インディアンの若い世代がこよなく愛する歌
NDN Kars - Keith Secola
ネイティブ・アメリカンの音楽というと、インディアン・フルートを考える人は多い。ただし、当然だが、インディアン・フルートの音は「眠くなって困る」というラディカルな世代ももちろんいる。そういう人たちにお勧めしたいのがキース・セコラとワイルド・バンド・オブ・インディアンズというインディアン・ロック・バンドだ。キース・セコラはアニシナベ出身のロック・ブルース・フォーク・ミュージシャン(シンガー/ギタリスト)として2年連続してナミー賞(NAMMY AWARDS)を受賞するなど評価も高く、とりわけ彼の作詞作曲した「NDN Kars」はコンテンポラリー・ネイティブ・アメリカンにとっては「これぞ現代アメリカン・インディアンの国歌」とさへ評価する人がいるほど親しまれている名曲中の名曲だ。「NDN Kars」とは「インディアンの車」のことで、ドアガラスなんて数枚なくなって、扉も半開き状態、ラジエターから吹き出す蒸気、期限切れのナンバープレート、ほこりだらけのダッシュボード、やたら甲高い音のするカーラジオ、傷だらけのボディ、点灯しないヘッドライトといった具合に、ぼろぼろだがそれでも必死にでかい音をたててリザベーションの内外を疾走している彼らの愛車のことをいう。インディアン・カーズは、そうした車をいとおしむための切れのいいロックであり、生きることを肯定し、聞くものを勇気づける力を持っている。何度も聞いて口ずさめるようになっておくと、いいかも。YouTube には彼らのライブもあがっているのでそちらも紹介しておく。こっちもなかなか(ぼくとしてはこつちが好きなのだが、最初に聞くには刺激が強いかなと思ってさ)。Ho!
NDN Kars
Music and Lyrics by Keith Secola
Wild Band Of Indians
Drum Sequence - Andy Kern
Vocal/Guitar - Keith Secola
Guitars - Kerry Jackson
Been driving in my indian car
hear the pound of the wheels
drumming in my brain
Dash is dusty
plates are expired
please mr. officer let me explain
Gotta make it to a pow wow tonight
sober 49, down by the riverside
looking for a sugar
riding in my Indian Car
My car is dented
the radiator steams
headlight don't work
radio can scream
got a sticker says
"Indian Power"
on my bumper
holds my car together
We're on a circuit on an Indian dream
we don't get old
just get younger
flying down the highway
riding in r NDN Cars
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