インディアンの女性は怒らせてはいけない
そのカイオワの男には目に入れても痛くない子どもたちが6人いた。子供を6人ももうけた「偉業」に男は多いに満足していたらしく、あるときから自分の女房のことを、彼女が嫌だというのにもかかわらず、彼は自慢げに公然と「6人の母さん」と呼ぶようになった。
ある晩、2人はパーティに出かけた。やがて夜も更けてきて、自分たちの退け時だと判断した男は、奥方をうながすべく、わざとらしく大声でこう呼びかけた。
「おいそろそろ、おいとましようや、ぼくの小さな6人の母さん!」
場をわきまえぬ思慮を欠いた夫の呼びかけに、彼女は半ば切れて、同じように大声でこう言い返していた。
「ええ、あなたさえよければいつでもよくってよ、4人のお父さん!!」
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