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Thursday, January 03, 2008

ホビ伝統派最後の長老はなぜ秘密とされてきた聖なる教えを公開しはじめたのだろうか?

Grandfather Martin holding a *replica* of one of the Sacred Stone TabletsThe Dream Masters(TDM)」というサイトがある。一見すると、NewAge 的な雰囲気に満ちあふれたサイトであるが、そのなかでひときわ異彩を放っているのが、ホピの伝統派のおそらくは最後の長老で、グランドファザーであって、火一族の聖なる石版の守護者であるマーチン・ガシュウェスウマ(Martin Gashweseoma)氏のページである。余談だがグランドファーザーのマーチン・ガシュウェスウマは911の起こる5年前にこのような事件が起きることを予言していたとされる人物だ。

で、今回紹介するページは、北アリゾナのサードメサでつましく簡素な生活を送っている、1922年12月7日生まれで先月に85歳になったそのマーチン氏自らの手で送られてくる英語の原稿をそのまま〔なにも手を加えることなく〕毎月一度掲載する目的でつい先ごろ設置されたもので、TDM はインターネット上にその場を提供しているに過ぎないという但し書きがある。

したがってサイトは常に工事中の状態であり、そこに展開されるグランドファザーからのメッセージはホピに残されたいくつもの予言の解釈から解読、石版に描かれているメッセージ、実物ではないがその「石版そのものの複製」の写真(上写真)や図版、浄化の時代を生き抜くための教えと多岐にわたり、その量も驚ほど膨大なものになっている。

ここから読み解けるものは実にさまざまにあるのだが、ひとつはっきりしていることは、ホピの伝統派の世界で「ただならないなにか」が起こっているということであるだろう。いや、ただならないことが起きているのはホピのなかでだけではなく、われわれの暮らす世界でただならないことが、偉大なるサイクルの終わりが近づいているのかもしれない。おそらく、こうした古くから伝統を守る人たちのなかで伝え守られてきた神聖な予言に耳を貸す人たちの数が、ホピの部族のなかにおいてすら激減してしまったことが考えられる。(ホピで起こることは世界で起こるのだ)

インターネットの上にこうしてグランドファーザーがあえて自分の場所を確保して、そこに一族に残されてきた「神聖な知識」を公開することなど、かつては絶対になかったことなのである。グランドファーザー・マーチン・ガシュウェスウマは、その教えに耳を傾ける伝統派のホピの人たちが「ほんとうのホピ」と呼んでいた人たちのために、彼の頭のなかを公開しはじめたと見るべきだろう。

すべての人がこれを読む資格があるのかどうかぼくにはわからないが、こういう場所がインターネットの上にあることだけは「あなた」に伝えておかなくてはならないと感じた。おそらく、これだけの短い情報だけでも、心ある人はそのページの重要性に気がつくにちがいない。こうした情報を心から求めている人は、敬意を払いつつときどき訪ねてその中身を少しずつ読み進まれると良いと思う。

きわめて重要なことが公開されているのだが、しかしその重要性にすべての人が気づくとは限らない。

註:「Martin Gashweseoma」の読み方としては「マーチン・ゲスリスウマ」と書かれるときもあるが、ここでは「マーチン・ガシュウェスウマ」とした。「グランドファーザー・マーチン」だけでもいいと思うのだが。

arrow2 The Dream Masters - Grandfather Martin Gashweseoma

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Comments

おはようございます。

ここ最近、早起きを始めました。
まだ毎日というわけにはいかないのですが、
電力を減らす為にも、祈りの時間を持つ為にも、
太陽のサイクルに合わせて生活を少しずつ変えようと
思っています。

まだ読んだ本の数が少ない為、分からないことを
この欄をお借りして質問させていただきます。
どうぞ宜しくお願い致します。

インディアンの方々は太陽が昇る何時間も前に
準備を始めると聞きましたが、祈りの時間など、
どのようなことをされているのですか?

東西南北、四方に向かい、日の出を迎えて
祈るのでしょうか?

祈りとは感謝の気持ちを捧げればよいのですか?

