく。
本誌過去記事:
グラミー賞の最優秀ネイティブ・アメリカン・ミュージック・アルバム
関連サイト:
「Sharing Circle (Infos)」カテゴリの記事
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Comments
残念ながら後半は見られなかったのですが、
前半だけでも見られてよかったです。
番組が始まる少し前にこのお知らせに
気がついてラッキーでした。
テレビを見ていて、私は近い将来、
アフリカ大陸でも同じようなことが
おこるのではないか?と、危惧しています。
アフリカ大陸に眠る豊富な資源を今、
先進国が狙っています。アフリカ大陸の先進国による
資源開拓はもう、すでに始まっています。
アフリカにはまだたくさんの部族と言語も
残っていますが、欧米化も進んでいます。
この番組の中の人たちのように、伝統に基づき
地に足をつけた生き方を選び、政府と冷静に
戦って権利を主張したりする人たちが
アフリカにはいるだろうか?
いとも簡単に身売りしてしまうんじゃないか? と、
これは私の個人的な考えですが、そんな想像まで
してしまいました。
テレビの中に映った人たちの表情が
他人には思えませんでした。
お知らせをありがとうございました。
後半はなんとかして見つけてみます。
Posted by: Y.Shima | Thursday, June 19, 2008 03:07 PM