« 現代日本人の約2割が日本列島の先住民とおなじタイプの耳あかを持つ | Main | 犬が逃げていった道 チェロキー一族のおはなし »

Saturday, September 15, 2007

メキシコの五つ星ホテルがマヤ人の女性を露天商として放り出したというよくあるニュースがめったにないニュースになったわけ

Ms Menchúイギリスの新聞ザ・ガーディアンが今年の8月17日の金曜日にこんな記事を掲載した。それによるとメキシコのカンクンというリゾート地にある五つ星のホテル・コーラル・ビーチで、ひとりのマヤ族かほかの中央アメリカの先住民女性の着る派手な衣装を着た女性が、露天商か乞食として、いつものようにホテルの中から外に従業員によって放り出された。従業員は頭からその女性がそのようなものであるときめつけて、なにひとつたずねることもなく姿を消すように命じた。きっとよくある光景のひとつだったのだろう。違っていたのは、その女性がノーベル平和賞を受賞し、ユネスコ大使で、グアテマラ大統領選に出馬していて、先住民の権利のために先頭に立って闘うリゴベルタ・メンチュウさん(写真)だったことである。メンチュウさんはメキシコ大統領の招聘を受けて、このリゾートで開催される飲料水の衛生問題にかんする会議に出席するためにメキシコを訪れ、このホテルでインタヴューが予定されていた。

|

« 現代日本人の約2割が日本列島の先住民とおなじタイプの耳あかを持つ | Main | 犬が逃げていった道 チェロキー一族のおはなし »

Native News Update」カテゴリの記事

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference メキシコの五つ星ホテルがマヤ人の女性を露天商として放り出したというよくあるニュースがめったにないニュースになったわけ:

« 現代日本人の約2割が日本列島の先住民とおなじタイプの耳あかを持つ | Main | 犬が逃げていった道 チェロキー一族のおはなし »