早朝5時というと、今の時期は真っ暗ですね。
真っ暗な中で、電気をつけずにできることを考え、
’祈り’も、今はまだ何となく漠然としているので、
正しい祈りにしていきたいのですが、
教えていただけますか?

Posted by: Rin | Saturday, January 05, 2008 06:53 AM

マーチンは1990年12月にニューメキシコ州サンタフェで、彼が管理していた火氏族の石版を公開しました。
ホピに伝えられてきた「本当の白い兄弟」が持ち帰るとされている1枚の石版と不明になっている他の石版の情報を広く得るためだったと聞いてきました。
そして、サンタフェで石版を公開したことで、一部のホピから批判と反感を受け、石版は奪い取られて今はマーチンの手元にはないはずです。

85歳になった今、彼が急いでいるのは、失われた石版を一刻も早く探さねばならないという思いからではないかと察しています。残念ながら、英語のサイトはまだ読めていなくて、マーチンの思いをそのように推し量るのみですが。

また、彼は92年に来日していますが、それ以降は海外からの招きに応じていないと思います。(中米か南米には行っているかもしれません)ともかく、いつ何が起こっても不思議ではない状態なので、海を渡ることはもうできない、と言っていました。

彼はあそこにいなければならない筈です。
「その時」が近づいていると感じているからでしょう。
いくつものサインを彼は見て取っているのでしょう。

「その時」が来たならば、彼にはしなければいけないことがあり、そして、教えを固く守っているホピならば、どのように振舞わなければならないかが、教えられています。

高齢になったこともあるでしょうが、マーチンはもうホピを片時も離れることはできないのだと、そんなふうにわたしは感じています。

Posted by: hopiseed | Sunday, January 06, 2008 01:59 PM

Rin さんへ

この件については、近いうちに、もう少し手が空いてきたら、あらためて別項目を立てて返事に替えるつもりです。以前にも似たことを書いたと記憶しているので、過去記事を探ると出てくるかもしれないのですが、2008年の所感として記事をあげる予定ですので、気長にお待ちください。

Kitayama "Smiling Cloud" Kohei

Posted by: Kitayama Smiling Cloud Kohei | Sunday, January 06, 2008 06:45 PM

ありがとうございます。

お忙しい中すみません。
わたしも、以前貴サイトに記事が載ったかもしれないと
思いました。また改めて探してみます。

また、直接ワークショップなどで祈り方について
教えていただける機会が来るといいなと思います。

それまで、自分なりに考えて祈ってみます。

ラコータ共和国とラコータ・オヤテについての論争も
様々な見解があるそうですが、結束の固いインディアン
の社会でさえも同じ部族の中で考えを一致団結させるのが
難しいとのこと、どこの国、どこの場所、どんな人間関係
においても同様なのだと感じました。
(当然なのですけれど 笑)

そう考えると、’ホピの国で起こることは世界で起こる’
と言われるように、まさに世界の何処においてでも
同様の問題を抱えていて、それは逆に、ラコータで起こって
いる問題であっても、それぞれの国々で、それぞれの場所
で、その問題を解決できるのかもしれないと思いました。

皆が皆、一度に幸せになることは難しいかもしれないと
思いますが、どうしたら皆が幸せに穏やかに暮らせるん
だろうと、いい方法がないかなぁと思っています。

次回の祈りの記事を、楽しみにしています。
ありがとうございました。

Posted by: Rin | Monday, January 07, 2008 11:39 PM

Rin さま

新しい記事を書く時間がなかなか取れません。世界でなにかが起こっているからです。そこでとりあえず過去記事を見つけました。

http://native.way-nifty.com/native_heart/2004/03/post_10.html

http://native.way-nifty.com/native_heart/2004/04/post_15.html

http://native.way-nifty.com/native_heart/2005/01/post_4.html

以上みっつです。これは「聖なる言の葉」というほ本を刊行した時に書いたものですが、単なる広告のつもりで記事にしたものではありません。考え方は今も変わっていません。いや、むしろ確信が深まりつつあるかも :-)

Posted by: Kitayama "Smiling Cloud" Kohei | Thursday, January 10, 2008 05:11 PM

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