シベリアのネイティブ・ピープルと南北アメリカ大陸の先住民に遺伝子上のつながりが見つかった
カリフォルニアにあるスタンフォード大学ヒューマン・ゲノム・センターの研究者が、シベリアのネイティブ・ピープルと南北アメリカ大陸の先住民が遺伝子の上でつながりのあることを発見した。
調査においてシベリアのヤクーツの人たちとメキシコのマヤ族や、ブラジルのスルイス族やカリティヤナス族をふくむメキシコや中央アメリカ、コロンビアやブラジルの先住民の遺伝子に類似点があることを突き止めたという。
「まさしくそれは共通の先祖を持つと言うことを指し示しています」と語るのはスタンフォード大学ヒューマン・ゲノム・センターのデバイン・アブシャー研究員。
今回の新発見は、およそ30000年程前に今は姿を消したベーリング陸橋を伝って人類がシベリアからアメリカへ移住したことの強力な——遺伝子学的な——裏付けとなるものかもしれない。
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