音楽でなければなにが世界を変えるのか?
いつも記事を読んで刺激を与えていただいている「暗いニュースリンク」に、
ニール・ヤングの悲痛なメッセージ:「音楽で世界は変えられない」
というニュースが2月10日付で紹介されていた。以下はそこからの引用だ。
「音楽で世界を変えることができた時代は過ぎ去った。今、この時代にそういう考えを持つのはあまりにも世間知らずだと思う。」自作のドキュメンタリー映画『CSNY Deja Vu』がベルリン国際映画祭で特別上映されるにあたり、記者会見でニール・ヤングはそう語っている。『CSNY Deja Vu』は、ニール・ヤングが『リヴィング・ウィズ・ウォー』を引っさげて行った2006年度クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング全米公演『Freedom of Speech tour』の様子と、それに対する世間の反応を収めた映像作品。このドキュメンタリーでは、例えばライブの最中、『Let's Impeach the President(大統領を弾劾しよう)』が演奏されると、喝采とブーイングの嵐に会場が分裂し、憮然として途中退出する聴衆の姿などを見ることができる。
悲痛な面持ちで音楽観を語るニール・ヤングは、しかしそれでもドキュメンタリーを制作する意義はあったと語っている。「あれをやらなかったら、昔のヒッピー達が思ったことを喋ってるだけになるところだった。そんなの誰が気にする?」「論争を巻き起こすのが目標だった。このフィルムでそれがある程度実現できると願っている。」
ではこの時代に世界を変えられるかもしれないものはなにか?
ぼくはかねてよりニール・ヤングの言葉に興味があるので、リンクが貼られていた先のAP電が世界に配信したもと記事から「暗いニュースリンク」が紹介していない彼の言葉の部分を拾い上げておく。
「音楽が世界を変えることができたかもしれない時代は過去のものになったとぼくは思う。今、このような時代にそのようなことを考えるのはあまりにもナイーブすぎるように思える」「ぼくが思うに、今の世界はまるで別のもののようだ。この世界に違いをもたらしたり、この惑星を救えるためのものがあるとするなら、それは科学や、物理学や、スピリチュアリティの時代ではないだろうか」
Source : Neil Young: Music no longer can change world
Native Heart Tuesday, February 12, 2008 「音楽が世界を変える時代は過ぎ去った」と話したニール・ヤングからの声明文
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