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Saturday, February 16, 2008

日本列島に暮らす人たちはそろそろ生き方を変える必要があるのではないだろうか

petroglyph去年ホクレアがハワイからミクロネシアを経由してやってきたのは夢ではない。しかし何年も前に海洋ジャーナリストの内田正洋さんからその偉大な計画の話を聞かされた時以来、ぼくは「日本列島の周辺の海がきれいになるまではホクレアはやってこない」と思いこんでいた節がある。内田さんにもそう話した。だから、実際にホクレアがやってきた時には、喜びとそうじゃないものが混ざって実際不思議な気持ちだった。なんでホクレアはやってきたのか? ぼくたちの海はきれいになったのか? いったいホクレアはどんなメッセージを運んできたのか?

ぼくはあの幻のように美しい船が日本列島にやってきて以来、そのことを考え続けてきた。そこで、昨日公開された世界海図を見てください。世界の海がどのくらい傷ついてしまっているかを色別に分けてつくられた最新の海図だ。この海の色分け図は、2月14日木曜日にアメリカのボストンにあるアメリカ科学振興協会(American Association for the Advancement of Science)にカリフォルニア大学サンタバーバラ校の準研究科学者であるベン・ハルパーン(Ben Halpern)先生によって提供されたもの。

Imagename

オレンジ色に塗られているところは、なんらかのかたちで人間がダメージを与えてしまった海域をあらわしている。一目見ておわかりのように、実にこの惑星の海洋の96バーセントが、すでに人間活動によるネガティブな影響を被っている。海を傷つけたのは、漁業であり、釣りであり、われわれであり、河川や海洋の公害汚染であり、おそらくは50年代以降ずーっと恒常化している異常気象であるだろう。このように目に見える図表としてこのショッキングでやりきれない事実が公表されるのはおそらくこれが最初だと、この記事を大きくとりあげたイギリスのガーディアン紙は書いている。

人間活動の影響をかろうじてまぬがれている海域は地球という水の惑星の極地近海のほんの4パーセントにしかすぎない。特にダメージがはなはだしい海は、赤く識別されているので一目瞭然。イギリスから北欧沿岸にかけての北海全域と、そして日本列島沿海から黄海、東シナ海にかけての海域。どちらもかつて海洋帝国国家を目指した2つの国のまわりが痛々しく傷ついているのがわかる。

imagename日本列島を細かく見ると、外房、四国の太平洋岸、九州のほぼ沿岸全域、玄界灘、屋久島種子島から沖縄に至る島島々の周辺から東シナ海のほぼ全域とそれにつながる南シナ海など、母なる地球は深い傷口からあたかも血を流しているようにすら見えるだろう。今後は黄河や揚子江から流れ出る大量の汚染された水によって、この海域の海はさらに傷が深くなり、周辺に悲惨な状況を広げていくことになるだろう。

われわれは世界でいちばん汚れた海のなかに浮いた島で生きているという現実を受け入れるところからしかこの問題は解決に向かって動きはじめない。われわれは生き方を変えなくてはならないところに来ているのだから。この流れを変える力となるために、喜びの星と名づけられた外洋航海用の古代カヌーははるばるハワイからやってきたと、この地図を眺めながらあらためてぼくは考えている。

Source :

arrow2 Revealed: polluting impact of humans on the oceans
arrow2 Huge study gives wake-up call on state of world's oceans

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