「神さまとのインタヴュー」という文書
風邪で寝ていた時、「The Interview With God」という著者不明(author unknown )の文書が届いた。ぼくにははじめて読むものであり、なかなか可愛らしい文章だったし、真実にやさしく迫っていたので、どこかで誰かがもう翻訳しているかもしれないが、ざっと日本語にしてみた。ご笑覧を。
神さまとのインタヴュー 著者不明
神さまにインタヴューしてる夢を見た。
「で、インタヴューをしたいって?」と、神さまがたずねてきた。
「もしお時間がおありなら」とぼく。
「わたしなら時間はある、永遠にね」神さまは微笑んだ。「で、どのような質問があるのかね?」
「種としての人間についていちばん吃驚(びっくり)したところは?」
神さまはこたえた・・・
「子どもであることに退屈して、いそいで大人になろうとしたあげく、もう一度子どもに帰りたいなどと言い出すところ」
「お金を作るために健康を損ない・・・その健康を回復するために、お金を失うところ」
「未来のことを心配するあまり、現在のことを失念し、その結果、現在にも未来にも、生きていないところ」
「まるで自分だけは死なないかのように生き、今までまるで生きていなかったかのごとくして死ぬところ」
そこで神さまがぼくの手を取ったので、ぼくたちはそのまましばらく黙っていた。
しばらくしてぼくはたずねた。「親のひとりとして、あなたは自分の子どもたちにどのような人生のレッスンを学んでもらいたいですか?」
「学ぶべきは、誰にも愛を強制させることなどできない相談だということ。できることはただ、その人たちが愛されるにまかせるだけ」
「学ぶべきは、自分たちと他の人たちとを比べるのはよいことではないということ」
「学ぶべきは、許しを実践しながら許すこと」
「学ぶべきは、愛する人を深く傷つけるのはわずか数秒で、その傷口を癒すには長い年月を必要とするということ」
「学ぶべきは、豊かな人とは最も多く持つ人でなく、必要とするものが最も少ない人だということ」
「学ぶべきは、心から愛してくれる人が、自分の感情を表に出したり、表現したりすることをまだ学んでいないということもありうるのだということ」
「学ぶべきは、同じものを見ているふたりが、まったく違う見方をしていることもあるのだということ」
「学ぶべきは、お互いに許し合うだけでは足りずに、お互いが自分自身を許さなくてはならないこともあるということ」
「貴重なお時間をありがとうございました」とぼくは申し出た。「ほかにまだ、あなたの子どもたちに、これだけは知っておいてもらいたいことがありますか?」
神さまは微笑んで最後にこう言われた。「そうだな、わたしはいつだってここにいると
みんなに知らせてほしい」
-author unknown
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Comments
不思議なお話、でもリアルです。
ぼくと神様は実は同一で、ぼくのスピリットが神様なんだと思います。易しそうで深い意味を含むお話は、もしかして絵本などになっているのでしょうか、ね。
Posted by: みなと | Monday, January 28, 2008 07:41 PM
素敵な文章ですね、心に響きました。書き写して何度も読み返しています。
Posted by: mico | Tuesday, January 29, 2008 02:32 PM
深い上に、グッとくる何かがあるような気が。
下腹にグっとくるなにかが。(変な意味じゃないですよ。丹田に来たということです。)
思わず無心で読み浸ってしまいました。
Posted by: masa | Friday, February 08, 2008 07:55 PM