ボリビア大統領の次なる打つ手
以下は「サバイバル・インターナショナル・ジャパン」が発信している最新の先住民族情報のひとつです。
ボリビア政府は未接触インディオ保護に動くペルー国境の近くに住み、ほとんど知られていない未接触インディオ・グループを保護するため、ボリビア政府は居留地を策定しています。
彼らについて、16世紀に金銀を略奪するスペイン征服者と衝突した、かつて大勢いたトロモナの子孫だと信じている人もいます。
自分たちの領域を死に物狂いで守ったという評判によって、19世紀に西アマゾンでゴム・ブームが巻き起こるまで、彼らはそのまま手つかずの状態でした。
けれども、数万のインディオが、奴隷、虐殺、疫病によって死亡し、そしてトロモナの生存者は、彼らの領域内の最も離れた場所に退いたと信じられています。
確たる証拠はとても少なかったのですが、マディディ国立公園内に孤立したインディオがいると、長年にわたって予測されていました。
ボリビア大統領のモラレスは、インディオの生存を確実にする特別保護区創設の法律にサインしました。居留地域内での石油・ガス開発、採鉱・伐採は、すべて禁止されます。
[森本和男訳]
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