写真が公開されたアマゾンに隠れていた汚れなき部族
なにはともあれまずは「このページ」をご覧ください。ローリング・ストーン(Rolling Stone)という雑誌がただものではないことをあらためておしえてくれる12枚の写真群が、ギャラリー風に掲載されている。同誌の最新号にはこれら以外の写真も掲載されているという。写真はサバスティアオ・サルガド(Sebastião Salgado)というブラジルの田舎の牧場で育ち、直接その目で原生の熱帯雨林が破壊されていくのを目の当たりにした写真家が撮影したもの。おそらくこれほどまでに文明に汚染されていないアマゾンのネイティブたち(ヤノマミの人たちなど数部族)とその世界がここまで鮮明な写真に撮影されたのは初めてではなかろうか? ローリング・ストーン誌がこれまで8年間の歳月をかけて撮影してきて、ようやく半ばに達した「地球創世プロジェクト(“Genesis” project)」の途中経過を公開したもの。モノクロ写真の力を再確認する意味でも、この機を逃さず、ぜひ透明な目と心でご覧ください。
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