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Friday, January 05, 2007

ラコタは親戚でも笑いあう

今月のピースな写真の解説でもすこし触れたように、ラコタとは言っても内側はいくつもにわかれている。ローズバッドに暮らすバール・スーの人たちのことを俗に「シカング」と呼ぶのだが、シカングの人たちはラコタの本流でもあるオグララの人たちとあまり仲がよろしくない。寄ると触ると互いの悪口を言いあい、互いを笑いのネタにしてからかいあう。きっとそれくらい仲がいいのかも。今回は典型的なシカング・ジョークをひとつ紹介する。笑いの矛先がむかうのはオグララの人たちである。オグララの人たちがローズバッドの親戚の家を訪れるとこうした話をしこたま聞かされるのだという。

そこで——

ひどく太ったために健康が不安になってインディアン保健局に駆け込んだあるオグララの男の話

医師が口を開いた。「2日間きちんと食事をしたら、つぎの1日は食事を抜いてください。1日スキップするのです。2日間食べてつぎの1日はスキップすること。これを2週間続けましょう。そうすれば今度ここに来るまでには確実に3キロは減量されていますよ」

忠告を聞いて家に帰ったオグララの男が2週間後再び姿をあらわしたのを見てくだんの医師は激しいショックを受けた。なんと2週間で10キロ以上もやせていたのだ。

「いや、驚いたなあ」と医師はいった。「きちんとわたしの指示どおりやったのですか?」

オグララの男がこたえた。「ああ、言われたとおりにしましたよ。でも3日目はきつかったな。死ぬんじゃないかと思った」

「そんなにお腹がすきましたか?」と医師に尋ねられてくだんのオグララの男がこたえた。

「いやいや、1日中スキップしているのがこんなにつらいとは思ってもいなかったからね」

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