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Tuesday, March 27, 2007

銀行に500ドルを借りに出向いたひとりのインディアンの年寄りの話

銀行員がさっそく所定の用紙をとりだしてじいさまに質問した。

「まずは、そのお金でなにをするつもりなのですか?」

「ジュエリーを街に持っていって売るつもりだ」

「ほー、で、担保はなにかおありですか?」

「担保? 担保とはいったいどんなものだ?」

「えーとですね、担保というのは、貸す金額に見合うだけの価値のあるもののことですよ。おじいさん、車はお持ちですか?」

「あるともさ。1949年のシボレーのトラックだ」

銀行員は頭を振りながら、

「では、家畜なんかどうです? なにか家畜はいませんか?」

「おお、いるともよ。馬が一頭いる」

「その馬は何歳ですか?」

「さあなぁ、もう歯がなくなってるぞ」

すったもんだのあげく、銀行員はなんとかそのじいさまに500ドルを貸すことにした。

それから数週間後のこと——

くだんのインディアンのじいさまが再び銀行に姿を見せた。

懐から紙幣をたっぷり巻いたものを取り出して

「ほれ、借りた金を返しに来たぞ」と言った。

そして銀行員にローンの支払い分を手渡した。

「残りのお金はどうなさるおつもりですか?」

銀行員からたずねられると、じいさまは応えた。

「ティピのなかにおいとくさ」

「どうです、うちの銀行に預金なさるというのは?」

「預金? 預金とは、なんだ?」

「わたしどもの銀行にお金の管理をまかせていただくことです。お金を使いたいときにはいつでも引き出せますから」

インディアンのじいさまはカウンターに身を乗り出すようにして銀行員に聞いた。

「で、あんたのところにはどんな担保があるのかね?」

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