ネイティブ・アメリカンの聖なる湧き水を破壊的な石炭の採掘から守るために声をあげよう
ピーボディWestern Coal社がアリゾナのブラックメサでの石炭採掘を拡大する許可を求めている件で、現在アメリカ内務省が一般からの意見を求めている。世界最大の石炭会社である同社は米連邦露天採掘局(OSM)から永久採掘許可を入手しようとしていて、計画が実行に移されると、沙漠という環境ではなにものにも代え難いいのちの水を何千億ガロンもホピとナバホの人たちの土地から吸い上げることになり、同じ帯水域の地下水から流れ出すホピの聖なる泉が壊滅的な被害をこうむることになるだろう。またネイティブ・ピープルの長老は「石炭は母なる地球の肝臓だ」と語っており、大地から石炭を取りだし続けることが地球に与えるダメージについても思いを馳せてほしい。地球に生きる人たちが、アメリカの政府に反対の意志と意見を伝える最終期限は2月6日。現在「STOP PEABODY!」をはじめいくつかのサイトから直接反対意見をアメリカ政府に伝えられるようになっている。いくつか見比べてみていちばんわかりやすかったのが「自然資源防衛会議(Natural Resources Defense Council)」の「Earth Action Center」のサイト。メールのアドレスや名前や住所を書き込んでクリックするだけでよい。世界中どこからでも意見を伝えられるようになっているので、今すぐに行動を。
http://www.nrdconline.org/campaign/nrdcaction_013007
ブラックメサにおける水資源を守り化石燃料採掘に依存しない先住民社会をめざす「Black Mesa Water Coalition」のサイトにも詳しい情報が掲載されている。
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