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Monday, January 22, 2007

スピリット・オブ・アロハ

eddie_would_go
78年スターナビゲーションという伝統航法を学んだナイノアをナビゲーターにすえて、ハワイアンだけでタヒチを目指したホクレア号は、悪天候のため初日に転覆、エディ・アイカウという伝説のサーファーを失っている。転覆したホクレアにしがみついていたクルーは全員救助されたが、パドルボードで救助を呼びにいったエディだけが帰らぬ人となったのだった。今ではハワイでは「勇気」をふりおこすときに「エディなら行くぜ」という言葉が日常的に用いられる。
from Hansen`s Mixi
昨夜遅く神戸から帰り着いた。神戸のメリケン波止場近くで行われたホクレアのスピリットを顕彰し、それを迎える人たちの意識を高めるためのイベントはとても盛況で、130人かそれ以上の人たちが訪れてくれた。海洋ジャーナリストの内田正洋さん、HALKO(桑名晴子)さん、岡野弘幹さん、西表島出身の歌い手・南ぬ風人まーちゃん、長野県大鹿村在住の歌旅人・内田ボブさんといったひとたちと(それぞれの仲間たちとの)ジョイントした豪華な——質素であるがスピリットある——イベントで、内容も盛りたくさんであって、おかけでたくさんの懐かしい顔とも出会えたし、新しい出会いも多くあり、気がつけばあっという間の9時間を港のわきの倉庫を改造したイベントスペースで過ごすことができた。前日当日と今回のイベントの企画構成演出や裏方として参加してくれた20名を超える仲間たちにお礼を言います。こうしたイベントをとおして、ホクレアとその精神がさまざまな困難を乗り越える試練の航海(ロンゲスト・セイル)を続けて、正しいときと場所において、その優雅な姿を見せてくれるまで、常にハートが太平洋航海の歴史と文化を祝う旅の途上にあるホクレアと共にある人たちが、いずこからともなくたくさん自発的に出現するといいな。

追伸 ホクレア号、アリンガノ・マイス号の2艘のカヌーは、マヌカ沖を航行中に舵を取る為の木製の大きなパドル(ステアリング・スウィープ)の柄に亀裂が入っているのが発見され、その補修のためにビッグアイランドのケアラケクア湾に投錨して補修作業中だそうだ。内田さんが、ハワイ諸島の周辺の航海が貿易風の関係で最もきついと言っていたっけ。

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Comments

9時間とは長丁場でしたね。素晴らしい会になったことと思います。この会からまた新しい力が生まれるのでしょう。

Posted by: 加藤 | Monday, January 22, 2007 at 11:08 AM

加藤さん どうもです。

ステレオタイプを打ち壊すために「縄文人の丸木船」という言い方を「ネイティブ・ジャバニーズのカヌー」と改めることをしつこく提案してきました。^^;  内田さんは、日本列島こそがもしかしたら地球各地に広まっているさまざまなカヌーの発祥の地ではないかと、心のどこかで思っているようでしたね。ホクレアは6000年の時を経てカヌーのふるさとに帰ってくるのかな。

Posted by: Kitayama "Smiling Cloud" Kohei | Monday, January 22, 2007 at 05:15 PM

北山さん、6時間にわたりほんとに盛り上がりましたね。お蔭様です。
ありがとうございました。ネイティブタイム4冊用意しましたが、あっという間に出てしまいましたよ。ホクレア特集の「Tarzan」は50冊用意したのが、残り9冊に。

波止場の倉庫だった、ただ単なる箱だったスペースが
昨日の一日あんな熱気に包まれた空間になるなんて、
想像してませんでした・・・準備に精一杯だったしなあ。

正確には入場者数146名。スタッフ30名。ゲスト及び関係者12名。
(おべんと43個頼んだんだもん)
おおよそ200名が集っておりましたよ。

今朝、内田正洋さんとお話したら、いったん出航したホクレアは、再び戻ったそうなんです。今日は、わたしはPCからお休みもらってたので、
まだ情報をつかんでいません。
明日からまた開店します。

Posted by: hopiseed | Tuesday, January 23, 2007 at 12:00 AM

以前、内田さんがブリティッシュ・コロンビアのスピリット・ベアの取材をして来られた時に、カナダではnativeという言い方がfirst nationsという言い方に置き換えられているという話題を紹介していましたね。私は縄文という時期についてもそれなりに本を読んでみたのですが、現在史料から判っている範囲内でも彼らがある共通性を持っていたと同時に、極めて多様な人々であったという解釈も可能な側面があるようです。例えば・・・・北米の先住民が「アメリカ・インディアン」という1つの民族では無いというのと同じような意味で、縄文期の日本列島人も1つの確固とした民族では無かったのではないかと、私は感じています。

そのように考えると、あるいは「日本列島の第一居住民たちのカヌー(canoes of the first nations of Nippon Archipelago)」というような言い方も、「縄文人の丸木船」という言葉が喚起するイマジネーションの乏しさを掻き回すパドルになるかもしれませんね。

丸木船や準構造船のような古い古いツールに特定のルーツが仮にあったとしても、史料からそれを明らかにすることは不可能だと思います。また、「日本列島がカヌーの元祖だ」と主張したところで、その主張を受け入れてくれる「カヌー仲間」は少ないでしょう。ですが、近代以前の日本列島の小型船の歴史を見れば、それが環太平洋の島嶼世界の各種のカヌーと同系統の設計思想を受け継いで来たことは明らかで、今回初めてポリネシア型の航海カヌーがやって来るというのは、意義深いことです。秋に民博で開催される航海カヌー展と合わせて、「縄文人の丸木船」が実はより大きな人類史の一部であるということが、一人でも多くの日本列島人に認識されれば、それは一つの収穫と言えるでしょう。

Posted by: 加藤 | Tuesday, January 23, 2007 at 12:59 AM

このイベントに参加させていただき、すばらしい人達に出会えたこと、
同じ時間を分かち合えたことに心より感謝いたします。
そしてこのイベントを準備してくださった多くの方々へ、
本当にありがとうございました。

Posted by: きよみ | Tuesday, January 23, 2007 at 06:31 AM

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