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Wednesday, June 06, 2007

ポリネシアの人たちの南米大陸到達は1407年以前であることの証拠

petroglyphポリネシアの人たちが太平洋を渡って南米大陸に到達したのは1407年以前のことだったことが証明されたと、6月5日のロサンジェルスタイムズが報じた。この事実の証拠とされたもの、それはチリの古代遺跡から発掘されたニワトリの骨だった。

imagename放射性炭素年代測定と遺伝子分析の結果、ニュージーランドの科学者がチリで見つかったニワトリの骨の起源がポリネシアにあることを突き止めたもの。遺伝子分析によれば、南中部チリ(Arauco半島の南の側の上の内陸のおよそ1マイル半)のEl Arenal-1と呼ばれている遺跡で見つかったニワトリの骨の遺伝子が、チリから8000キロ以上も離れたサモアやトンガのニワトリのものと遺伝子配列が一致していたのだ。遺伝子の配列はまた、ハワイやイースター島のニワトリともよく似ていたという。問題のニワトリの骨が回収されたチリの遺跡は、調査の結果西暦700年から1390年まで使われていたとされる。

かつてトール・ハイエダールというノルウェーの探検家がインカの人たちがいかだで南米からポリネシアに到達したことを証明しようと、ペルーからトウアモトウ語諸島への6920キロのいかだによる航海を100日以上をかけて成功させたことがあるが、それは、ポリネシアの人たちの航海技術の確かさを証明したものではなかった。南米原産のスイートポテトが西暦1000年頃にポリネシアのクック諸島で栽培されはじめたという事実と、ヘイエルダールの旅行は、インカの人たちがサツマイモを島へ持っていったかもしれないことを示したが、ポリネシアの島の人たちが南アメリカ大陸に来ることができたことを証明するものではなかったのだ。

カリフォルニア州立大学バークレー校には、南カリフォルニアの太平洋沿岸に暮らしていたチュマッシュ・インディアンは、厚板を縫い合わせて造るカヌーの作り方をポリネシアの人たちから学んだと主張する言語学者がいる。インディアンの人たちの使う釣り針とポリネシアの人たちのそれはただならない類似を見せる。

ポリネシアの人たちが南太平洋を渡って南米大陸に到達できたと考えるのなら、同じようにハワイから南カリフォルニアまで到達できていたとしてもおかしくないと思いませんか。ポリネシアの人たちは昔も今も偉大なる航海者たちなのです。

おりしも、ポリネシアのハワイからはるか西のミクロネシアを経由してホクレア(喜びの星)という名前の双胴のカヌーが、沖縄から日本列島にやってきています。今週の土曜日ごろには最終目的地の横浜にやってくる。この偉大なる太平洋の航海者たちよ!

source : Polynesians beat Spaniards to South America, study shows - Los Angeles Times

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Comments

土曜に来られるかどうかちょっと怪しい状況になっているようですが・・・。この記事面白そうですね。早速読んでみます。

Posted by: かとう | Wednesday, June 06, 2007 11:06 AM

ご無沙汰しています。
中野のNATIVE SPIRITの正木です。

これからゆっくり拝見させて頂きます。

またお会いできるチャンスがありますように
祈みたけおやしん
正木 大

Posted by: 正木 大 | Thursday, June 07, 2007 03:27 AM

先ほどは
北山さんのブログを見つけた興奮で
記事のコメントなく取り急ぎ挨拶だけで失礼しました。

僕は学者ではないので
思いめぐらせるロマンの根拠としては充分に楽しめるニュースだし、
信じたいです。

Posted by: 正木 大 | Thursday, June 07, 2007 08:37 AM

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 6月4日付でアメリカの学術雑誌に掲載された論文が話題になっています。 Storey, Alice A. et al. 2007. Radiocarbon and DNA evidence for a pre-columbian introduction of Polynesian chickens to Chile. Proceedings of the National Academy of Sciences Early Edition, June 4, 2007.  論文のタイ..... [Read More]

Tracked on Wednesday, June 06, 2007 11:54 AM

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