南北のアメリカに橋を架ける——イーグルとコンドルの再会へ
イーグルが再びコンドルと共に空を舞うとき
朽ちることなき平和が南北アメリカに訪れ
世界の人類がひとつにつながるだろう
今年の3月19日から23日までの5日間にわたって、ペルーのチチカカ湖において南北アメリカ大陸のエルダーたちが一堂に会する「人間とはなにかを確認しあうための長老たちの集会( Elders Gathering for Humanity )が開かれる。この重要な集会にできるだけ多くの人たちの意識をむけてもらいたいとの願いをこめてこの記事を書いている。心良き友人たちにぜひ伝えていただきたい。
今という、暗黒のただ中にあり、しかしその先に夜明けの訪れを感じる祝福されたこのとき、人間が自分たちの母親である地球に、そして人間が人間にくわえている致命傷的な傷を癒すための要求が、いつになく高まりつつあることは間違いない。わたしが思うに、運命の分かれ目の時代のなかのこの年の3月、春分の日にもたれるエルダーたちの大いなる集会は、人類と地球に癒しをもたらす準備となるものではないだろうか。
このような地球を癒し人間を癒すことを目的とする集会は、世界各国の要人とされる心の貧しい政治家たちを集めておこなわれるたぐいのものではなく、精神的なるものと物質的なるものとのあいだに橋を架ける心豊かな人たちによるものでなくてはならない。そうした先住アメリカ人の智慧を守る人たちが、来たる春分の日にアンデスの高地の聖なる場所にできうる限りたくさん集まることを祈りたい。
この集会を企画した Institute for Cultural Awareness (ICA) の Earth Works For Humanity では最終的にかかる最低の費用(45000ドル)を集めるべく世界にむかって寄付を求めている。心ある人の献納を期待したい。
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Comments
余談ですが今年のWPPDはメキシコです。
Posted by: 朝日菜 | Monday, February 05, 2007 02:52 PM
メキシコかぁ。行きたいな。
Posted by: Kitayama "Smiling Cloud" Kohei | Monday, February 05, 2007 05:55 PM