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Monday, October 15, 2007

ネイティブ・ピーブルの環境にたいする考え方

mita'kuye oya'sin

「環境はそのなかに暮らす人の心と頭の中身の投影である」ということをかねてからぼくは伝えようとしている。これはいうならばネイティブ・サイエンスの中核にある認識の仕方で、わかりやすい例をあげれば、「あなたの着ているものはあなたを投影し」ているし、「あなたのマインドはあなたの暮らしている部屋と相似象」なわけだし、「あなたの家の中のありさまはあなたの家族の状況を投影している」し、「あなたがその一部の共同体のゴミの状況を見ればその共同体を構成してる人たちの頭と心の状態もわかる」し、「ひとつの国の周辺の自然の汚れ方などを見れば、その国民のマインドの程度が見える」し、「地球のありさまは今の世界の写し鏡」ということでもある。ひいてはこれは「心が汚れている人が作り出すものは必ず公害をまき散らす」(ローリング・サンダー)といった表現ともつながってくる。

もうすこし自然界を広くとらえた表現をすれば「環境とはそのなかに暮らすすべてのいのちあるものの意識の投影である」といったほうがより正確かもしれない。熊や狸やハクビシンや犬やネコといった四つ足の生きものや、羽根をもつ生きもの、地を這う生きもの、物言わぬ木々や草花、石、土、川、山、湖、海、月、星、太陽の考えていることも、当然環境には投影されてくるからだ。自然が撤退をはじめた都市などでは、そこに暮らす人たちの心が環境を支配しはじめる。

当然、どんな色のものを身につけるか、家の中や周囲をどのように飾り付けるか、そういったプロセスのひとつひとつが、環境と自分の関係を常に思い出させるように働いている。

心と環境の関係を考えるのに、覚えていてほしいのがネイティブ・アメリカンのラコタの人たちがしばしば口にする「ミタクェ・オヤシン(Mitakuye oyasin)」という言葉である。この言葉は、ラコタの人たちのみならず、すべての地球に生きるネイティブの人たちの世界の認識の仕方を象徴する言葉と考えることができる。

「ミタクェ・オヤシン(Mitakuye oyasin)」は、ラコタ語辞典的に表記すれば「mita'kuye oya'sin」となり、「mita'(わたしの)」「taku'ye(親戚・つながる)」「oya'sin(すべて)」の3つの言葉から構成されている。「ミィ・タア・クゥ・ヤァ オー・ヤ・シン」と発音される。

もちろん心がこもっていなければただの言葉のひとつだが、心がともなうとそれは死生観や存在の仕方といったおそろしく深い意味を持つようになる。エルダーのなかにはこの言葉はきわめて神聖なために過度に口にすべきものではないという人もいたりするので、声に出して言うときには注意を要する。

ラコタのメディスンマンのレイム・デイアーの語りおろしをぼくが翻訳した際には「わたしにつながるすべてのものたちよ」と日本語化した。「われわれはみなつながっている」と翻訳することもできる。

これはそのまま彼らの伝統的な思考法であり、自然の、環境の、共同体の、国の、世界の、宇宙の受けとめ方でもある。目に見えるものもめに見えないものもすべてが網の目のようにつながりあっていて、わたしたちは意識という触手で相互に影響を与えあっているのである。そしてあなたがなにかをするということは、そのすることによって他のすべてに影響を与えることになる。

さて、今日はゴミを出すついでに、ぼくの暮らしている地区のゴミの集積場をつぶさに見てくるとしよう。そこは見事なまでに共同体の心のありさまを映しだしているにちがいない。

HO!

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Comments

こんにちは。
鏡に映るものをときどき確かめながら、今いる自分の環境を考えてみる必要があるのですね。なるほどもっともなことでも、まったく考えていなかった自分が恥ずかしく思えてきます。生かされていることを忘れずに、これからは1つでも多く、地球への感謝をもって生活をしなくてはなりません。

Posted by: claudia | Sunday, December 02, 2007 at 04:22 PM

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