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Friday, August 03, 2007

シッティング・ブルの自画像とヴィジョン

Self-Portrait Sitting Bull

シッティング・ブルが戦場で戦っている自分を表現したこの自画像をわざわざ描いて残したたのは、リトル・ビッグホーンの戦いの2年前の1874年のことだった。彼はここで自分の姿に重ねて、霊的な自己も描き出している。シッティング・ブルはアメリカ軍の兵士たちが、自分たちを聖なる土地から追い出そうとしたために敗れるというヴイジョンを見たと語っていた。1876年、3000名をくだらないラコタの戦士たちをひきつれて、彼はカスター(将軍)と合衆国陸軍をリトル・ビッグホーンの戦闘で敗北させた。アメリカ合衆国はすぐに報復に転じ、結局シッティング・ブルは彼の一族と共に降伏を余儀なくされる。しかしそれは、この自画像のなかではいまだ起こってはいないことだった。シッティング・ブルは自画像のなかではラコタに伝統的な戦用かぶり物であるウォー・ボンネットを身につけ、ウォー・ペイントをほどこされた馬にうちまたがり、左手には火を噴くライフル、右手には先端に羽根のついた星条旗の旗を握りしめている。なぜ絵のなかでシッティング・ブルが星条旗をもっているのか、この旗は、そして羽根はなにを意味するのかは、今となっては謎である。

この戦における自画像は、ニューヨーク州クーパースタウンにあるフェニモア美術館(The Fenimore Art Museum)で今年いっぱい展示される「神話と現実:大平原におけるアート(Myth & Reality: The Art of the Great Plains)」のなかで公開されている。

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