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Thursday, June 19, 2008

昼間が1年でいちばん長くなる日になにが地球で起きているか

featherまもなく今年も夏至が訪れます。地球に生きる人たちにとって夏至はとても重要な瞬間で、陽に向かうエネルギーが極大になって陰に向かうエネルギーへと、そのときに転換するのです。暑い夏はこれからですが、黄道を旅する太陽はその瞬間から早くも冬へ向かって動きはじめます。このエネルギーの転換が無事に果たされることを願い、地球の上で生きている前の世界の知恵を伝える人たちは、こぞって特別な儀式を執りおこないます。

たとえば祈りと信仰に基づいた生き方で世界のバランスを保つことを使命とする北アリゾナのホピの人たちのところでは、夏至の日を前後する今日ぐらいから、ニーマン(ニマン)・カチーナという16日間続く儀式がはじまります。英語では「家に帰る(ゴーイング・ホーム)」と呼ばれている儀式です。

san_francisco_peaks

昨年の12月の冬至の時にサンフランシスコ・ピークス(上写真)という聖なる山からやってきてホピの人たちの村々に滞在して、一族の聖なる人や長老たちの話を聞いていた「カチーナ」というスピリットのメッセンジャーたちが、いろいろと聞かされた話の大事なことを偉大な存在に伝えるために本来の住居であるサンフランシスコ・ピークスの家に帰る日が来たのです。

Koshare AKoshare Bカチーナたちはいずれも人のようなかたちをしていて、それぞれが独特な性格や個性を持っています。尊敬をもって接していればカチーナはやさしく慈悲深い存在ですが、接し方を誤つとただおそろしいばかりでなく、世界の破滅まで引き起こしかねないと伝えられています。ホピの人たちが沙漠のなかの荒れ地にはじめて暮らしはじめたとき、一族のなかで神職に就く若者たちの集団に、聖なるダンスのやり方を教えたのがカチーナたちだったといいます。

ニーマン・カチーナという儀式は、1年の多くを儀式をして過ごすホピの人たちの儀式のなかでもおそらく最も厳粛で劇的なものです。半年の間村に留まってさまざまな儀式にあらわれたり、村人を笑わせたり喜ばせたり、時には叱ったりしてくれていたカチーナたちにしばしのさよならを告げて旅立つことになります。

mongwu16日続く儀式の最初の半分は、それぞれの村にあるキバと呼ばれる地下の神聖な空間でさまざまな宗教儀式がうやうやしく執りおこなわれます。カチーナたちもそれに加わります。それが終わると、カチーナたちが踊りを演じる日が来ます。夜明けとともに村の広場にカチーナたちが、豊作の証として今年畑でとれたばかりのまだ緑緑した最初のトウモロコシを茎ごと刈りとったものを、たくさん抱えて姿をあらわします。またさまざまな贈り物も持っています。贈り物のなかには子どもたちに教えを伝えるカチーナ人形もあります。1日そうやって踊りを踊り、日が沈む頃カチーナたちは祭壇の設けられたキバのなかに戻り、今度はキバのなかで、母なる地球の子宮とされる神聖な地下空間のなかで、カチーナたちはこのシーズン最後の踊りを踊ることになります。

imagenameカチーナたちの踊りがすべて終わると、カチーナたちの父とされるカチーナが別れの挨拶をし、この半年間に示されたさまざまな村人の良き行いに感謝して、これからも変わることなく力を尽くされるようにと祈りをあげ、そしてまず自分たちのみをトウモロコシの粉で清めると、つぎに同じトウモロコシの白い粉を撒いて村の地面のうえに西に向かう道を描きます。そしてそうやって描かれた道の上をカチーナたちはホピの人たちからの祈りや贈り物と共に去っていくことになります。

eagle_dancerカチーナたちはつぎの冬が来るまでサンフランシスコ・ピークスという聖なる山の中にある雲のなかの彼らの家でホピの人たちを見守って過ごすのです。ニーマンの儀式は、ホピの子どもたちにとってはちょっとしたクリスマスみたいなもので、カチーナたちは村を去るに際して子どもたちにさまざまな贈り物を手渡してくれる習わしになっています。


chief_and_lieutenantこのホピのカチーナにちかい信仰の名残は、世界各地に今も残されていると思う。聖なる山から神さまが下りてきて、村人と共に農作物を育てて、また山に帰っていくという世界観は、おそらく農耕定住の民にとっては、生活の一部であった。夏至の日は、聖なる山と精霊と人間の関係について思いを馳せるにふさわしい日です。

最近あなたは聖なる山を見たことがありますか? 触ったことは?

追記 ところで今日は満月。夏至の日に前後する満月は、昇ってくるときに幻想的に大きく見えるとされていますから、雨でなければ午後8時頃は東の空をご覧あれ。

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Comments

不思議なことは重なるものなのですね。仕事で必要な者を探していて、母が亡くなって今日初めて衣装箱をあけました。箱の中には紙を再利用したものにたくさんの懐かしい文字が書かれてました。いつか川見のやくにたちますように・・・と。そうです。探していたものだったのです。もっとあなたに孝行出来たらと考えつつ階段の上から後ろ向きに落下しそうになった時、その探していたものが支えてくれて落下を免れました。母の魂を強く感じましたよ。護ってくれている・・・涙が溢れました。独り言でした。ごめんなさい。

Posted by: 川見 | Saturday, June 21, 2008 at 05:54 PM

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