« 女性と性と聖 | Main | 今年いちばん小さくて遠い満月 »

Monday, May 19, 2008

その先に「アイヌ・ネーション」は見えているか?

アイヌ民族、先住民族認定へ 今国会決議サミット前政府声明
北海道新聞 2008年5月15日

自民、民主、公明、共産などの各党は十四日、アイヌ民族を先住民族として認め、権利の確立を求める国会決議を今国会中に行う方針を固めた。国会決議を踏まえ、政府も七月の北海道洞爺湖サミット前に、アイヌ民族を先住民族と認める声明を正式に発表する方向で調整に入った。

Source : アイヌ民族、先住民族認定へ 今国会決議 サミット前政府声明

「アイヌ民族は先住民族」 国会決議へ超党派で文案作り
朝日新聞 2008年05月15日

アイヌ民族を先住民族として認め、その権利を尊重することをうたった国会決議の採択を目指し、北海道選出の超党派国会議員らによる「アイヌ民族の権利確立を考える議員の会」の世話人会(代表・今津寛自民党衆院議員)が15日、衆院議員会館で会合を開き決議文案づくりを始めた。

Source : 「アイヌ民族は先住民族」 国会決議へ超党派で文案作り

首都圏のアイヌ民族署名3300人に 首相に20日提出
北海道新聞 2008年5月16日

アイヌ民族を先住民族と認めるように政府に求める初の署名活動を行っていた首都圏在住のアイヌ民族四団体でつくるアイヌウタリ連絡会(丸子美記子代表)は二十日、約三千三百人分の署名と要請書を福田康夫首相らにあてて提出する。

三月下旬の活動開始から三千人以上の署名が集まったことについて、同連絡会は「予想以上に多くの首都圏在住者が共感してくれた」と評価する。

要請書では《1》アイヌ民族を先住民族であることを認め、謝罪する《2》社会的、経済的支援−などについて政策の実現を求めている。

Source : 首都圏のアイヌ民族署名3300人に 首相に20日提出

アイヌ民族の権利確立 超党派議連が協議機関設置要請へ
北海道新聞 2008年5月16日

超党派の北海道関係国会議員でつくる「アイヌ民族の権利確立を考える議員の会」(代表・今津寛自民党道連会長)は十五日、世話人会を開き、政府に対してアイヌ民族の権利確立に関する協議機関の設置を求める方針を決めた。

今国会で行うアイヌ民族を先住民族として認める国会決議にも同機関設立を盛り込む。

協議機関はアイヌ民族に詳しい有識者らで構成し、社会的、経済的な地位を向上させる措置を検討することを想定。一九九五年に当時の五十嵐広三官房長官がアイヌ民族の権利向上に関する私的諮問機関を設置し、アイヌ新法(現アイヌ文化振興法)制定を柱とする答申をまとめた経緯がある。

世話人会では、七月の北海道洞爺湖サミットの開催に合わせ、国際社会に向けアイヌ民族の存在をアピールする内容も決議に盛り込む方針で一致した。

会合後、今津氏は記者団に対し「アイヌ民族が先住民族であることは明快。国会決議できちんと宣言したい」と述べ、世話人の民主党の鳩山由紀夫幹事長も「当然のことを当然と認める勇気を政府も持つべきだ」と強調した。

Source : アイヌ民族の権利確立 超党派議連が協議機関設置要請へ

北海道ウタリ協会:「北海道アイヌ協会」に名称を来春変更
毎日新聞 2008年5月18日

北海道ウタリ協会(約3500人)は、来年4月から名称を「北海道アイヌ協会」に変更することを決めた。長く差別されてきた「アイヌ」という民族呼称への拒否感が薄れたことに加え、昨年9月、国連総会で「先住民族の権利に関する宣言」が採択されたのを受け、アイヌを先住民族と認めていない政府に方針転換を迫る狙いがある。

Source : 北海道ウタリ協会:「北海道アイヌ協会」に名称を来春変更

アイヌ民族を先住民族として認めるよう、政府に対し求めている「北海道ウタリ協会」が、新ひだか町で要求の実現を祈るための儀式を行いました。
NHK 2008年5月18日

新ひだか町の真歌公園にあるアイヌ民族の英雄シャクシャインの像の前で行われた儀式には、「北海道ウタリ協会」のメンバーらおよそ70人が出席しました。儀式では、さけなどが供えられた祭壇に出席者ひとりひとりがお神酒をささげ、政府がアイヌ民族を先住民族として認めるよう祈りました。北海道ウタリ協会は、去年9月の国連総会で先住民族の権利の保護などをうたった宣言が採択されたことを受けて、政府に対する働きかけを強めています。今月15日には、超党派の国会議員らが今の国会でアイヌ民族を先住民族と認める国会決議を行うよう求めることを決め、北海道ウタリ協会は今月22日に東京の国会周辺を行進し、運動に弾みをつけることにしています。北海道ウタリ協会の加藤忠理事長は「これまで長年にわたり、先住民族として認められるよう取り組んできた。政府にはわれわれの思いをぜひくみ取ってもらいたい」と話していました。

Source : アイヌを先住民族に 認定祈願

|

« 女性と性と聖 | Main | 今年いちばん小さくて遠い満月 »

Native News Update」カテゴリの記事

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference その先に「アイヌ・ネーション」は見えているか?:

» 首都圏アイヌの声を国へ [Atelier Traveling Tree]
 昨日、首都圏アイヌの人々が「アイヌ民族を先住民族として認めること」などを求める要請書を、6419人と180団体の署名と共に、政府へ対して手渡した。  政府側との話し合いはビデオ撮影不可と言うことで、私は退席していたが、アイヌウタリ連絡会のH氏によると、要請書に対する政府側(官僚)の対応は「予想されたとおり」今までの政府の姿勢を繰り返すものだったという。  それでも先人がなしえなかった、首都圏アイヌの声を国へ届けることが出来たことは、大きな一歩だと評価していた。  署名活動はこれからも続き、さ... [Read More]

Tracked on Wednesday, May 21, 2008 12:52 PM

« 女性と性と聖 | Main | 今年いちばん小さくて遠い満月 »