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Friday, June 01, 2007

さらにブログを続けるということ

So you can get on with your search, baby,
and I can get on with mine.
And maybe someday we will find
that it wasn't really wasted time.


Wasted Time by EAGLES

[それならばベイビー、君は君の探しものを探せばいい/ぼくはぼくで自分の探しているものを見つけるだろう/きっといつの日にかぼくたちは/それが無駄な時間じゃなかったことを知るはずだ(イーグルス「無駄な時間」より)]

月が訪れ、このブログも区切りの4年目にはいっている。もともと4年前の夏至の日に富士山麓でおこなわれた「せかいへいわといのりの日 WPPD2004」というギャザリング(ラコタのチーフ・アーボル・ルッキング・ホース氏提唱になる地球の聖地に人々の意識を集めるイベント)にむけた頭と心と体の準備のために、このネイティブ・ハートというブログをはじめたもので、その前後の事情は「わたしがこのブログを続けている理由」という記事に書いてある。(今年も世界各地でへいわといのりのギャザリングがおこなわれる。富士山でおこなわれる WPPD2007 の詳細はここに。)

4という数は、すべての地球を生きる人たちにとって非常に重たく、かつ神聖な数字で、ある意味でそれは輪を回る旅が東西南北を旅して一巡することを意味する。当ブログも最初は数人のアクセスからはじまり、現在では毎日1000前後のアクセスがあるようになっている。

くはもともと雑誌の原稿を書いたり本を作ったりをするのを大学卒業以来仕事にしてきた売文の徒である。原稿用紙一枚書いていくらという世界で長いこと生き延びてきた人間にとって、お金にならないブログを続けることは、無謀なチャレンジ以外のなにものでもなかった。ぼくの才能ある友人の多くがこれでは食べていけないという理由でせっかくはじめたブログを断念したり、はじめることに躊躇するのを間近で見てきた。

しかしそれでもぼくはこの間に、数十名の方々から、心のこもった「寄付(ドネーション)」をいただいた。サイドバーの右下にあるドネーションボタンを押して金額を選んでニフティ経由で贈られてきたものや、アマゾンのギフトカードを贈ってくださった方もある。講演会場で寄付をわたされたこともあった。またサイドバーや本文の書籍に貼り付けたアフリエイトからもたらされる収入も、最近は毎月3000円ぐらいになっていて、おかげですこしは本が買えるようになった。もちろん、それだけで食べていっているわけではなく、生活時間の多くは家族を養うための仕事に精力をつぎこんでいるのだが、それでもそうした寄付をこれまで寄せていただいたみなさんには——個人個人にはお礼できなかったケースもあるけれど——心の底から感謝している。

ぜこんなことを書きはじめたのかというと、以前も少し書いたがこのブログに過去に書いた記事をまとめて本にしようというプロジェクトが現在2件進行していて、それらがもうじき形になるからだ。それら2冊の表紙写真をここに掲載しておく。

Native JapaneseNative jokes

左の『ネイティブ・アメリカンと・ネイティブ・ジャパニーズ』は、ぼくたち日本人をやっている人間にとってアメリカ・インディアンをどう理解するべきかについて書いた詩や文章を集めて編集し、別に書き下ろしを新たにくわえたもので、アメリカ・インディアンについて学ぶことが自分について学ぶことであることをわかりやすく説いたものだ。『自然のレッスン』『虹の戦士』『ジャンピング・マウス』を刊行してくれた太田出版[東京都新宿区]の心ある友人の編集者が、最初のネイティブ・ハート・ログブック(航海記録)として世に出してくれる。簡易フランス装の素敵な本だ。

また『自然の教科書』『聖なる言の葉』『月に映すあなたの一日——ネイティブ・アメリカンの364のことわざ』を刊行してくれたマーブルトロン[東京都 杉並区]からは右の『インディアンは笑う——ネイティブ・アメリカン・ジョーク・コレクション』がほぼときを前後して刊行される。これは当ブログに掲載したインディアン・ジョークを集めて少し手を入れたもので、世界でもまだ類を見ない抱腹絶倒のネイティブ・アメリカンのジョーク集で、『月に映す』と同じグルーヴィジョンズがデザインしてくれた。

いずれ発売日等が確定した段階で、今月中にあらためて内容等についてはお知らせするので、ぜひ書店などでご予約されお買い求めいただきたいと願う。これらの本がどのように売れるかが、今後の当ブログのあり方を決定づけると言っていい(おいおい、脅迫かよ\(^O^)/)。

れまで自分としては金銭的なことは一切考えることなくこのブログを作り続けてきており、今後もその考え方は変わらないのだが、このブログを維持していくための精神的経済的基盤を作るための家を保つための仕事の方がこれでなかなかに大変で、お知らせしたいことがたくさんあるにもかかわらず、ここのところ大切な記事をいくつも公開できないまま悔しい思いをしながら過ごしてきた。

ついては6月15日までに、上記2冊に使用する記事に関しては、暫時当ブログから削除させていただく(作業はすでにはじまっている)。本に収録していないものについてはそのまま公開を続けるが、それらもいずれ本になったあかつきにはブログからは削除される。ブログに書くものは、ニュースや情報提供のもの以外は、あくまでもぼくがいまだ書かれざる本の下書きとして暫定的に公開するというのが前提ではじめたもので、完成形になったときにはそれらを削除するのが、自分と読者と出版にかかわつてくれたすべての人たちにとっての礼儀だと考える。

本が売れなくなったという声を聞いて久しいが、ぼくはきみのハートにつながる手段として、宇宙とつながる手段として、話をすることと、本を書くことを、それでも信じているのだから。

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Comments

ブログも人を繋げるものとしてとてもいいものですが、本は心と本棚に残りますから(笑)。
お忙しいでしょうが、頑張ってください!

Posted by: ハマンダ | Thursday, June 07, 2007 at 06:00 AM

ハマンダさん

「本は心と本棚に残りますから」
いいなあ、そう考えてくれると、前向きで。:-)

ブックオフで自分の本が売られているとわけもなく買い占めてしまうKitayama "Smiling Cloud" Kohei でありました。

Posted by: Kitayama "Smiling Cloud" Kohei | Thursday, June 07, 2007 at 09:07 AM

Smiling Cloud さま、すばらしいお仕事、本当にありがとうございます。
なぜ、人はネイティブの文化に惹かれるのか・・・自分でもよくわからないまま何年もたってしまったのですが、このサイトの、北山Smiling Cloudさんの記事を読んで、やっと!!長いこと探していた答えの一片が見つかった!という気分です。

そう、そうですよね。
そして、日本人に限らず、世界のすべての人は、かつてネイティブだったことがあり、世界の先進国でネイティブの文化に惹かれる人が最近増えているのは、ネイティブだったころの何かが今の私たちに、「目覚めよ~」って、刺激しているのかもしれません。

これからの私たちの挑戦を、刺激し支えエンパワーしてくれている北山さんに心から感謝しています。

Posted by: Na-Gi | Tuesday, July 15, 2008 at 06:07 AM

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