東北のアイヌ語地名と蝦夷語地名に興味がある?
「東北のアイヌ語地名と蝦夷語地名」をテーマにして第26回全国地名研究者大会が5月19日(土)と20日(日)に宮城県の松島町で開催される。大会の情報を伝える日本地名研究所(所長・谷川健一氏)のサイトには「地名に興味のある方はどなたでも大歓迎」と書かれている。
大会の情報を掲載した8日火曜日の河北新報の「アイヌ語地名ルーツたどる 宮城・松島で研究者大会」という記事には宮城県地名研究会の太宰幸子会長の言葉として「アイヌ語を話した人の足跡が東北の古い地名には残っている。伝承が消えつつある今が歴史を探る最後の機会。一般の方も地元の地名の由来を研究者に質問してほしい」という呼びかけが掲載されていた。
19日午前は、研究所の谷川健一所長が「東北アイヌ語地名の重要性」と題して基調講演。東北歴史博物館の工藤雅樹館長が「奈良・平安時代の東北と北海道」、アイヌ語研究家の村崎恭子氏が「東北に色濃く残るアイヌ語地名」をテーマに講演する。午後には地名研究会会員らが「秋田県仙北地方のアイヌ語地名」「石灰岩地帯の伝説とアイヌ語地名」「村山地方におけるアイヌ語地名」などの基調報告をしその後は討論会。日曜日には多賀城や瑞巌寺、塩釜神社の見学会も予定されている。
詳しくは日本地名研究所の最新情報サイトである「ここ」で。
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Comments
アイヌ語で「宇宙」のことを何と言いますか。そして「霧」は?
Posted by: Yoshihide Sakuragi | Saturday, June 09, 2007 03:01 AM
si-kanto-kotor シカントコトロ 宇宙。「シカント」は「天空」、「コトロ」は「面」。シカントコトロは「天空の面」これが「宇宙」のことと、萱野茂さんのアイヌ語辞典にはあります。なお「コトロ」の「ロ」は小文字になっていますが、日本語にはありません。
同様に、霧は「ウララ」で最後の「ラ」は小文字。霧雨は「ラクル」。
Posted by: Kitayama "Smiling Cloud" Kohei | Saturday, June 09, 2007 09:01 AM
突然失礼します。
偶然辿りつきました。
私たちの会をご紹介いただき、ありがとうございます。
アイヌ語地名については、まだまだ未知というか、
探しあぐねておりますが、
これからも調査を続けて行きたいと思っています。
掲載、ありがとうございます。
また、訪問させていただきます。
Posted by: yuki104 | Saturday, September 01, 2007 06:48 PM