縄文人を最初の日本人と教えたがる勢力の存在
このところ産経新聞は歴史における「縄文時代」にやけに力を入れている。今朝のmsn産経ニュースにも、小学6年生の歴史教科書に「旧石器・縄文時代」の記述がないことを憤慨しているような印象を受ける「『弥生以前』教える意義 4日にシンポ」という記事が出ていた。「自国の歴史を基礎から学ぶ必要はないのか」と。
記事によると2月4日に日本考古学協会(会長・西谷正九州大学名誉教授)が「弥生時代以前を教える意義」について討論する公開シンポジウム「歴史教育と考古学」を東京・小金井にある東京学芸大学で開催するのだという。
シンポジウムでは、「小学校教科書から消えた旧石器・縄文時代の記述」「学校教育と考古資料の活用」などのテーマで、岡内三真・早稲田大学教授、釼持輝久・元神奈川県横須賀市立長井小学校教諭らが基調報告をしたあと、考古学者ら専門家8人がディスカッションする。同協会理事の大竹幸恵さんは「日本史を24時間にたとえると午後10時半まで占めるこの時代は、子供の人気が高い。自然との共生など多分野にかかわることを、単なる暗記ではなく、日常に引きつけて学ぶことができる。そういうことをきちんと伝えたい」と話している。参加無料。午後1時から6時まで。問い合わせは同協会(電)03・3618・6608。(牛田久美)
産経新聞が縄文時代にこだわるのは、それが「自国の歴史」と思いこんでいるからだし、縄文時代の人たちを「最初の日本人」と教える教育がこれから推進されていくことになるのだろう。「日本列島における人の営みの歴史を24時間にたとえると午後10時半まで占めるこの時代」と、「残りの1時間半しかない日本」がほんとうは連続性がなかったということを、語り継いでいく必要性を痛感する。
アメリカ・インディアンが「最初のアメリカ人」ではないように、「縄文人は最初の日本人」ではないのだから。日本列島における日本人の歴史は、1時間半しかないのである。
Source : 「弥生以前」教える意義 4日にシンポ
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» 127:歴史と共育 [野人魂]
「歴史教育と考古学」と題された公開シンポジウム。
先日、北山耕平さんのブログを読み、
たまたま自宅に近いのと内容に興味がありでかけてみました。
以前から話題になってはいますが、
何でも一過性ブームのようになりがちな昨今。
題材は小学校の社会科教科書です。
この写真を見てほしい。
日本国の歴史はなんと、「米作り」からです。
つまりは「弥生時代」から始まっている。
・・・ということは、
今のこども達はそれ以前のことを抹殺されたまま大人になるわけ。
同時に、何が起... [Read More]
Tracked on Thursday, February 07, 2008 at 11:28 PM










































Comments
その時いたのはどんな人達か教えてもらえるとうれしいです。
縄文人と弥生人がどういう風に混ざり合っていったか、どうして多数派の弥生人(華人)が華人の国を創らなかったのかすごく不思議に思います。
Posted by: fukuro | Saturday, February 09, 2008 at 02:51 AM
fukuroさま
これは想像の域を出ませんが、動乱のアジア大陸からばらばらにやってきた人たちは、国を失ったか、結果として追い出された難民、ボートピープルだったからではないだろうか。その人たちは組織的にやってきたのではなさそう。でこの人たちが国を作る前に、朝鮮半島のいくつかの国々による植民地・領土獲得のためのパワー・ハングリーな戦争が日本列島で始まってしまったと。
そうした大陸から渡来した人たちを結果的に出迎えることとなった、それ以前に数千年この列島で生き延びてきた人たちがいったいどんな人たちか? これは誰にも教えられるものではありません。ぼくたちの血の中にほんのわずか、数パーセントの痕跡を残しで忽然と消えた人たち。それぞれが魂の記憶をさかのぼり、環太平洋諸国の先住民とされている人たちの神話や伝説や記憶と照合していく作業が必要かも。
Posted by: Kitayama "Smiling Cloud" Kohei | Saturday, February 09, 2008 at 07:58 AM