エボ・モラレス・オン・NHK
ボリビアで初めて先住民族出身の大統領として、去年1月就任し、反米左派の姿勢で知られるモラーレス大統領は、来月5日から日本を公式訪問する方向で調整が進められています。大統領は、これを前に23日、ボリビア・ラパスの公邸でNHKなど日本のメディアとの会見に応じました。この中で、モラーレス大統領は、今回の訪問を機に日本との関係を強化し、特に医療問題や教育、それに道路などの社会資本の充実に日本からの支援を得たいという考えを示しました。その一方で、モラーレス大統領は、天然ガスなどエネルギー資源の国有化を進め、外国企業からは、経営の支配権が得られないなどとして投資をためらう動きが出ていることについて、「ボリビアの方針にのっとって投資をしたい企業はどの企業でも歓迎する」と述べて、日本からの投資もボリビアの考えに従って行われるべきだと強調しました。また、アメリカとの関係について大統領は「ボリビア側から対話を求める関係は崩さない」としながらも、同じく反米左派で知られるベネズエラのチャベス大統領とは、「政治、経済、軍事、あらゆる面でこれ以上ないよい関係を築いている」と述べ、連携して反米左派の勢力を広げたいという考えを示しました。
先住民の代表でもあるし、コカ農民の代表でもあるのだよな。ぜひ日本列島の先住民とも会ってもらいたいものではありませんか。どうでもいいけれど「モラーレス」はやめてくんないかな、NHK。
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Comments
グアテマラでも、リゴベルタ・メンチュさんが
大統領選挙に立候補するそうですね。
Posted by: たきの | Sunday, February 25, 2007 12:37 PM